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▼ 福岡の人妻 ~麗子 PART Ⅵ~
- ジャンル:恋愛・結婚
麗子は意を決したように順平に抱きつき「帰らないで まだ一緒にいたい」と想いの丈をぶつけてきた・・・
事の成り行きを想定していたかのように順平は落ち着いて、麗子の肩をそっと抱きしめながら「そうだね 気持ちは俺も同じだけど、今日は帰らないと・・・ね・・・」と優しく諭す言葉をかける。
麗子はその言葉に返答することなく、ただ黙って順平に抱きついていた。
順平は麗子の気持ちをなだめる様に静かに抱きしめ、麗子の気持ちが鎮まるのを待っていた。
再び「帰らないで・・・泊まっていって・・・」と麗子は胸に顔を埋めながらつぶやく
順平「ゴメンね 今日は名古屋に帰らないと・・・ そんなことを言って困らせないでくれよ」
まるで子供が母親に甘え、抱きついたまま動こうとしない麗子が愛おしく感じた。
順平は麗子の肩を掴み、静かに身体を引き離すと、麗子の気持ちを宥める意味で、横顔にそっとキスをした。
麗子はそのキスに促されるかのように顔を上げるとニコッと微笑み順平を見上げた。
その微笑が麗子の気持ちをどのように表しているものなのか順平は理解できずにいた。
これ以上のコトをしてしまうと、自制心が崩れてしまうことを知っている順平は、ギリギリのところで思い留まり「さぁ 飛行機の時間もあることだし車に戻ろうか」と右手で麗子の肩を抱きながら車へと促し進めた。
車中に戻った順平は、ナビを福岡空港にセットする。
すっかり日が落ちた下関の街を、車は来た道を辿るように福岡空港に向けて走り出した。
高速道路に入ると助手席の麗子は、行き道とは違い、口数も少なくなり、ただ窓越しに流れ行く景色を眺めていた。
その頃、順平の頭の中では再び、天使と悪魔がバトルを始めていた
悪魔:ジャジャーン!!! 再び登場しました「悪魔で~す」 ナビは1時間20分って表示されているけれど、かっ飛ばせば1時間も掛からず空港に着くさ! このままインターチェンジのHOTELに入っちまえよ! ヤルことなんて40分もあれば十分さ
天使:コラーッ! 悪魔!また出てきやがって~!!!
飛行機に乗り遅れたりしたらそれこそ一大事だよ! このまま、今日は飛行機に乗って帰ろう 紳士たるもの自制心を持って女性に接しないとね
悪魔:大丈夫 大丈夫! 飛行機に乗り遅れたら、翌朝1番の新幹線に乗れば9:30には名古屋に着くって
金持ちの麗子のことだから、新幹線代くらいポーンと出してくれるさ
天使:今日は初顔合わせとクリスマス プレゼントを渡しに来ただけでしょ そんな野獣のような振る舞いは順平らしくないぞ 順平は紳士なんだから それを貫くのが男ってもんだよ
悪魔:オイオイ何度言わすんだい! プレゼント贈って飛行機代使って、はい さようなら ごきげんよう で終わるのかい? で、順平はプレゼント貰えたのかい? ROLEXを貰わないなら、身体くらい戴かないと、割に合わないぜ~ 麗子の横乳見ただろう? ふっくらとしたイイ形してるぜぇ
天使:順平は麗子の気持ちを大切にしてプレゼントを貰わなかったんだよ! 悪魔みたいに損得勘定で物事を判断しないんだよ! ばーか!
