メッキの誘惑 ハンドメイドルアーにラッピングメッキシートを試す

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新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。

私にとっての2019年は、ハンドメイドルアーでの成果が少しずつ出始め、自分なりの新たな可能性が見つかり充実した一年だった。同時に課題がはっきりとしてきたので、2020年はそれらと向き合いながらさらに磨きをかけていきたいと思っている。

釣りの方はというと。

年末はホームグラウンドの磯でヒラスズキを。
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年始はサーフでヒラメを。
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と、こちらも年末年始はなかなか充実した時間を過ごすことができたのだが、残念なことにどちらも市販ルアーによる成果。まだまだハンドメイドはここぞの一軍になれていないのが現実。つまり未完成であるということ。アクションや強度、飛びや引き心地に至るまで、完成までの道のりは長く遠い。




そんな中、仕上げについては面白い素材を手に入れたのでここで紹介したいと思う。

こんなもの。
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以前からメッキ処理には興味があり、それっぽいスプレー塗料やネイルで使われるミラーパウダーなどを試してはいたのだが、今ひとつ使いこなせずにいた。そこで見つけたのがこれ。「曲面対応」とある通り、常温で伸びる性質のあるこの粘着シートは車のパーツなどのドレスアップに使われるらしく、耐候性も期待して購入してみた。

試しに市販ルアーに貼ってみることに。
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塗装を丁寧に剥がし、下地をペーパーで整えてからレジンコートを1回。その上からメッキラッピングシートを貼ってみる。

まずは背中から。
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あおっ!いきなりメッキ感が!

そして側面、腹側を続けて貼っていく。
シワが寄らないように、少しずつ伸ばしながら。
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なかなかいい感じだ。
自分がうっすら映り込むほどで面白い。

仕上げの目玉はオリジナルで。
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ハンドメイドでフルメッキが完成してしまった‼️

多少の慣れは必要だが、熱をかけることもなく作業できかなり手軽な印象だ。またシートの継ぎ目はどうしても避けられないが、色柄の工夫で目立たなくすることはできる。これは今までのハンドメイドにはなかった感覚かも知れない。下地をもっと丁寧に磨いていればさらに鏡面性は上がるだろう。

続いてハンドメイドのダイビングペンシルに応用してみる。今度はインクジェットのホログラムシートと透明シートを重ねて色柄表現にトライ。
顔と背中の色柄をプリントして用意。
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半分ウッド、半分メッキ。
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続けて反対側と背中、お腹を貼っていく。
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フルメッキ状態。
この時点でもはやウッドには見えない。
曲面へのシートの追随はなかなかのもの。

フルメッキの上から色柄シートを重ね貼り。
目玉はレジンを乗せて奥行感を出す。
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完成!
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アクションはまだ不明ながら、なかなか釣れそうな仕上がり。魚からの反応が楽しみだ。
※コーティングはレジンを使っています。
セルロースやウレタンなどのコーティング剤との相性は確認してませんのでご了承下さい。

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