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▼ ロッドビルディング☆マグナムクラフトアカメ1060B/TZ 前編
- ジャンル:釣り具インプレ
- (ロッドビルディング)
しばらくブログお休みしておりましたが、またボチボチ更新して行きたいと思います。よろしくお願い致しますm(__)m
ここ数年でベイトリールの進化と共に少しずつソルトルアーゲームでもそれぞれの分野でベイトタックルが使われ始めてタックルの選択支も段々と増えて来ましたね~。
外洋の磯をメインフィールドとする自分もベイトタックルを導入してもう数年が経ちました。
今ではベイトタックルの楽しさ+有効性を見つけて青物、磯ヒラ、シーバス、サーフフラット、ロックフィッシュ等々・・そしてライトゲームまでベイトタックルがほぼメインに。
魚とのファイトに関してもベイトタックルの利点を最大限に使える様にと色んなファイトスタイルをまだまだ模索中です。
それに伴いやり込む程にタックルへの見方や考えも少しずつ変化。
もちろんすべてではありませんが、色んなメーカーのシーバス~青物ベイトロッドを触らせて貰ったり、購入して使ってみたりして気に入って使ってるものもあります。
ですが、自分の通うポイント含め、それぞれのシチュエーションで気に入るものに出会えてない部分も多々あります。
まぁいくらソルト界にベイトタックルが浸透しつつあるとは言え、まだまだ少数派だと思いますので、スピニング並に選択肢がある訳ではありません。
ましてや、磯などから青物やヒラスズキ、シーバス用の長め(10ft以上)のロッドとなると尚更(笑)
作るメーカーさんも売れないと・・・と色々諸事情もあるでしょうし(;´∀`)
てなわけで今現在も、リールと共に自分好みのベイトロッドを求めてさまよっております(笑)
そんな所で去年の夏に二人目の子供が生まれ夜は家に居る時間が増えたこともあって、だいぶ前から気になっていたいくつかのブランクスで自分が今持っていない所のラインナップを一から勉強する意味も含めて作ってみようと思いたちました。
まだまだシーバス用の9ft以上のベイトロッドがない時期はスピニングロッドをバラしてベイトロッドにリメイクして使ってみた時期もありましたので、少しは作り方など知識はありますが、今やネット等で検索すればロッドビルディング諸先輩方の様々な情報(ライトゲーム(アジングロッド)とかホント凄い(笑))が得られるし、youtubeにもロッドビルディング動画も色々あるので心強く、困った時はどうにかなるなと。(笑)
また、その気になるブランクスを国内でも取り扱うショップが増えてネットでも購入出来る様になっていた事も決め手でしたね。
と言うことで早速、初心者ビルダーによるロッドビルディング挑戦開始!
写真少なめですが、その模様を書いてみたいと思います(^-^;
まずは気になっていたブランクスを2本まとめてネットで購入。
気になっていたブランクスとはマグナムクラフトと言う台湾のブランクスメーカーさんのものです。
ロッドビルディングされてる方はお馴染みですかね。
因みにマグナムクラフトのブランクスはライトゲーム用~ショア、オフショア用まで在庫があり、その他、ガイドやリールシート、グリップ、ロッドビルディングに必要な物も豊富に取り揃えられている釣道楽屋SABARO(サバロ)さんから購入。ブランクスとリールシートやらEVAグリップやらその他ガイド以外のパーツも同時に購入しました。対応も丁寧で安心して購入出来ました!
