【緩々なボートシーバスライフ】思い出の魚ならぬ...②

思い出の魚ならぬ

忘れられない魚

の２本目。その時のログはこちら

 https://www.fimosw.com/u/taka1028/sa6s4u1ypms79e

毎年参加してるマリーナ主催のボートシーバストーナメントでの出来事。

コノシロ付きのビックママを狙って、まっすぐ対岸に渡ったものの釣行前半はパッとせず気分転換にバースを狙いにシフト。

バース狙いと言っても船長入れたら６人乗っていて、僕は後ろに陣取ってたから際は狙えない。

最初は前のみんなが投げた後、ジグ入れてフォローをしていたんだけど、ボートの進行方向に目をやると、なんとなく気になる柱が。

この距離なら届くかも、そう考えてブーを結んだロッド手に取りキャスト。糸ふけ取って、ハンドルを２～３巻き。すると...

ドバっ

この時にまず頭に思い浮かんだのは

ヤバいのが喰っちゃった...

喰ったの遠いし、エラ洗った時に頭が見えただけだから、正確なサイズは勿論わかんない。

けれど、キャッチ出来たら間違いなく上位に入れそうなサイズ。何より首振りのストロークが...。

その時使ってたタックルは今使ってるタックルよりゴツくて、魚のパワーに負けてロッドを立てることもままならない。

それでも必死にゴリゴリ巻き続けると、何とか船縁まで寄ってきた。寄せたことでホッとしたのもつかの間、魚の姿を見てまた

ビビっちゃった

ルアーでの釣りをトラウトから始めて約３０年。寄せてきた魚の姿を見て、これまでで

一番ビビった（笑）

で、固まってるうちにシーバスはボトム方向へダッシュ。でもシーバスも疲れていたのかダッシュは長続きせず、もう１回寄せて来ることが出来た。

で、リールをあと１巻き巻くか、もしくはロッドを煽って魚を持ち上げたらシゲ船長が構えるネットに届く...。でも、その時の僕は

勝負出来なかった

あと一息だったんだけどねえ（苦笑）。マゴマゴしてるうちに針穴が広がってしまったのか、痛恨のフックアウト。バラしたショックと疲れで腰が抜けましたよ（笑）。

あのユラ～と寄って来たシーバスの姿は一生忘れらないね。僕にほんの少しの勇気があったらと思わずにはいられない。

１年半前の出来事なんだけど、この魚に教えられたことは多かった。一番変わったのは、取り込みの際勝負しないことはなくなったこと。

凄腕で分不相応な順位で終われるようになったのも、この時の経験が凄く大きかったと思う。

チーム戦で尚且つ単日勝負のトーナメントと、ある程度の期間内で行われ且つ自己責任の凄腕。

あの時のプレッシャーを思えばね、普段の釣行でも凄腕の時の釣行も比較にならないからね。

あの後、デカいと思った魚は船縁まで寄せれたら、例外なく全部勝負して、結果ノーミスでネットに入ってるからね。

読んでくれた方々から見れば、ここまででも充分ポエムなんだけど、さらにポエムっぽいことを少し。この時のヒットルアーは冒頭に書いたように

ウエイキーブーのこのカラー。なんつったけな、このカラー。これね、前日か前々日だかにショップに行って衝動買いしたカラー。

当時の記憶を紐解くと、ショップに行った目的はまったく別の、小物かなんかで、ブーじゃなかったんだよね。

なのにフラフラと店内を徘徊していたら、照明かなんかの加減でフロントフックの上の柄が

光って見えた

んだよね。ズラっと各色並んでいた中で、あの色のあの模様の部分だけ。まあ

気のせい

って言われればそれまで（笑）。自分でもそう思うんだけど、でもその時は

呼ばれた

気がした。確認の意味でもう１周店内を回ったからね（笑）。もう１回同じ場所に着いたら、やっぱりあのカラーのあの模様だけが。

照明の角度だろうがなんだろうが、こうなるとどうでもいいんだよね（笑）。

自分がどう感じるか

それが全てだから。証拠や会ったこともない人が書いた論文の有無にこだわる方にはまったく伝わらないと思うけどね。いいの別に、わかんない人はわかんないから（笑）。

勿論、別の色のブーを投げても喰ったかもしれない。でも同じ条件で違うことは試せないし、なんたって相手は魚だから。この色だから喰ったかどうかなんて確認出来ないから。

こと釣りに関する限り

ないことを証明するのは困難なのと同じくらい、証明出来ないこと＝間違ってる・存在しない、と決めつけることは出来ないと思うね。

ま、書いてる本人以外にはまったく理解出来ないのは当たり前の話。

ただ、こういう気のせいみたいな話が釣果に繋がることって、自分の経験則だったり色んな人の話を訊いてると

意外に

有る話なんだよね。そういう理論の裏付けがない閃きみたいなことが功を奏したことが。それを参考にするか否かは

人それぞれ

ってことで。