【Dr.TJの釣れない日記】大波・極寒・強風…三重苦の湘南にて

　嫌な予感があったのですが、先週末は結局土日とも仕事になってしまいました。出来ることなら土曜日に釣りに行きたい…という思いも叶わず。
　しかし本日月曜日、本来入る予定だった仕事が昨日夕方のメールで突然延期になりました。現代は仕事の連絡もメール一本で済ませる時代。便利になったのかあるいはいい加減になったのか…
　さて何しようかと酒を飲みながら考えるわけですが、前々回の釣行でロッドティップがおかしくなった新しいロッドが帰ってきたので、せっかくだから釣りに行こうと考えます。しかし…夕方見たライブカメラの映像では、湘南の海はどこも荒れていました。
　いっそのこと三浦方面に出かけてアオリイカとライトゲームを同時進行なんていうのも考えましたが、酔っぱらった頭ではどの辺で釣るのか詳細を考えるのが面倒くさくなって、結局いつものように湘南へ。

　今日はいつもよりもちょっとだけ早く到着しましたよｗ
　6:20amに現地到着。ウエーダーを履いてタックルをセットし、浜辺にエントリーしたのは6:40am。ちょうど日が昇り始める所で、釣り人以外にも日の出を撮影に来た方が沢山いました。
　それにしても今朝は寒かった！途中、車を走らせながら外気温を確認したら…-2℃？？？
　自分の車の電気系統はどうも信用できないので、どうせそんなに低いことはなかろうと高を括っていましたが、ラジオのDJが解説する6:00am現在の海老名市の気温は何と-3.7℃！！！どおりで寒いわけだ！そんなこと言われたら急に寒気が襲ってきた！
　なので今日はホカロンをお腹と背中に装着。靴下2重、ネックウォーマー着用という用意周到さ。しかし着ぶくれで動きが鈍くなりますね。しかも肩がこる＾＾；
　さて早速ランガンを開始するわけですが…どこも波が高い！湘南の海岸線というものは実際にそこを歩いてみると良く分かるのですが、波による浸食が激しいために水面に向かってすり鉢状になっている所が数多くあります。海が荒れるとそのすり鉢を波が這い登り、引き潮がウエーダーのかかとあたりの砂をえぐって行くのです。これが曲者で、油断すると倒されます。特に傾斜の激しいところはおっかなびっくり釣ることになります。

　これは頑張って良く撮った！と自分を誉めたい写真。波打ち際でこれだけ波が立ち上がると、まともに巻き込まれたら本当に危ないです。
　…っで、TJ頭から被りましたorz
　油断してました。危なくコンビニで買ってきたおにぎりまで流されるところでした。

　晴朗なれど波高し…内陸とは違い、日が昇ると結構ポカポカしてきました。ホカロンも効いているかなｗ
　しかし波が収まるタイミングを見計らって頑張ってキャストするも魚からの反応は全く得られません。ちょっと無理してキャストし、沖合で大きな波が立ち上がったので避難している間に根に巻かれてAKM48犬死しましたorz

　いやいや天気だけは良いのですがね…波が高い上に風が強くなってきましたよ！
　天気予報の通り、だんだん西寄りの風が強まり、時折推定5～7m/sの強い風が吹きつけます。それに伴い、一度はおとなしくなってきたかに見えた波が更に元気になってきました。
　予報では、波は午後から収まって行くらしいのですが、ここが考えどころです。今シーズン実績の出ているこのエリアで波が落ち着くことを祈りつつ粘るか、または大きく移動して少しでも釣りやすい場所に移動するか…
　結局、絶対に安全だろうと思った場所に置いていたおにぎり入りのコンビニ袋に波が被ったことで移動を決心。昨シーズンから気になっていた某突堤に向かって大きく西に移動することになりました。

