【緩々なボートシーバスライフ】ボート専業者の「私の思い出の魚」

久し振りに一カ月以上のブランク。さすがにね～、やっぱりテンションが下がるよね（苦笑）。

前にも書いたけど隣国で騒いでる頃は勿論、クルーズ船が騒がれてた頃でも、こんな状況になるとは

想像出来なかったなあ...

検査をする・しないにバイアスが掛かってる以上、感染実態が一般人には明確にはわかんない。

ひと月経って大手を振って外出出来る状況になってるかどうか、わからんけどいつまでもしょぼくれててもね（苦笑）。

再開一発目はお題から。思い出の魚ねえ、印象に強く残る魚って普通はサイズか狙いすました系なんだろうけど。

僕の最大サイズは２０年ぐらい前の魚。そりゃあ、シチュエーションぐらいは今でも覚えてるんだけど...、割と

出会い頭系（笑）

だったからねえ。まさかそれから２０年も記録を更新出来ないとはその時は夢にも思わなかったから、印象は強くないんだな。

狙いすました系にしても、そりゃあ色々考えるけどね。ガイドサービス利用が基本のボート専業者は釣れても

船長様々

な部分が否めないから、

（俺が）やってやった

みたいに思える魚は少ないんだよね。チャーターした時は場所や釣り方は自分の意見も入れてもらうんだけど。

でも自分が何をイメージしたところで、ボートポジションとかは船長次第だから。やっぱり

シゲちゃん、ありがとね

って言葉が先に口から出るもんなあ。そうなると強く印象に残ってるのは

サイズはそれなりで＋なんか別の「何か」が付け足された魚ってことになるかなあ。

別の「何か」、僕の場合はやっぱりメンタルかな（笑）。メンタルと言えば、ここ数年は

凄腕。

なんやかんや言ってもスコアや順位は気になるからね。スコアが伸びなきゃ焦るし、いい魚が獲れたら気持ちがいい。

そんなことで、思い出の魚ってことで印象が強く残ってるのはメンタル的にも凄腕的にも色々と上乗せがあった、この１本。

２０１８年１０月２６日に釣ったこのシーバス。サイズは８２。

ここ数年の間ならランカーどころか７０UPの魚なら大抵のシチュエーションは覚えてる中で、なんでコイツなのか。

1つには凄腕中、しかもハイスコア必至の秋の１戦なのに、それまでまったくサイズが伸びなくて。

気持ち的に半分キレてるような精神状態の中での１本だったこと。

もう１つ、この時の釣行は雑誌の取材便だったこと。勿論、取材対象は僕じゃないけどね（笑）。

その時の精神状態に関してはその時のログに書いたけど

 https://www.fimosw.com/u/taka1028/sa6s4u1v2pfuxk

自分が取材対象じゃないと言っても結構プレッシャー掛かるんだ、これが。

釣り女神は何かとちょっかい出して来て、うるせえし（苦笑）。

精神的にはゼロどころか相当な負債を抱えての釣行で出会えたこの魚は、正直痺れた。ネットに入った瞬間、思わず声が出たからね（笑）。

凄腕プレッシャーも取材＆釣り女神からのプレッシャーもまとめて跳ね返せて、内心に抱えてた色んな

モヤモヤ

が1発で吹っ飛んだ１本だったんで、なかなか感慨深い１本でした。ちなみに雑誌には

ちょろっと載せて貰いました。めちゃめちゃ写真撮ったのに、ちょろっとだけ（笑）。

それにしても自分が取材対象じゃないのにあのプレッシャー。福島和可菜女史と同船した時のログにも書いたけど、

画面の向こう側

の人達のメンタルは凄いよね。ま、それはともかく。

この魚は今思うと、自分の中で色んな意味で転機になる魚だった。

まずこの魚のサイズ。凄腕で初めてウエイイン出来たランカーなんだよね。

僕は人間っておおまかに二通りのタイプに分かれると決めつけていて。それは、当たりが

先に来る人と後に来る人

とかく取っ掛かりから何となく出来ちゃう人と、最初はコトが上手く運ばなくてもコツコツ積み重ねて最後は当たりを掴む人。

僕は典型的な当たりが先に来ちゃう方。でも大きな成果を出すのは大概積み重ねる人の方。あくまで僕の

思い込み

なんだけど（笑）。最初に当たりが来ちゃうと、とかく物事甘く見がち。

それで何度も痛い目に遭ってきたから、あながち間違ってないんじゃないかと（苦笑）。

そういうタイプの自分が毎回毎回コツコツやって、やっと獲れたランカーだったんで、やっぱり印象深い。

この2年前の秋以降、短期決戦のGWとサマフェスを除けば毎回ランカーが入るようになったのは、この１本のお蔭かと。

まあ、８０台でこの騒ぎだから９０台の魚に手が届くのは、まだまだ先のことだろうね（笑）。

ちなみにこの魚、ロンジンさんのウエイキーブーで初めて獲った魚。直前にジョイクロ投げてたら目の前で

Ｕターン

かまされ、駄目元で前日に買ったブーに変えたら１発で喰った。しかもその後も船内みんな沈黙する中、僕だけ何本か獲れた。所謂

一人勝ち状態

これ、すげえなと。その後、去年も今年もブーでウエイイン魚が獲れてるから。

お世話になってます

って感じ（笑）。ホントに色々と転機になったこの１本が僕の「思い出の魚」でした。