【Dr.TJの釣れない日記】釣果は海のご機嫌次第…な湘南メッキ

　さて今回は、昨日アップした釣行記の続きになります。今回も極楽とんぼさんと示し合わせて湘南まで出かけてきた記録です。実は10月後半、三日連続で出かけてしまいましたその模様を残しておきます。
　まず最初の日。この日も午後からの釣行でした。午前中の早い時間の内に私用を済ませて出かけます。なので今回も途中でラーメン食って行きました。厚木の『味噌らーめんくまおやじ』です。

　「塩らーめん(840円)」

　「餃子(250円)」
　塩らーめんは限定メニューです。味噌味が一押しのこの店ですが、限定メニューが度々提供されています。
　塩ラーメンと言うと、寝ぼけた味になってしまうケースがありがちですが、このスープはベースの動物系出汁（恐らく豚ガラが主体と思われる）がしっかりしていて、飲み応えのあるものに仕上がっています。やっぱり出汁濃度って大切なんですよね。それでいてくど過ぎない。塩ラーメン特有の穏やかさがあって飲みやすいスープです。なかなか旨い。
　麺は加水率中等の中太ストレート麺。近年はとんでもないゴン太麺が当たり前のように存在するので細目に感じられますが、ふた昔前だったら太麺の部類に入るもの。札幌ラーメンの系統では、アツアツスープの中でもダレにくい加水率高めの面が選択されるケースが多いですが、この店の麺はそれに比べると加水率低め。しかし適度にスープを吸って、私の食べるスピードなら伸びてしまう事もありませんでした。スープによく合う麺が選択されています。
　そしてこの店のメニューは共通で、チャーシューのボリュームが素晴らしい！圧力釜で炊かれたと思われるロースチャーシューは、ほろほろと崩れるほど柔らかく、大判のものが２枚も入っています。味付けはとても優しく、スープの邪魔をしません。また、玉子焼きが入っているところが珍しいですが、札幌純蓮の影響かな。
　ちなみに餃子は、出身の『小林屋』のタイプを踏襲したもので、この価格で手作り。内容的にも満足できるものです。
　このボリューム、内容でこの価格は素晴らしい！個人店で、本当によく頑張ていると思います。

【店データ】
『味噌らーめんくまおやじ』
住所：神奈川県厚木市岡田2-1-2
電話：046-227-3377
定休：火曜日
時間：10:00-19：30(LO)

　さて、ラーメン食って腹いっぱいになったところで出撃です。この日はサーフを中心に釣るつもりでした。ですが、先ずは様子見で、一番近いポイントの護岸からスタート。海は少々うねりがありますが、比較的穏やか。先ずはタックルケースの肥やしになっていたMegabass/GH46 HUMPBACKを試してみようと取り出します。この日はサーフがメインのつもりだったので、大して釣れる気もしないまま、適当に5カウントほど沈め、適当にトウィッチをしていました。そして本当に不思議なもので、こんな風に適当に釣っている時に限ってバイトが出ます。3，4投目くらいに、ちょっとよそ見をしながら適当なトウィッチをしていると、唐突にガツン！と強烈なバイトが出ました。一瞬ダツを掛けてしまったのかと思ったら、ボトムに向かって疾走する力強い引き。間違いなくメッキです！いきなり釣れてしまいました。ところがピックアップしたところで安心したのがいけなかった。バーブレスなので魚がポロリ。そのまま海にお帰りになりました。
　しかし魚がいることは分かりました。そこで気合を入れ直して釣りを再開するわけですが…バイトが出ませんorz
　さっきの魚ははぐれメッキだったのか…なんだか諦めモードになって行きます。必然的に再び釣り方が適当になり、そろそろ本命のサーフに移動ひようかな…なんて考えていました。ところが不思議なもので、こんな時に限ってバイトが出ます。遠くの方でダツが円を描いているな～なんて明後日の方向を見ていたら、突然トウィッチする右手首を引っ手繰るような強烈なバイトが出ました！こいつも良い引きしてくれます。

　何と手尺で測って23，4㎝の良型ギンガメッキでした！ここで極楽とんぼさんに「釣れてるぞ！」のメッセージを送ります。その後も3度くらいバイトが出て、何れも良型と思しき素晴らしいファイトだったのですが、何とすべてバラしてしまいましたorz
　このルアー、切れの良いダートをしてくれて、D-CONに代わる新たな武器になるかと期待しているのですが、トラウト用なのでフックが細軸過ぎて、メッキが相手だと伸ばされてしまいます。フック交換必須ですね。
　その後極楽とんぼさんと合流したのですが、すっかりバイトが出なくなってしまいました。なので予定通りサーフへ移動。

