動かぬルアーに生命を込めて

夜明けギリギリのタイミングで海沿いへ到着

そのまま海沿いを走らせ、エントリーする磯を探す

休日ということもあり、どの磯も先行者が入っている

さらに潮位と波の高さで入れる磯は限られてくる

しばらく走らせ、誰も入っていない磯を発見

波は相変わらず高く、釣り座には時折大波が来るものの、なんとか釣りは出来そう

贅沢を言ってられない状況なので、この磯で釣ることに


まずは足元やサラシをミノーで探り、様子を伺うが反応無し

次に沖目にダイペンやスキッピングで広範囲にキャストするが無反応

海は荒れ、水も濁っている状況に、魚は沖目には付いていないような気がした

気になっているのは右手に広がるサラシ

サラシの手前には磯のスリットから波が払い出している

唯一そのポイントのみがこの磯で"生きている"ポイントだと感じた

ルアーケースから取り出したのはシンペン

これをサラシの向こう側へキャスト

ロッドを立て、ゆっくりとリトリーブ

払い出しに差しかかった頃にリトリーブを止め、払い出しに乗せてドリフトさせる

サラシに揉まれたベイトが払い出しに流れていくのをイメージし、ルアーに生命を吹き込む

出るならここしかないと数投キャストする


するとドリフト中で表層を漂っていたルアーに水柱が上がり、ロッドが引っ手繰られた

即座にフッキングし、ラインを回収する

もしかしたらヒラスズキかと期待するが、魚は素早い動きで根に突っ込む

この時点でヒラスズキではないと判断

ドラグを締め、一気に差を詰める

足元まで寄せると足元の根に突っ込むのは分かっていたので、一歩前に出て根ズレないようにロッドを前に出す

根際の攻防をしのぎ、波と共にランディング

8muug2icxau5pr6zr7pi_480_480-a2dba1a8.jpg

70cmちょい。技ありのヒットだ

また一つ、ショア青物の狙い方を知れた

大きなダイペンを振り回すのがショア青物

小さなシンペンを流れに送り込ませるのもショア青物

豪快さと繊細さが両立するこの釣りに、魅力は尽きない


78kv24jj7obaimgt8srj_480_480-f87df03a.jpg

TackleData

Rod:MC works WILD BREAKER 109HR/S
Lille:Daiwa Saltiga 4500H
Line:VARIVAS CastingPE SMP 70lb
Leader:Daiwa SALTIGA Leader typeN 70lb
 

コメントを見る

アダルティー中谷さんのあわせて読みたい関連釣りログ