　この辺まで来ればちょっとはましなのでは？と思っていましたが、現地に到着してみると、遠浅なため波は先ほどまでのポイントに比べれば比較的穏やかに感じられるものの、西風がいよいよキツイorz
　なので極寒です。ホカロン入れていて本当に良かった。
　突堤先端はさすがに波が洗って危ないので近づけません。仕方なく中央付近まで歩いたところでキャストを開始しますが、まともな向かい風でD-CONが15m位しか飛びませんよorz
　何とかミノーで釣りたかったのですが、風に負けて釣りにならず。そこで昨年覚えたメタルバイブレーションとジグの釣りに変更。
　最初はメタルバイブレーションで深いレンジを中心に横に探って行きますが、昨年あれだけ渋い中で爆発的な活躍をしたこのルアーには全く反応がありません。そこで今度はメタルジグで。
　最初は出来るだけシルエットの小さなジグを使っていましたが、波がある上に風が強く、浮力の強いPEラインは煽られて思うようにジグをコントロール出来ないことから、タングステン素材の重量のあるジグで広範囲をサーチします。
　これでダメなら今日はない。さすがに自然には勝てないな…と思っていたら、ほんのかすかながら明らかに生命感を伴ったバイト！
　ちょうど沖目に、荒れた海の中にぽつねんとある弛みがあったのでそこを引いていたところ、今度はカツカツという喰っている感触！スウィープに合わせを入れると、しっかり乗りました。
　最初は小さい魚だと思ったら、突然強い突っ込みを見せ始めました。凄いトルク。ドラグが鳴きます。しかし障害物の少ない所だったので強引に勝負。

　この渋い状況で良く出てくれた！
　傷一つない美しいオニヒラアジでした。

　ちょうど25㎝。今シーズン最大ですｗ

　ミノーでの釣りの場合、ロングジャークなどスローな釣りを除けばバイトは明確に出ます。ルアーを動かし続けるわけですから、手元にガツンと！
　しかもメッキの場合、その衝撃の大きさに魚の大きさは比例します。ところがジグの釣りでは、話が変わります。ラインスラックを出しているところに喰ってくるケースが多いので、魚が大きくても非常に繊細なバイトなのです。誘って掛けて獲る釣り…トウィッチ時のガツンと言うアタリも快感だけど、この釣りも奥行き深く楽しいｗ

　その後も時折ですが、バイトが得られます…
　なかなかヒットに持ち込めないもどかしさの中、非常に繊細なバイトを取ってヒット！…なんか変…？

　って、やっぱりお前か！

　その後一時間ほど粘るもついにヒットさせることは出来ず…
　11：00am。相変わらず寒く、風が強く、いよいよ波が高くなってきたので撤収。
その帰りしな、なぜか浜辺で思い切りぶん投げたくなって思い切りキャスト！
　…
　…
　…
○|￣|＿
　リーダーの近くから切れて吹っ飛んで行きましたよorz
　先ほどメッキを釣ったジグが殉職です。合掌。

　今回は体力的にも精神的にもかなりきつい釣りでした。
　もうそろそろ群れが大きくなっても良いのだけどな…
　取り合えず今回はロッドのメッキ入魂やり直し成功と言うことで＾＾；

【Tackle Data：Light Tackle】
Rod ：Major Craft/VKS-S68L/SFS
Reel ：Shimano/11TWINPOWER 1000PGS
Line ：PE＃0.3
Leader：Fluoro carbon 6LB
Lure ：SMITH/D-CONTACT50
　　　　SMITH/AKM48
SMITH/WAVY 50S
　　　 Jackson/Pin tail tune 6
　　　 SMITH/D-Soare Metal shot/ TGJT-010T

2012年12月10日
コメント(4)

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こんばんわ～～

昼間スマホから見てたんですがコメントできないですいません（´Д⊂

最近天候というか爆風の日が続いてますよね。ライトリグだと飛距離が残念な結果に・・・・・。
メタルジグの釣りこっちのほうが、釣った！！という感触が強そうですねｗでも、こういうアタリって爆風だと・・・・・・・。そこのアタリ取っていくのか・・・・・・・奥深いですね！！

海の魚とはとことん相性が悪い自分。。。今度ガチにつり方教えてくださいｗ

2012年12月11日

魔法技術者＠珍士

滋賀県

Dr.TJ

神奈川県

>ふろど@arcさん　こんばんはｗ

いやいやご謙遜をｗ
シーバス十分に釣ってるではありませんかｗ

メタルジグの釣り方にもいろいろあると思います。
青物狙いなら高速リーリングや高速ジャークが一般的だと思います。メッキもそのメソッドで釣れます。しかしシーズン後半は単純な釣りではなかなか釣れないのです。
昨年魚竹さんら湘南の達人たちに、ジグを使ったスローな釣り方を教わりました。これが効きます。
具体的には、私の今年一番最初のブログに書きましたが、簡単に言うとアオリイカのスラックジャークの要領なのです。それからナチュラルドリフト。
まったく仰る通りで、ルアーの性能ではなく、自分が演出したアクションで釣るので、釣った時の満足度が高い釣りです。
キモは、動かしすぎないこと、そして意識してラインスラックを出す事です。ミャク釣りをしていると思っていただければ分かりやすいかも。
これはミノーでの釣りにも応用できますので、ぜひ試してみて下さいｗ