　空はどんよりとしていますが、前回と違って時折晴れ間が見えます。

　いや～、すっかり秋空ですね。
　海は穏やかだし、きっと釣れるだろうという予想は見事に外れ、メッキからの反応は全くありません。時々ダツ特有の変なバイトがあります。そんな中、ルアーが波打ち際のブレイクに差し掛かろうとしたところで、引っ手繰るようなバイトが出ました。なかなか手ごたえのあるこの魚は、いきなりジャンプ！セイゴですね。

　銀ピカのヒラセイゴでした。手尺で測って30㎝足らず。ですがヒラスズキはマルに比べてファイトが強烈で楽しい。
　それにしてもメッキからの反応は皆無です。う～ん。まだサーフメッキは始まらないのか…と、半分諦めていました。なので適当に釣りつつ護岸まで歩いて移動して、そこでダメなら諦めようと思っていました。ところが本当に不思議なもので、こんな風に諦めモードに入っていると、何故かバイトが出ます。歩きながら、ラインスラックを出すことを意識しながらトウィッチしていると、出し抜けにガツン！と強烈なバイト！

　波打ち際を上手くやり過ごし、寄せ波に乗せてランディング。20㎝オーバーのギンガメッキでした。ヒットルアーはJackson/Pin tail tune 6。今では廃番になってしまった貴重なルアー。なぜか好きなルアーに限って廃番になります。是非、復活を希望！
　その後もう一度だけ、サーフでメッキを掛けましたが、波打ち際で急に引き始めてドラグが鳴かされ、引き波に乗られて痛恨のフックアウト！今のはきっとナイスサイズだったな…。その後はサーフは沈黙し、埒が明かなくなったので護岸まで移動。ここでも最初は苦戦しました。しかしメタルジグでボトムをネチネチと探っていると、細かい縦ジャーク中にガツン！と言う反応

　20㎝オーバーのロウニンメッキでした。

　その後、連発はしませんが、コンスタントに当たってくるようになりました。

　どうも魚はボトム付近に張り付いているようです。っで、こいつに口を使わせるのがなかなか難儀なのです。極楽とんぼさんの考察では、ボトムで左右に激しくダートする動きに反応が良いそうで、それが表現できるルアーがなかなかないのです。そこでいろいろ探した結果、TACKLE HOUSE/ROLLING BAIT Lipless Windcustomに辿り着きました。小粒で横っ飛び出来るこのルアーは貴重です。ワインドさせて、一瞬のポーズを入れたその瞬間に食ってくるケースが多いです。

　ポイントは、ボトムを切りすぎない事ですね。いかに横のダートが得意なルアーとは言え、リーリングし続ければアングラーが立っているレベルまで浮き上がってくるわけです。そうならないように、常にボトムを意識するのが重要なのです。

　日が傾き始めると、魚が上ずってきたようで、中層でも当たり始めました。この魚はSMITH/D-CONTACTⅡ50で。

　いよいよ夕まずめです。

　メタルジグでも1尾。

　何故か最後は再びボトムでしか反応しなくなりました。風が強くなって、ラインが煽られてルアーが思うように動いていなかったからかもしれません。この日は何とかつ抜け出来ました。

　さてその翌日、この日も午後からの出撃です。前日同様、サーフの釣りを中心に考えていましたが、案の定サーフでは反応が無く。延々と歩いて、昨日と同じ護岸までたどり着いてしまいました。既に極楽とんぼさんが釣っていました。何と先を越された！

　この日もうねりが残っています。先ずはサーフで使っていたルアーをそのまま投げてみるも、全く反応が無いので早々にメタルジグへローテーション。その数投後、横方向に早めのジャークで誘っていたメタルジグにガツン！とヒット！

　手尺で測って余裕の20㎝オーバー。立派なロウニンメッキでした。

　同じメソッドで釣れなくなったので、今度はドリフト気味に潮に乗せてフワフワさせると、モシャモシャとしたバイトが出てヒット！さっきと同じくらいのロウニンメッキでした。
　しかしその後が続きません。なのですっかり飽きてきて、もう一度サーフに移動。

