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▼ ブログで練習中
- ジャンル:仕事
それはたしか、数年前の冬でした。
村岡さんから「ちょっと相談したい事がある」と言われ、都内の飲食店であったときの話し。
「工藤さんがブログをやってる理由って何?」
まだSWANともfimoとも名前も決まっていない、「プロジェクト」と呼ばれていたころ。
う~ん・・・
言って良いものか悩みながらも私は告げました。
「ブログは国語の勉強ですw」
「は?」
「いや、ほら、ある程度のポジションの人を相手に営業するには、あまりにも言葉をしらなすぎるんで、小3のレベルからやり直そうかと思いまして(汗)」
これが私のブログ「ターニングポイント」の始まり。
とにかく、一瞬で消えてしまうような喜怒哀楽を、言葉で正しく表現する練習をしたかっただけ。
で、何を隠そう、いまだにそれが私の「ブログを書く」という動機のコアになっています。
相変わらず、誤字脱字は多い。
校正もほとんどしないで、「頭に浮かんだ事を殴り書き」するのがスタイル。
初年度は、「つぶやきレベル」でも良いから、365日書く事に挑戦しました。
思ったら書く。
書く事が無ければ、思う。
最後の手段は今日の昼飯ネタw
何かを伝えたいとか、どうでも良かったわけです。
アクセス数上げるとか、感動してもらうとか、そういうのは二の次。
でも、やはり続けていると、色々と悲しい思いもしたり、とっても嬉しいことがあったりするもんで、そのうちに「少し読み手のことも考えてみよう」と思うようになりました。
あまりにも痛々しい文章を直すのも、国語の勉強では大事な事ですし、なんと言っても本来言語はコミュニケーションツールですからね。
先ず最初に、「オレは」を「私は」に変更しイメチェンw
次に、非常に苦手だった、微妙な敬語を導入しました。
硬くなりすぎず、バカになりすぎず。
(文章書いていて集中してくると、敬語が薄れてきてめちゃくちゃになるのは悪い癖)
それは今でも続いているのです 。
途中、いろんなトレンドもありました。
2年前からは、「長文」に挑戦。
長文は、はたして本当に大変なのだろうか。。。
しかし、fimoにブログを引っ越して、憎き2000文字規制に出会い、最近はやや短めで且つ、理屈っぽい文章を目指してきました。
上手くいってるかどうかは解らないのですが、2ちゃんで「工藤は理屈っぽいから嫌われている」と書かれているのを見て、ちょっと嬉しくなったのは本音w
そして最近、「長文書ける人は文章力がある人だ」は、大きな過ちである事に気が付きました。
つうか、ダラダラ書くのは誰にでもできる。
その切欠は、某記者の文章との出会いでした。
彼は、思考及び人間性において、非常に重要な部位が欠落している文章を確信犯的に書くのだが、短い文章の中にこめる実弾の多さがずば抜けているのです。
交わされた言葉や出来事を文章にするのは、慣れた人ならばいくらでも出来るだろうが・・・彼はチグハグなパズルのピースを見事に繋ぎ合わせ、決められたスペースの中に必要とする景色を見事に作り出しているのです。
取材で一緒だった仲間が、「良くあれで取材として成立するもんだ」と・・・
彼の文章は一見は自己中心的で、重箱の隅にあった事実を「それが全てである」とぶちまける、ゴシップ系独特の雰囲気を用いているように見えます。
が、しかし、文章としては、実はものすごく「読み手のこと」を考えて作られているのです。
「ウソは書いてないもんねw」と「読者が楽しくない事を書いても意味がない」は彼が良く使う言葉。
出演者や自分の立場より、先ずは読者ありき。
「その正義は何人の屍の上に成り立っているんですか?」とは言いたくなるが(笑)
記事の内容は「このボケ、マジで死ねば良いのに」と思う事もありw
まぁ、プロだから。
と、言うのはたやすいが、それで済ませたくも無い。
先日の取材中に、文章力を上げる為には、どうすれば良いのかを相談しました。
恐らく私のレベルに合わせて、丁寧に「文章のレベル」の話しをしてくれたあと、しばらく間を切って言い放たれたのは・・・
「3行で伝えられる文章を作ってみれば?」
そしてこうも言った。
「ついでに言うなら、ブログとしては旧ターニングポイントのほうが正しい」と・・・
あぁ、やっぱりそれか。
それを言ったのは、あんたで6人目です(涙)
最近のトレンド。
一通り書いた後に、校正ではなく「余計な文章を消す作業」を楽しんでいます。
まだまだ恥ずかしい文章ばかり。
3行で伝えるには、あと何年かかることやら(涙)
- 2011年11月28日
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零戦とグラマンの関係です。
余談を省き、誤解を恐れない。
これで恐らく行数3分の1でしょう。
過大なエンジンも防弾板も外してしまえば軽やか~
kakuy
南極