最初の一本目のコンセプトは・・・
ナイトの対超ランカーヒラスズキをメインにデイのテクニカルな磯ヒラスズキ&小~中型青物ゲームも視野に入れたキャスティング面よりはフッキング面に重点を置けそうな10ftクラスのベイトロッド。
まぁ欲張りですね(爆)
あくまで自分の感覚ですが、ナイトゲーム等などでの10フィート前後のフッキングの決めやすいしっくりくるロッドがなかったので(^-^;
もちろんその他の面も重要ではありますが、この「フッキング面」を自分的に簡略的に言うと、自由度の少ないロッドポジションからでも最短最速でフックのフル貫通に持っていき易い様な性能面と言った所でしょうか。
そんなコンセプトにベンディング写真みて目星をつけていたオール40tカーボンで構成されているアカメスペシャル 1060 (10ft、ファーストテーパー、ルアーMAX60g)のブランクスを選択してみました。
ここ数年はナノアロイなどの最新テクノロジーで生まれたナノカーボンをメインに使ったロッドが主流となりつつある時代に今では珍しくなった??高弾性のハイカーボンです(笑)
到着したブランクス。
特徴のあるカーボンの文様。
印籠継ぎでフェルールは未接着のままで来ます。向きも逆になってる時もあるみたいなんで注意。(マグナムクラフトさんのブログで検索すると見分け方や接着方法は紹介してありますので割愛)
フェルールの向きを確認して未接着部をマスキングテープで軽く止めてから繋いで持ってみるも、、。
ん?オール40t、高弾性のファーストテーパー??って感じで肉厚感と意外に持ち重りを感じる。
まぁこれまでブランクスだけ持つことはないし、Max60gなんでバランスも取れてない訳だからこんなもんなのかなと(笑)
ネットで調べた前情報でもシリーズやロッドのMAXウエイト等でも当然違う様ですが、マグナムクラフトのブランクスは特別軽くは無いけど高弾性の物も綺麗に曲がり、トルクフルで丈夫なものが多いと言うことをよく耳にしていたので少し納得。
グリップ周りのパーツ。
・富士リールシートTCS17
リールシートはいくつかタイプがありますが、手の形状、握り込みも含めて好みが別れる所ですね。リールとの兼ね合いもありますし。
自分的にはフィット感がいいACSも良かったのですが、ロープロリールと組み合わせで握り込みを2~3フィンガーとちょこちょこ替えるのもあって自由度があると感じるTCSの17サイズを選択。
・ジャストエースストレートEVA(外径28mm/内径17mmの500mm)
EVAはTCS17の外径より少し大きめに合わせて加工も出来る様にと28mmを選択。内径はブランクスバットエンド外径に合わせて17mm。あわよくばフロントグリップ、リアグリップが取れる様にと500mmのストレートを選択。
・エンドキャップは富士RBC-19
バットエンドのキャップはEVAタイプではなく、耐久性や滑りにくさにカウンターウエイト代わりを含めた富士工業のBRCに設定。
サイズを19.0Rにするか22.0Rにするか結構迷いました。EVAの外径28ミリとの段差は出ますが、ロッドウエイトと引き手の握り込み易さを優先した考えで今回は19.0Rで。
・タコ糸
・スレッド
ジャストエースポリエステルダルスレッド(黒)等々・・・。
(詳しいパーツ、使用品等は後編に記載)
夜な夜な二人目の子供のミルクタイムの合間をぬって少しずつロッドビルディング!
まずはブランクスの背骨とも言われるスパイン(カーボンシートが重なって肉厚になり反発が強い部分)出し。
これには色々な説もあり、見つけ方、そしてスパインの使い方があるらしいのですが、今と昔でも違うでしょうし、正直何が正解か分かりません。
とりあえずはYouTubeのジャストエースさんの動画を元にティップ側(2ヵ所ほどあったので反発の強い方)とバット側(はっきり分かりにくかったので曲がりにくい部分)のスパインの位置を見つけてしるしをつけてベイトなのでキャスト後のブレにくさを考えてスパイン側にガイドを置くことにします。
次はグリップ周り。
グリップエンドからリールシートのトリガーまでの長さを決めます。
ブランクス長は決まってるので長くすればロッドの有効レングスが短くなり取り回しは悪くなるが、バランスは取りやすくなる。
この辺りは作って参考データがあればもっときっちり詰められる所なのでしょうが、初めてなだけにリールシートを仮組みしながらかなりおおざっぱのガイドウエイトとリールシート以降の重量も予想しつつ、自分の考える使用状況に合わせたバランスとグリップ長を模索。
今回はトリガーからバットエンドまでの長さを43cmに決定しました。
それに合わせてEVAのリアグリップの長さ+約1センチをカッターでカット。
マスキングテープをカット部に巻いて貼ってそれを目印にして切りましたがまっすぐ切るのは難しい完璧にはまっすぐではなかったのでカット部をペーパーで削って調整。
まぁ想定内だもん(笑)この余裕分も含めての+1センチです?