　時折うねりによるセット波が来ますが、釣り自体は問題なく出来ます。ところが全くと言っていいほどバイトが出ません。

　やっと当たった！と思ったら、何とも変な引き。案の定ダツでした。リーダーガサガサorz…本当に厄介者です。サーフでは全く埒が明かないので、再び護岸で釣ります。

　極小のメタルジグを放り込むと、連発はしませんがコンスタントに当たってくれるようになりました。

　ここまででつ抜け達成です。悪くない釣果です。そして西の空に日が傾き始めると、魚の活性が上がってきたようで、バイトが連発し始めました。そこでミノーにローテーション。SMITH/D-CONCEPT48 MDや…

　昨日良かったTACKLE HOUSE/ROLLING BAIT Lipless Windcustomでコンスタントに釣れます。　

　後半はSMITH/D-CONCEPT48 MDが当たりルアーになりました。ジャークしても浮き上がりにくいこのルアーは、足場が高い場所や水深のあるポイントで重宝します。

　最後はすっかり暗くなるまで釣れました。この日は25尾くらい釣ったはずです。良い釣りが出来て満足でした。

　さあそして三日目です。この二日間良く釣れたので、調子に乗って出かけました。本当は少しは仕事もしなければそろそろヤバいのに＾＾；
　極楽とんぼさんと相談したのですが、どうもこの日は海が荒れ気味。昨日までは穏やかだったのに…分からないものですね。かなり迷った結果、私は前二日と同じポイントに入ってみることに。極楽とんぼさんは遠く離れた全く違う護岸ポイントを調べて来るとの事。

　本当はサーフで釣りたかったわけです。

　こうして写真で見ると穏やかに見えるのですが、実際には前日までに比べるとかなり荒れていて、波足が長くて非常に釣り辛い。かなり引いた位置からのキャストになるため、ブレイクの向こうまでルアーが届いていません。なのでサーフを諦め、昨日まで良かった護岸で釣ってみることに。
　開始早々はミノーのトウィッチでサーチしましたが、当たる気配がないのでメタルジグに変更。すると数投目で結果が出ました。ジャークを入れながらの横引きでガツン！

　ナイスサイズのロウニンメッキでした。手尺で測って23㎝くらい。このサイズのロウニンメッキになると、素晴らしいファイトです。
　ところがここから先が続かなかった。およそ2時間以上バイトなしorz
　こうなったらミノーです。釣れない時こそ好きな釣りをするのが私のモットー。すると数投目で結果が出ました。

　SMITH/D-CONCEPT48 MDで20㎝オーバーのロウニンメッキをゲット。既にローライトに差し掛かっていたこの時間帯。このまま連発モードに入るかと思いきや…またしても海は沈黙。
　しばらくすると、Sさんがやってきました。そのSさん、苦戦する私を尻目に、メタルジグでコンスタントに釣ってます！なので私もそれに倣い、メタルジグにローテーション。

　この魚も横方向のジャークで仕留めました。しかしなかなか後が続きません。

　時折思い出したようにバイトが出ます。

　この日はギンガメッキが中心。サイズは20㎝前後でした。

　最後の最後、あまりにも釣れないのでTACKLE HOUSE/ROLLING BAIT Lipless Windcustomにローテーションすると、その1投目でいきなり強烈なバイト。手尺で測って25㎝近いロウニンメッキが釣れましたが、結果はこれまで。
　17：00、すっかり暗くなって撤収です。いや～、前日まで調子が良かったのに、釣果なんて海のご機嫌次第ですね。

　でも、この三日間はそれなりの釣果を出すことが出来て楽しい三日間になりました。また海の状態が良くなったら出かけるつもりです。

【Tackle Data】
Rod    ：SMITH/BAYLINER BL-702ML/MK
Reel ：Shimano/19Vanquish C2500SHG
Line    ：SUNLINE/Small Game PE-HG＃0.6
Leader：Fluoro carbon 6LB
Lure    ：SMITH/D-CONTACT50
SMITH/D-CONCEPT48 MD
SMITH/D-CONTACTⅡ50
SMITH/D-CONTACT63
SMITH/D-CONTACTⅡ63
SMITH/AKM48
SMITH/WAVY 50S
Jackson/Pin tail tune 6
Jackson/Trout Tune HW
TACKLE HOUSE/Buffet DORAS BUDR43
TACKLE HOUSE/SHORES TYLOMINNOW
TACKLE HOUSE/SHORES Pencil Popper
TACKLE HOUSE/ROLLING BAIT Lipless Windcustom
PALMS/BitArts Degree
DAIWA/T.D. Salt Pencils
Bassday/CRYSTAL POPPER 55S
Bassday/CRYSTAL POPPER 30S
TIEMCO/Red Pepper Micro
Megabass/GH46 HUMPBACK
Megabass/MAKIPPA 10g・20g
Metal jig/5～10g