20分くらい無言のままの時が過ぎ、麗子は寝てしまったのかと思い、順平がBGMのボリュームを絞ると麗子はむくっと顔を順平の方へ向けた。
順平が「あ、寝ているかと思った」と微笑みながら麗子の方を振り向いた。
麗子は無言のまま手を差し伸ばすと、シフトノブに添えていた順平の左手をそっと握り締め自分の方へと引寄せた。
麗子は順平の温もりを求めるかのように引寄せた左腕に寄り添う
順平は、麗子の気が済むように身を任せながら車を走らせ続けた。
車は、九州自動車を福岡空港に向け順調に走り続けていたが、八幡ICを過ぎた頃、前方の車のハザードランプが次々と点滅し始めた。
どうやら渋滞にハマってしまったようだ・・・
最初はトロトロながらも動いていた車の流れも、やがて止まってしまった。
順平は「ふぅ~ 通行止めじゃなきゃいいが・・・」と深いため息をつきながら時計を見た。
通行止めにでもならない限り、出発時間に間に合うだろう・・・そんな事を思いながら、前方の状況を注視していると麗子が「このまま通行止めで飛行機に乗り遅れたらいいのに・・・」ボソっと呟く
順平の耳にも麗子の呟きは聞こえたが、敢えて順平は聞こえないフリをして「ん? どうかしたの?」と惚けてやりすごうそうとした。
すると麗子は再び少し声を大きくして「このまま動かずに 飛行機の時間に間に合わなければいいのにぃって言ったの」とイタズラっぽく笑い、抱きついていた順平の腕をグイッと引っ張った。
順平は、麗子の発言の意図は十分にわかっていたが「おいおい なんてことを言うんだよ」と笑い飛ばした。
車は5分ほど止まったあと、トロトロと動き始め、路肩に止まっていた事故車の横を通り過ぎると、再び快調に車は走り始め、順平は心の中で「やれやれ」と呟き安堵した。
途中、渋滞はあったものの当初の予定時刻 18:00 に高速道路を降りた。
順平は麗子に「この車 レンタカー屋さんに返さないと・・・どこに返せばいいのかな?」と問い掛けた。
麗子は順平の問い掛けには答えず、思いつめた口調で「・・・まだ飛行機までの時間はあるでしょ? もう少し一緒にいたいな・・・」
順平「あと1時間くらいなら大丈夫」と言いながら、空港の周辺道路をあても無く走り続けていた。
空港の外周路を5分ほど走り始めた頃、目の前にHOTEL のネオンが飛び込んできた。
順平が意識し過ぎなのか、麗子が発するオーラなのか一瞬、車内の雰囲気が変化した。
順平は何事もなかったかのようにのHOTEL前を通り過ぎ、空港脇にある小さな公園の駐車場に車を止めた。
空港に着陸していく旅客機が、爆音を響かせ、光の航跡を引きながら頭をかすめ飛んで行く。
順平は今日の事を思い返しながら、気持ちの踏ん切りを付けるため麗子に「今日はとても楽しかったよ ありがとう」と言いながら麗子の手をそっと握り締めた。
麗子「私も楽しかった 順平に逢えて良かった。 次は私が名古屋に行くからね」と握った手を握り返してきた。
麗子は心残りな口調で「逢うまではとても楽しみだったけど、こうして離れ離れになる時が近付くと辛いよね もっと時間があったら良かったのに・・・」
順平は「そうだね」と言うのが精一杯の言葉だった。
麗子はつないだ手を握り直すかのように、ぐっと握り締めてきたかと思うと、順平の方を見つめながら「ねぇ もう一度抱きしめて」と哀願してきた。
順平は、これで麗子気持ちが鎮まり理解してくれればと、握っていた手を解くと麗子の背中に手を回し、そっと抱き寄せ、力強く抱きしめた。
二人をこれ以上近づけさせないように、運転席と助手席の間にはコンソールボックスがあるが、麗子はそのコンソールボックスを乗り越えるかのように身を乗り出し「もっと強く抱いて」と順平の首元に顔をうずめて小さく囁いた。
順平は麗子に頬寄せするように抱き寄せた。
麗子は順平の首元で深く、深く呼吸をすると「これが順平の匂いなんだね・・・ 心地いいな」と耳元でと囁きながら頬を滑らせると二人の唇が触れ合った。
二人の乾いた唇が、かさかさと触れ合った。
どちらからともなく唇の重なりに力が加わり、触れ合いから柔らかな感触へと変わっていた。
唇の先に全神経が集中したかのように敏感になり、やがて柔らかな感触から滑らかな感触へと変わり、互いの唇をむさぼり合う激しいキスへと変わっていた。
麗子の塞がれた唇から「うむむむ・・・」という吐息が漏れる
二人の目には互いの瞳しか入らない。
公園脇を通る乗用車も、頭上をかすめ飛ぶ旅客機の爆音も二人の耳には入らない。
互いの気持ちを確かめ合ったキスから唇が離れると、順平は再び麗子を抱き寄せ首筋にキスをして唇で甘噛みをする。
麗子はたまらず「あぁぁ~」と喘ぎ声を上げながら「HOTELに行きたい」と囁く
順平の中ではHOTELに行く事は時間的にも、気持ち的にも無理だと思ってた。 今もその考えは変わらない
囁いた麗子は順平の右手を掴むと、自らの胸に押し当て、その柔らかな感触に触れさせた
それは順平を欲情させる為の行為なのか、はたまた自らの欲求を満たす為の行為なのは解らないが、麗子は押し当てた手を少しずつ円を描くように動かし始めた。
天使:こらっ! 順平!!! な、な、なにやってんだよ!!! 早くその手を振り解きなよ!!!
