『湾奥』の鱸 (2014.12月)②

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温度計の意思表示が10℃未満なのとは裏腹に、

まだまだ指が千切れそうなほどの極寒ナイトゲームではない12月序盤の湾奥。


徐々に指先が痺れ始めてくるのは5~6℃を下回った、

北西~北の風がしっかり寒気を纏った頃から。

その寒気を引き連れた気圧の谷間がすっごい冷たい雨雲を運んで来ては、

外気温を一気に下げていく様子。

この後の釣行はひどいくらいに辛いのが常で、

風裏と言っても底冷えは容赦ない。


なので、

なるべくそんなキャストもままならないような修行釣行は避けたい、

やや寒気緩い日の夜。



2014年 12月序盤の湾奥

湾奥の小場所にいつまでイナッコが居着いていられるのか、

正直なところよく『知らない』。

例年なら西の湾奥で11月下旬には見つけきらなかったし、

とても『魚を出す』ことも叶わなかった。

けれど、

思っている以上にスズキやベイトは居るもので、

昨年より今年、

今年より来年、

獲れる魚の範囲が拡大していけることを実感出来れば、

入段者→初段者としてはまず合格ではないかと。


なので、

昨年『居なかった』と思っていたが『魚は居る』。

そう確信していけるようになる作業。

1匹、1本が非常に嬉しい釣行。

そんな日が続く。


プラグは昨シーズン以前より変わらずスーサン。

下げ序盤の『引き潮』+『北風1~2』+『排気流?』で一気に時合いを作る流れが印象的なタイミング。

無駄撃ちしない『明暗スライド』に活性高い先発が早々にHIT。

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23:03 明暗・明部にてアタックしてくる様子が活性具合を物語る


間違いなく時合い真っ只中。

残念ながらその始まりの始まりを見極められなかったということは、

『-数分』を誤差修正する必要があるようで。

けれど、

その『-数分』が何なのか?要因をしっかり把握しなければ、

その誤差修正はあまり正確性がない。

湾奥・港湾での通年の課題。


まだ手前側でシェイク1発でバラして、同じ位置で2本目がHIT。

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23:06 間髪入れずに同じ群れからHIT。水面シェイクにも群れが散って無い。


時合いの流れはまだまだ続く。


この『時合いの流れ』とは何なのか?

同じ流速でも釣れる・釣れないのタイミングがはっきり分かれる。

地形や潮位の要素が入り組んでいるという。

『水面が違う』のは間違いないのだけれども、そこはまだ。

見極めたいね。


前側は反応しなくなっていよいよ狭い幅でも流芯域側。

パターンは同じ、手返し勝負。

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23:10 短い時合いに合わせてNOネットでテンポ良く。活性は最高潮。


流芯側に撃ち始めてサイズもやや良くなる。

上の階級はより『良い位置』に居るっていうことか。

最後に今夜最大。

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23:14 流芯ど真中、明暗・ちょこっと暗部側にてHIT。


しっかりした流れが終わらないうちに、

足場の高い対岸へ。

けれど残りの奴は陸に揚げることが出来ずフックアウト。

残念。


気が付けばこの短時間で水位もガッツリ落ちて流れも緩む。

水面の雰囲気も穏やかに。

再び『時合い』がくるのはもうしばらく『吸気流』が水位を溜めてからだと思われる。


本当ならばそんな『時合いではないタイミング』でも『居る奴を出しにいく』のが、

『SMASHの極み』…のひとつだと考える。

けれど、

そのレベルの話が出来るのはまだまだ随分先の事になりそうな訳で。



『釣りを面白いと思わせる要素』、

まだまだ知らないこと山の如し。海の如し。

寒い寒いとコタツの中で丸くなっている場合ではないシーズン到来である。







 

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