【ターニングポイント２】低気圧前

春は低気圧が短い周期で日本列島を抜けていきます。
この時に南南西の風が強烈に吹き荒れ、毎年のことながら私の住む街は空が茶色に染まります。
何年か前にテレビでも紹介されていましたが、「日本一汚い空」と言われても「うんうん、その通り！」と思ってしまうほど、すさまじい砂嵐に見舞われます。

乾燥した関東ローム層にある広大な畑の土が僅かな隙間からも屋内に入り込み、花粉と黄砂と砂ぼこりのトリプルパンチ！
精密機械を作っている工場としても、本当に最悪な時期なのです。

でも、この砂嵐を見ると、「春が来たなぁ・・・」と心が躍ります。
釣り人として、春の嬉しい知らせ♪

さて、東京湾も3月上旬から徐々に水温を上げてきました。
新木場の外でも14度近くまで上がりますが、雨と返しの北風でまた10度以下へと下がり、そしてまた南風と強い日照と繰り返しながら、少しずつ平均水温が上がっていくのです。

そうすると、海の色も深い碧に変わり始め、2月ごろの重く冷たそうな（実際に水温が低いと重いのですが）海から、徐々に生命感のある「釣れそうな海」へと変わってきます。

以前ログにも書いたと思うのですが、所々にイワシも顔を出し、まだ全体的な数が少ない事もあり、釣果も安定する感じではありませんが、当てれば結構いい釣りになります。

そして個人的に、外の海と中の海を出入りするこれらのベイトの動向と、ちょっと沖合にとどまっている大量のシーバスがどうやってリンクしていくのかに、とても興味がありました。

3/中旬、ボチボチかなと思い、低気圧が来る前の日の「風向きが変わるタイミングの凪」を軸に、ボートで湾奥のシャローエリアと荒川河口沖へボートを出してみました。

この時期、昔は良く「ポツンとランカー」の釣りを旧江戸河口でやってましたが、それと同じ釣りをボートでやってみた感じです。

21：00～の下げ後半と上げ2分まで。

結果、3人で3ヒット。

やっぱりポツンと良いのが釣れたのです。

が、しかし。。。

その後は全く続かずに、低気圧の雨と共に風が吹き出したので上がりとなりました。

う～ん、おかっぱり（ウェーディング）でやっていた時のイメージでは、少し沖（9ｍライン）にはごっちゃり居て、何かのタイミングでシャロー（1ｍ以下）に入ってきたのを釣っていると思っていたんだけどなぁ。。。
実際には、沖にはベイトもシーバスも全く居なくて、シャローのセカンドブレイクと潮目の交差点で3本出ただけと言う・・・

なんだろね。
川かね？
沖のストラクチャーかね？
それとも時間帯？

と言う疑問をもって、今回は終了。

■タックルデータ

ロッド　Tulala　89ベイト
リール　CalcuttaコンクエストDC100
ライン　PE2号
リーダー　ナイロン30lb
ルアー　ハンドメ大