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▼ 新作試投釣行
- ジャンル:釣行記
前回のブログを書いた翌日。
“ロッドホルダーと言えば、巣山技研”の「ER」さんより
http://www.suyama-er.co.jp/

(ERロッドホルダーは、もちろんTOMMYも愛用中)
間もなく始まると予想される“春シーズン”へ向け、魚況調査と銘打ったボートシーバスへのお誘いを頂いた。
これは早速、新星「Graver Hi 89S」の動きを見る絶好のチャンス到来。

「行きます!」
明朝5時。
ERさんから電話が鳴る・・・。
前日までの天気予報に裏切られ、海上では春特有の強風が吹き荒れているとの事。
出港を断念せざる負えない状況に肩を落とし、ふて寝を決め込んだが、一転、午後になって海況が凪になったと、再び昼頃にERさんより吉報。
タックルボックスに邪道ルアーをしこたま詰め込んで、一目散に家を飛び出した。
マリーナには15時到着。
するとERさんが開口一番、
「TOMMYが来るまでの数時間、状況を見がてら少し行って来たんだ~。シーバスは激渋だったけど、代わりにこんなんが釣れちゃった♪」
と、船のイケスの中を見せてくれた。
どれどれと中を覗き込むと、そこにはこれまで見た事のない様な巨大なタコが、ウネウネと身をくねらせてメンチを切っていた。
「でっか!!」
TOMMYが目を丸くしていると、
「こいつを肴にさ~、まずは一杯やろうよ♪」と、ERさん。

出ました!昼からの“スーパーDRY”!(笑)
ウネウネしたタコ足を、うりゃっと一本頂戴し、そのまま刺身にして頂く。

最高だ。
何度舌鼓を打った事か。
このまま酔っ払っちまおうかと本来の目的を忘れ掛けていた頃、ERさんの船仲間のおじさんがやって来て、一緒に連れてってくれと。
何でもこのおじさん、定年退職をしてからルアー釣りにハマったそうで、船の操舵からポイントまで、ERさんから色々ノウハウを勉強させてもらっているとの事。
最高にうまいビールとタコ刺しをペロッと平らげ、二人はどこか“村越正海”に似た、この小川さんの船に乗り込み、いざ黄砂吹きすさぶ大海原へと出港した。

PM4:00から開始し、沖のバース帯、ストラクチャー周りとよさげなポイントを幾つか撃って行くも、数時間シーバスからの反応は得られず。
ERさんの前情報通り、相当渋い状況にあるようだ。
しかしどこのポイントでも共通していたのは、魚探にしっかりとまとまったベイトの姿が映し出されていた事。
ここから考えられるのは、恐らく“ベイトが小さいのではないか”という仮説。
それも僅か数センチのベイト。
(コウナゴかアミか?)
だとすると、ルアーで釣るのはちと辛い。
それを裏付けるかの様に、サビキで釣っていた目の前の餌師にシーバスがヒット。
更に、ERさんのルアーに3cm程のコウナゴが引っ掛かって来た。
(やっぱり・・・。)
ここで、少しでも活性の高い魚を求めて、船は大きく沖へと移動。
水深30mのポイントへ。
到着するや否や、TOMMYはタックルボックスから「Graver Hi」を取り出しロッドに装着。
明るい内にその動きを網羅するべく、満を持して試投してみる事にした。
まずは飛距離。
噂に違わぬ、絶妙なウェイトバランスにより、同ウェイトクラスのバイブレーション並みの飛距離を叩き出した。
飛行姿勢もすこぶる良く、まったくストレスを感じさせない。
シンペンの威力を最大限に発揮するフォール時も、綺麗な水平の姿勢を保ち、魚に余計な違和感を与える事なくレンジ攻略が可能。
そして何よりTOMMYを驚かせたのは、その泳ぎ。
これ以上早く巻くのは無理だと言う程のリーリングでのファーストリトリーブでも、しっかりと水を掴み、一度も水面を割る事なく“ハイピッチロール”を決めて泳ぐ様は、圧巻の一言。
バイブレを引けないシャロー帯や、河川や潮の流れの速い“激流”の中でも、間違いなく最強クラスのウェポンになるだろうと感じた。
しかし残念ながら、この日のシャローはスルー。
水面が“赤潮”らしき海況に見舞われていた為だ。
期待の新星『Graver Hi』での初釣果は、また次回に。
話を現場に戻し、黄砂によりぼやけた夕日が西に傾きかけた頃、TOMMYの操る「冷音 14g」に、この日初めて魚がチェイス!
ボトムから、速いピッチでのリフト&フォールにやっと魚が反応してくれた。
その後、ボトムと中層で二枚潮になっていた15mラインに、強い潮流を発見。
ここで、今となってはお蔵入り入りとなってしまった
“邪道ジグ”「Dottchi?」で竿先を持って行く様なアタリを捉えるも、乗せる事が出来ず・・・。
そのアタリを見ていたERさんと「あ゛~っ」と、苦虫を噛んだ様な顔を見合わせる。

数少ないチャンスをモノに出来ぬまま陽が暮れてしまい、帰港がてらに寄った最後の砦、ストラクチャー帯にてラストガン!
海況は凪。
静か過ぎる海に、真っ青に光る夜光虫。
ぼんやりと光る白銀灯が作る明暗部へ、「YoreYore」「ERDA」そして「Graver」を通すが、沈黙。
この時のキーワードは、凪、夜光虫、白銀灯・・・。
(もしかして・・・)
ここでTOMMYはルアーを「冷音24g TOMMYカラー(プロト)」にチェンジ。

一旦、水深15mのボトムまで「冷音」を落とし、今度はゆっくりと低層から中層を意識してのリフト&フォール・・・
「ガツン!」
程なくして伝わるアタリ!
読みが的中した。
凪、そして垂潮の感じから、表層より2mラインの辺りまで夜光虫(プランクトン)が密集している“デッドゾーン”だろうと読んだ。
有酸素が薄く、魚はそれよりも下に潜んでいる筈だと。
更に、白銀灯が届く水深と、その先の暗部になるであろうレンジを波動の強い「冷音」で誘う。
後は、過去の釣行データから、白銀灯下ではめっぽう強い“TOMMYカラー”で一発!
と言った具合。

(思いっきりロッドが顔にかぶってるし(笑))
しかし後が続かず、結局この日はこの一本で終了。
それでも渋い状況下で、価値ある一匹を探すという、実に充実した釣行に満足。
土産には、ERさんが途中釣った、外道と言うには勿体ない良型のカサゴと、バケツ一杯の採れたてワカメ、そして半身になってもメンチを切り続ける上等な巨大タコを。

最後に、世話になった村越正海似の小川さんが言った。
「たくさん勉強させてもらったからお金なんていらないよ。また一緒に行ってくれたらそれでいい。」
そんなお言葉に甘えさせてもらったTOMMYは、最後に心まで満たしてもらい、帰路に着いた。
もちろん帰ってからは食材を余す事なく調理し、“ERさんの釣果満腹コース”として家族に振舞ってやりました。


(メンチダコの和風カルパッチョ)

(メンチダコのバジルソース和え)

(メンチダコのスパイシー唐揚げ)

(巣山笠子と茎若布の煮付け)
また行きましょうね!
ERさん、村越さん(笑)。
- 2013年3月13日
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