以前完成させた、サーフスターを素材とした9.6フィートのライト。

数回に渡りテストを重ねてきた。

実釣前のバランスチェックや曲がりのチェックではモアザンブランジーノより期待できる代物。

初のテストは陸からのデイゲームで。

8グラムから28グラムまでキャストしてみたが、しっかり曲がり投げやすい。

飛距離も申し分なし。

ロッドバランスも持ち重りすることなく、投げ続けられた。

そんなことをやっている内に沖の潮目でキックビートに鈍い当たり。

鋭さは余り無いが、ものすごいトルク感で走り出す。

ロッドはきれいに弧を描き、バットが踏ん張っている。

ロッドパワーを活かし、じわじわと寄せてくる。

すると、手前数メートルで最後の抵抗。

すぐにベイトリールのクラッチを切り、指ドラグでいなす。

ここで自分に軍配が。

90オーバー、白くて太く、ヌメヌメした…。

レンギョかよ。

しっかりと強度テストができてしまった。

シーバスの気配なし。

続いて2度目のテスト。

この日はウェーディングで。

下げ残りと上げ狙い。

表層にはベイトっ気が全くない。

なので、まめさん20グラムでリフト＆フォール。

するとフォール中にゴン！と気持ち良い当たり。

しかし、ジャンプ1発さようなら。

この日もこれっきり。

そして次、同じくウェーディングで同じ地合い。

キックビート20グラムのリフト＆フォールでゴン！とこれまた気持ちのいい当たり。

ごり巻きで寄せてくるとすんなり。

ネットを構え、浮かせにかかるとスカッ！

テンションが抜ける。

上げも粘るが流れが効かないまま潮位だけが上がり見切る。

帰りに思い当たる節があり寄り道。

するとイナッコにボイルするシーバスを発見。

モアザンクロスウェイクでゴン！

しかしまたしてもスカッ！と。

意気消沈、撤退。

そしてリベンジ。

下げのタイミングで同じゴロタのシャローへ。

予想通りイナッコボイルが始まる。

ルアーは前回と同じモアザンクロスウェイク。

水面をヨタヨタ泳がせるとバフォ！と炸裂。

思い切りフッキングしてファイト開始。

浅い上にイナッコをたらふく食っているので良く走る。

ジャンプされたがバレてない！

行ける！と思ったがスカッ！。

呆然としたがまだボイルしているので気をとりなおして再開。

すると再びゴン！

今度こそ！と気合いを入れるがさっきよりデカイ。

固めのドラグまで出される始末。

そして再三のジャンプ。

しかしロッドはしっかり耐えている。

バレてもいない。

魚が急に向きを変えた瞬間、ラインに擦れる感じが。

あっと思う間もなくラインブレイク。

シーバスさんごめんなさい。

完全にバラシ病のようだ。

作成したロッドは文句なしに使いやすい。

ダメなのは腕みたいだ。

リベンジのリベンジはいつにしようか…。

そしていつ魚の写真が登場するのだろうか。


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