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親子珍道中 ベルリン 今夜の宿は

年の暮れ12月30日。
ツーリストインフォメーションでのやり取りに疲れ
ベルリンツォー駅にたたずむ。
ここからさらにベルリンオスト駅に向かう事に。
駅前にでも手ごろなホテルが無いものかとかすかな希望を抱いて。
駅のホールに出て何気に列車の案内表示板を見ると
NZの文字が。
NZ つまりナハトツークの略で
ナハトツーク、ドイツ語で夜行列車だ。
これだ!
ミュンヘン行きの寝台急行がある。
これならコンパートメントもあるはずだとチケット売り場に駆け込む。
ヨーロッパでは、日本のような「みどりの窓口」のような売り場で
売り場の係員と最短ルートや最安運賃のルートなどを探してもらうため
行列ができる事がしばしばある。
このしばしばに当たってしまい、列の後ろでやきもきしながら順番を待つ。
発車時刻までは十分時間はあるがコンパートメントが満席ならば
普通寝台か最悪普通シートしかない。
待つ事約30分ほど。
ミュンヘン行きのコンパートメントがあるか?
係りの人に今日の便のコンパートメントはあるかと訪ねると。
「ヤー」の一言。
やった。
今夜の宿は寝台列車だ。
一等車の二人用コンパートメントがあり、しかもシャワートイレと
朝食サービス付きだ。
僕たちはジャーマンレイルパスを持っているが乗車券は必要だが
割引がきくそして日本で言う寝台券の料金も必要だ。
でもバカ高いホテルよりましだ。

なんとか今夜の宿が確保でき
息子と待合室にたたずむ。
こちらの心配も知らぬ顔で息子はゲームに夢中だ。

このミュンヘン行きの寝台急行は意外な列車でした。




こんな車両でした。
これでピンときたら鉄道通でしょう
車輪の位置に注目!






天の助けか
目に止まった表示板
すこし見にくいが21時53分発ミュンヘンオスト行きのNZ 
16番線からの発車だ。


さらに見てゆくとENの文字はユーロナイトと呼ばれる
国際寝台急行 ミラノ行き



ここで少しドイツを発着する夜行列車について紹介すると

「ユーロナイト」
国境を越えて運行する国際寝台急行

「ナハトツーク」
主にドイツ国内を運行する寝台急行、しかし最近はパリやミラノ、ウィーンなど周辺国にも乗り入れているそうです。

「Dナハト」
ドイツからモスクワなど東欧に向けて運行している寝台急行。

「ウーアラウブ エキスプレス」
バカンスシーズンを中心にリゾート地に向けて運行している
ちなみにウーアラウブとはドイツ語で休暇という意味です。

「シティーナイトライン」
ホテルトレインと呼ばれる少し豪華な列車です。
2階建ての寝台車両がを使っています。

日本ではブルートレインというニックネームで知られる
寝台車ですがヨーロッパには色々な種類があり
寝台も日本で言うB寝台も三段ベッドありA寝台のような二段ベッド、そしてコンパートメントと呼ばれる個室があります。

車が持ち込めるように車両運搬用の貨車を連結したカートレインもあり
バラエティーに富んでいます。
特に「ユーロナイト」と呼ばれる列車などは運行する国の車両が使われ
ドイツ国鉄のみならずスイスやフランスなどの客車が混成で走る事
もあります。

さらに各列車には必ずと言っていいほど食堂車が連結されていて
フランス国鉄ならフランス料理やドイツ国鉄ならドイツ料理が
楽しめたり、日本ではもうほとんど味わえない
食堂車の料理が楽しめます。
なんといってもフランス国鉄の食堂車でドイツの風景を楽しみながら
フランス料理なんてヨーロッパならではの体験も出来ます。

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