悪魔:フッフッフッ・・・順平よ 本能のままに行けばいいんだよ
天使:ダメだよ 順平・・・
麗子の胸に押し当てられた順平の指先に力が込められ、柔らかい感触を確かめるように動き始めた。
天使:ダメだってば・・・あわわぁぁぁ・・・・
今まで力なく、ただ触れていた順平の右手は、自らの意思で動き始め、麗子の胸を静かに揉み上げた。
麗子はその意思を持った手の動きがもたらす快感に、思わず「あーっ じゅんぺい・・・」と一際高いトーンの喘ぎ声を上げながら、天を仰いぐ・・・
天を仰いだ麗子の首筋に順平はキスをすると ツツッッーーーーと舌先を這わす。
麗子は喘ぎ声を上げながら「お願い HOTELに行こ 順平が欲しい・・・」
順平は、麗子の首筋に舌を這わせながら、チラッと時計を見た
順平の頭の中で、時間の逆算が始った・・・
順平は、クワッ!と目を見開くと、抱いていた麗子の身体を離し、無言のままDレンジにギアを入れるとグイッとアクセルを踏み込んだ!
事の成り行きを想定していたかのように順平は落ち着いて、麗子の肩をそっと抱きしめながら「そうだね 気持ちは俺も同じだけど、今日は帰らないと・・・ね・・・」と優しく諭す言葉をかける。
麗子はその言葉に返答することなく、ただ黙って順平に抱きついていた。
順平は麗子の気持ちをなだめる様に静かに抱きしめ、麗子の気持ちが鎮まるのを待っていた。
再び「帰らないで・・・泊まっていって・・・」と麗子は胸に顔を埋めながらつぶやく
順平「ゴメンね 今日は名古屋に帰らないと・・・ そんなことを言って困らせないでくれよ」
まるで子供が母親に甘え、抱きついたまま動こうとしない麗子が愛おしく感じた。
順平は麗子の肩を掴み、静かに身体を引き離すと、麗子の気持ちを宥める意味で、横顔にそっとキスをした。
麗子はそのキスに促されるかのように顔を上げるとニコッと微笑み順平を見上げた。
その微笑が麗子の気持ちをどのように表しているものなのか順平は理解できずにいた。
これ以上のコトをしてしまうと、自制心が崩れてしまうことを知っている順平は、ギリギリのところで思い留まり「さぁ 飛行機の時間もあることだし車に戻ろうか」と右手で麗子の肩を抱きながら車へと促し進めた。
車中に戻った順平は、ナビを福岡空港にセットする。
所用時間の表示は1時間20分
飛行機の出発時刻まで2時間50分
すっかり日が落ちた下関の街を、車は来た道を辿るように福岡空港に向けて走り出した。
高速道路に入ると助手席の麗子は、行き道とは違い、口数も少なくなり、ただ窓越しに流れ行く景色を眺めていた。
その頃、順平の頭の中では再び、天使と悪魔がバトルを始めていた
Round 2 カーン!
悪魔:ジャジャーン!!! 再び登場しました「悪魔で~す」 ナビは1時間20分って表示されているけれど、かっ飛ばせば1時間も掛からず空港に着くさ! このままインターチェンジのHOTELに入っちまえよ! ヤルことなんて40分もあれば十分さ
天使:コラーッ! 悪魔!また出てきやがって~!!!
