娘のルアー リメイク

  • ジャンル:家族

 GWも近づき日々、密かに中学2年生の娘をシーバス・フィッシングに借り出そうと企てている俺
 
しかし、1年近く洗脳教育に励むものの、意に反して一向に興味を示さず、娘の頭の中は、部活のバスケと嵐の二宮和也ことばかり

 
中2ともなると思春期に入り色気づいてお洒落にも気を使うようになってきた。 段々と細くなる眉毛に俺の眉間のシワも深くなる・・・

 
休みともなると、朝から化粧をしたりネイルアートの真似事みたいなことも

 
流石に化粧は未だ早く、知らぬ間に揃えたネイル用のデコレーション小道具類を「即、処分しろ」と一喝した
 
 
ったくこんなもを・・・と手にとって見てみると、【ルアー リペイント】に以外と使えるかもと処分命令を撤回



 
フックサークルや衝突痕などで塗装が剥がれ、出番を失い廃棄処分寸前のルアー達を甦らせようと早速、娘にルアー カラーリメイクの企画を提案。 渋々承諾・・・


早速、カラーメイキングに取り掛かります

 
下地用のアイボリー色 と 上塗り用のクリアー色だけを指定し、ベースカラーは娘に任せた


百円ショップに行き、塗装用のスプレー缶を3缶購入する。

 
娘が選んだカラーは蛍光ピンク   まぁ・・・何も言うまい

 
とりあえず、マスキングなど細かな作業の必要のない、ヨレヨレ80 と ワンダー80をリニューアルすることに


本来なら、剥離剤を使用して塗装を剥がしクリアーボディにしてからの塗装がベストだが、溶剤は危険が伴うので娘に万が一あってはと手剥がしで行います。
 
 さて、こんな手順を娘に手ほどきしながらリメイク作業が進みました。

①カッターナイフの刃先で、目玉を剥がし取る。
②サンドペーパーで表面の塗装をきれいに削ぎ落とす。 仕上げは番手の大きいペーパーで磨く。
③水洗いで乾燥させた後、塗装に取り掛かる。
④下地用のアイボリーを薄くひと吹き。 これを3回繰り返して下地は完了。
⑤ベースカラーとなる、蛍光ピンクを薄く、塗っては乾燥させ、塗っては乾燥させてを繰り返す。
⑥フラッシング効果を出すために、娘が買ったデコレーション用の銀粉をまぶしたり、星やハート型をしたキラキラパーツを付ける。
⑦仕上げは、クリアーを薄く薄く何回にも分けて、塗り重ねてしっかり乾燥させる。
⑧剥がした、目玉を接着剤で取り付け、フックを取り付ければ完成です。
 
制作期間:4日間。 制作費用¥315-

  




カラーネームは、ちぃぼうピンク


ワンダーは側線にハート型のデコレ仕様


どうよ「まぁぼうピンク」に負けず劣らず秀逸な出来栄えだと思うのは、俺だけでしょうか
 


そして、いざ実践投入。


 
正直言って、娘がカラーリングしてくれたのだから・・・と義理だけで使ってみたのですが・・・


 
他のルアーでは全く釣れなかったのに、何故かヨレヨレ80 ちぃぼうピンクに高反応


 
2日間の釣行で3匹釣ったのですが、その3匹全てが、ちぃぼうピンクでの釣果  

マジでびっくりです   仕込み一切ないんで

ちなみに、ヨレヨレ80のチャートカラーも投げたんですよ
 
 

          


                    



早速、娘に写真を見せて「凄いねぇ~」と成果報告。

 
娘はその写真を冷めた目つきで見た後、手を差し出しながら一言、「そのデコレは私のお小遣いで買ったの。役に立ったんだから800円払ってよ」


まぁ確かに、一生懸命に作ってくれたし、労働の対価を勉強させる意味合いで1,000円を支払いました。


しかし、本来の狙いであるシーバス フィッシングへの興味は向上しませんでした    


あ~ぁ 娘とのシーバスコラボは、いつになったら夢叶うのだろうか・・・


 
 
追伸:ルアーメーカーの社長さん どうですか娘のデザインセンスは

釣果は実践で立証確認済みですので、この「ちぃぼうピンク」を採用してみては如何でしょうか
これからの少子化時代、釣り人口減少の時代を生き抜くためには、市場掘り起こしを兼ねて、女子中学生のセンスを採用するのも一考かと(真面目に)  マネジメント料は応相談です

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