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▼ バリスティック96MMH TZ/NANO インプレ
- ジャンル:釣り具インプレ
- (バリスティック96MMH , タックル)
記録的猛暑も少し落ち着いた感はあるが、湿度が高く過ごし難い毎日。
予感は的中し、少しシーバスからは遠ざかっている。
こういう時は少し自分の釣りを振り返る様にしているが、今シーズンから使用している
ヤマガブランクスの
バリスティック96MMH TZ/NANO
について、インプレしてみる。
このロッド、ネット上でのインプレは多くない。少ない中から参考程度には確認していたが、ロッドを選ぶ基準として
・9ft以上のレングス
・強いロッド
・且つできるだけ軽いロッド
・人とは違うロッド
という観点で考えていた。そうやって色々迷った結果、シンプルながらナノアロイをブランクスに使用しているバリスティックに決めた。
自分の釣果範囲のサーフ、河口、河川にはもってこいで湾内もコイツで捌く。湾内小場所では多少不便だが承知の上。
Ballistick 96MMH TZ/NANO
14cm前後の大型ミノーを中心にメタルジグ・シンキングペンシル・ヘビーバイブレーションなどの重たいルアーをロングキャストするゲームに適した一本です。メインフィールドはサーフや小磯周りなどの大場所で、逆風の中でもしっかりとヘビールアーを振りぬけるシャープなキャストフィールで確実な飛距離を約束します。このクラスのロッドとしては取り回しも軽く、一日中のキャストにも疲れが溜まらずに集中力を維持できます。
というヤマガブランクスさんの説明文。
ほぼこの通りだと思う。
持った印象は 軽い の一言。
多少の先重りのバランスを取る為にエクスセンスCI4+4000MXGを選んだが、思い通りのバランスになった。
何より漆黒の組み合わせが気に入ってる。
<キャスト・操作>
うほ、飛ぶ!が第1印象。でもそれまで使用していたラテオと比べると10mとか劇的に変わるわけではない。振り抜きが軽いので、今までより少ない力で飛ぶ感じ。レングスも6インチ長くなったので当たり前っちゃあ当たり前か。
MMHというロッドパワーだけ見ると、剛竿のイメージがあるかもしれないが固い柔らかいでいうと印象は柔らかいだ。垂らしを取ったキャストでしっかり曲がってくれる。
キャスト後の収束はめちゃくちゃ速い。これはファイト中でも感じる高い復元力の恩恵。結果、キャストの軌道がブレない。
グリップが短く太いというインプレも見かけたが、確かにという思いもあるがこれは慣れの問題。
自分はニンジャリの連続ダートも、バイブレーションのリフト&フォールも全然大丈夫で、脇に挟むには短いので肘を掛けて安定させている。
適合ルアーウェイトは8gから38gと幅が広い。下はラザミンやブローウィン80Sなんかを難無く投げれる。1番振り抜き易いのは20gくらい。それ以上のルアーは垂らしを長めに取りベンチュラム気味に投げると、かっ飛びます。
<感度>
トルザイトリング搭載のチタンフレームKガイド。感度に関しては元々フィネスな釣りをするわけじゃないが、水の流れ、ボトムの質感(砂だとか石だとか藻場だとか)、ベイトとの接触、当然バイトもしっかり伝わる。もちろんこれはライン、リールによっても変わると思う。
トルザイトリングを使用するとよく糸鳴りの問題があるが、4本ヨリのPEだと少し気になる。今現在はCAEER HIGH6を使用していて、釣行毎にフッ素スプレーを塗布しているので全くストレスは無い。
ただSiCステンレスガイドから何か劇的に感度が上がったかというと、あまり体感はできない程度。96MMHというレングス、パワーの分トルザイトが感度を補助してチタンフレームが振り抜きの良さを助長しているかもしれないがSiCでも多分気にならないと思う。これがAGSとかだと体感的にも変わるかもしれませんが。
<ファイト>
バイト時はMMHという表記とは裏腹にもっちり粘りがあるブランクスが効き、魚の重みをベリーからバットに伝わる様に合わせを入れる。ここからがナノアロイの本領発揮といったところでは魚の負荷にしっかり曲がる。そこからブランクス自体が戻ろうとする感覚があり、結果魚を浮かす事がすごく簡単な上、メンタル的にも安心してやり取りできる。魚とのやり取りが上手くなったと思える程にね。
強いは硬いと思っていたが、それは全く違うという事がわかるロッドだ。
写真はセイゴクラスを掛けた時の曲がり。
この後バラしましたが、
<まとめ>
バリスティック96MMH TZ/NANOは
もっちり粘りのあるブランクスながら振り抜きが軽快なバーサタイルロッド。
あくまで個人的な意見だか、もし折れても同じロッドを買うと思う。エントリーモデルからステップアップしたかたちだか、体感できるのはトルザイトよりもナノアロイの凄さかな。今の自分のスタイルや通うポイントにほんと良く合ってる。
この先、1年半くらい獲れていないランカーシーバスと出会う為に頑張ってもらいたいタックルの紹介でした。
- 2018年8月16日
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