飛行機に乗り遅れたりしたらそれこそ一大事だよ! このまま、今日は飛行機に乗って帰ろう 紳士たるもの自制心を持って女性に接しないとね
悪魔:大丈夫 大丈夫! 飛行機に乗り遅れたら、翌朝1番の新幹線に乗れば9:30には名古屋に着くって
金持ちの麗子のことだから、新幹線代くらいポーンと出してくれるさ
天使:今日は初顔合わせとクリスマス プレゼントを渡しに来ただけでしょ そんな野獣のような振る舞いは順平らしくないぞ 順平は紳士なんだから それを貫くのが男ってもんだよ
悪魔:オイオイ何度言わすんだい! プレゼント贈って飛行機代使って、はい さようなら ごきげんよう で終わるのかい? で、順平はプレゼント貰えたのかい? ROLEXを貰わないなら、身体くらい戴かないと、割に合わないぜ~ 麗子の横乳見ただろう? ふっくらとしたイイ形してるぜぇ
天使:順平は麗子の気持ちを大切にしてプレゼントを貰わなかったんだよ! 悪魔みたいに損得勘定で物事を判断しないんだよ! ばーか!
カーン! 両者 テクニカルコーナーへ!
20分くらい無言のままの時が過ぎ、麗子は寝てしまったのかと思い、順平がBGMのボリュームを絞ると麗子はむくっと顔を順平の方へ向けた。
順平が「あ、寝ているかと思った」と微笑みながら麗子の方を振り向いた。
麗子は無言のまま手を差し伸ばすと、シフトノブに添えていた順平の左手をそっと握り締め自分の方へと引寄せた。
麗子は順平の温もりを求めるかのように引寄せた左腕に寄り添う
順平は、麗子の気が済むように身を任せながら車を走らせ続けた。
車は、九州自動車を福岡空港に向け順調に走り続けていたが、八幡ICを過ぎた頃、前方の車のハザードランプが次々と点滅し始めた。
どうやら渋滞にハマってしまったようだ・・・
最初はトロトロながらも動いていた車の流れも、やがて止まってしまった。
順平は「ふぅ~ 通行止めじゃなきゃいいが・・・」と深いため息をつきながら時計を見た。
時刻は17:20
通行止めにでもならない限り、出発時間に間に合うだろう・・・そんな事を思いながら、前方の状況を注視していると麗子が「このまま通行止めで飛行機に乗り遅れたらいいのに・・・」ボソっと呟く
順平の耳にも麗子の呟きは聞こえたが、敢えて順平は聞こえないフリをして「ん? どうかしたの?」と惚けてやりすごうそうとした。
すると麗子は再び少し声を大きくして「このまま動かずに 飛行機の時間に間に合わなければいいのにぃって言ったの」とイタズラっぽく笑い、抱きついていた順平の腕をグイッと引っ張った。
順平は、麗子の発言の意図は十分にわかっていたが「おいおい なんてことを言うんだよ」と笑い飛ばした。
車は5分ほど止まったあと、トロトロと動き始め、路肩に止まっていた事故車の横を通り過ぎると、再び快調に車は走り始め、順平は心の中で「やれやれ」と呟き安堵した。
途中、渋滞はあったものの当初の予定時刻 18:00 に高速道路を降りた。
最終便出発まで 残り1時間50分
順平は麗子に「この車 レンタカー屋さんに返さないと・・・どこに返せばいいのかな?」と問い掛けた。
麗子は順平の問い掛けには答えず、思いつめた口調で「・・・まだ飛行機までの時間はあるでしょ? もう少し一緒にいたいな・・・」
順平「あと1時間くらいなら大丈夫」と言いながら、空港の周辺道路をあても無く走り続けていた。
空港の外周路を5分ほど走り始めた頃、目の前にHOTEL のネオンが飛び込んできた。
順平が意識し過ぎなのか、麗子が発するオーラなのか一瞬、車内の雰囲気が変化した。
順平は何事もなかったかのようにのHOTEL前を通り過ぎ、空港脇にある小さな公園の駐車場に車を止めた。
空港に着陸していく旅客機が、爆音を響かせ、光の航跡を引きながら頭をかすめ飛んで行く。
最終便出発まで 残り1時間40分
順平は今日の事を思い返しながら、気持ちの踏ん切りを付けるため麗子に「今日はとても楽しかったよ ありがとう」と言いながら麗子の手をそっと握り締めた。
麗子「私も楽しかった 順平に逢えて良かった。 次は私が名古屋に行くからね」と握った手を握り返してきた。
麗子は心残りな口調で「逢うまではとても楽しみだったけど、こうして離れ離れになる時が近付くと辛いよね もっと時間があったら良かったのに・・・」
順平は「そうだね」と言うのが精一杯の言葉だった。
麗子はつないだ手を握り直すかのように、ぐっと握り締めてきたかと思うと、順平の方を見つめながら「ねぇ もう一度抱きしめて」と哀願してきた。
順平は、これで麗子気持ちが鎮まり理解してくれればと、握っていた手を解くと麗子の背中に手を回し、そっと抱き寄せ、力強く抱きしめた。
二人をこれ以上近づけさせないように、運転席と助手席の間にはコンソールボックスがあるが、麗子はそのコンソールボックスを乗り越えるかのように身を乗り出し「もっと強く抱いて」と順平の首元に顔をうずめて小さく囁いた。
順平は麗子に頬寄せするように抱き寄せた。
麗子は順平の首元で深く、深く呼吸をすると「これが順平の匂いなんだね・・・ 心地いいな」と耳元でと囁きながら頬を滑らせると二人の唇が触れ合った。
最終便出発まで 残り1時間35分
二人の乾いた唇が、かさかさと触れ合った。
どちらからともなく唇の重なりに力が加わり、触れ合いから柔らかな感触へと変わっていた。
唇の先に全神経が集中したかのように敏感になり、やがて柔らかな感触から滑らかな感触へと変わり、互いの唇をむさぼり合う激しいキスへと変わっていた。
麗子の塞がれた唇から「うむむむ・・・」という吐息が漏れる
二人の目には互いの瞳しか入らない。
公園脇を通る乗用車も、頭上をかすめ飛ぶ旅客機の爆音も二人の耳には入らない。
互いの気持ちを確かめ合ったキスから唇が離れると、順平は再び麗子を抱き寄せ首筋にキスをして唇で甘噛みをする。
麗子はたまらず「あぁぁ~」と喘ぎ声を上げながら「HOTELに行きたい」と囁く
順平の中ではHOTELに行く事は時間的にも、気持ち的にも無理だと思ってた。 今もその考えは変わらない
囁いた麗子は順平の右手を掴むと、自らの胸に押し当て、その柔らかな感触に触れさせた
それは順平を欲情させる為の行為なのか、はたまた自らの欲求を満たす為の行為なのは解らないが、麗子は押し当てた手を少しずつ円を描くように動かし始めた。
Round 3 カーン!
天使:こらっ! 順平!!! な、な、なにやってんだよ!!! 早くその手を振り解きなよ!!!
悪魔:フッフッフッ・・・順平よ 本能のままに行けばいいんだよ
天使:ダメだよ 順平・・・
麗子の胸に押し当てられた順平の指先に力が込められ、柔らかい感触を確かめるように動き始めた。
天使:ダメだってば・・・あわわぁぁぁ・・・・
カンカンカンカーン!!!
悪魔の欲望 KO勝ち!
悪魔の欲望 KO勝ち!
今まで力なく、ただ触れていた順平の右手は、自らの意思で動き始め、麗子の胸を静かに揉み上げた。
麗子はその意思を持った手の動きがもたらす快感に、思わず「あーっ じゅんぺい・・・」と一際高いトーンの喘ぎ声を上げながら、天を仰いぐ・・・
天を仰いだ麗子の首筋に順平はキスをすると ツツッッーーーーと舌先を這わす。
麗子は喘ぎ声を上げながら「お願い HOTELに行こ 順平が欲しい・・・」
順平は、麗子の首筋に舌を這わせながら、チラッと時計を見た
最終便出発まで 残り1時間25分
順平の頭の中で、時間の逆算が始った・・・
順平は、クワッ!と目を見開くと、抱いていた麗子の身体を離し、無言のままDレンジにギアを入れるとグイッとアクセルを踏み込んだ!
- 2012年2月24日
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