ファイトに時間が掛かったり魚を誘導する際にフロントグリップはあった方がいいと思うので,余りのEVAでフロントグリップも作成。
電動ドリルで大体のセンター出しながらフロントグリップ、そしてリアグリップを好みの形状にサンドペーパーで削る。
それと同時に使い込んだ先でリールシートとリアグリップの接合部がキャストやフルに曲がった時など変に動くようになり難い様にと考えて、感度面では少し不利になるかも知れないけどリールシート後端の空洞部に8ミリほどリアグリップが入るように削って加工。
(写真撮ってなかったので下の写真は別のロッドのもの)
パーツの重さ計ったらEVAって以外と重量あるんだな・・と。(^-^;
今回、バランス取りも含めてリアグリップはあまりシェイプせず。
パーツが出来たら仮組みしてグリップ、リールシートなど各位置に印をつけたらブランクスとパーツ間の内径差のかさ上げ工程へ。
使うリアグリップEVA内径が17mmでブランクスのエンド付近は17mm、ここは丁度いいにしてもリールシートの辺りは約16mm前後なのでリールシート、リアグリップ接合部と中間辺りの内径合わせにはかさ上げが必要。
アーバーやテサテープ、たこ糸等々・・かさ上げ方法はありますが、今回は感度と強度を意識してホームセンターに売ってある普通の綿のたこ糸&アロンアルファでカチカチに固める作戦に。
タコ糸の号数と大体の直径値の目安。
試し巻きしながらアロンアルファを染み込ませた時に少し膨れる事も計算しつつ、ギツギツではなく気持ち余裕をもたせたたこ糸のサイズを選んで巻く。
本巻き前にはパーツクリーナーでブランクスをしっかり脱脂。
フロントグリップ、リールシート、リアグリップ前部にはたこ糸はフルに巻かずパーツの接合部周りを絡めてポイントポイントに巻いて軽量化と空洞を作り感度面も少し意識してみました。
リアグリップの後半の内外径に大きな隙間がない所は接着剤が残ってよく接着する様にCスレッドを螺旋状に巻いてみました。
そしてアロンアルファをたこ糸とスレッドに染み込ませる。(熱と目に染みるガスが出るので注意)
アロンアルファはこれ。
染み込み易いように低粘土タイプ。結構量を使うのでこのサイズがいいですね。
しばらく乾燥するとたこ糸はカチカチ。
パーツを仮組みして、たこ糸部がギツギツ過ぎたらペーパーで削って調整。
かさ上げ完了。
パーツと合わせるとグリップ周りはこんな感じ。
この辺りで悩みに悩んだガイドの種類とサイズを決めて注文。
その間にリールシート、グリップ等の接着へ。
接着には2液系エポキシ接着剤を使用。
このエポキシ接着剤の固まった時の固さによっても感度は変わる様なので硬度数値の高いものが良かったですが、入手に時間が掛かりそうだったので入手しやすくそれなりの硬度になるらしい?セメダインのハイスーパー30を使用しました。
リールシートやフロント、リアグリップの接着には少し硬化時間があった方がゆっくり確実にやれるので30分硬化のタイプを選択。
パーツクリーナー等でパーツ内部、ブランクスをしっかり脱脂後乾燥。
接着時は両端に接着剤がハミ出てきて拭き取りのが大変なのでパーツの両端にはマスキングテープを巻いておく。
エンドキャップは最後にバランス取りでカウンターウエイトを入れる可能性も考えて未接着のままにするのでエンドキャップの入りしろ分に印を付けここにもマスキングテープ貼る。
エポキシ接着剤のA剤、B剤を1:1の混合比で厚めの紙の上でしっかり混ぜ合わせたら接着開始!
リアグリップから接着していってリールシート→フロントグリップの順で接着。
いっぺんにではなくパーツ一づつ丁寧に接着して行きました。
フロント、リアグリップのEVAの接着時はエポキシ接着剤をブランクス側に塗ったらグリップを回しつつ、少し行ったり来たりさせてしっかりEVA内部にも接着剤を馴染ませながら入れて行き固定。
はみ出たエポキシ接着剤はエポキシ薄め液とかパーツクリーナーをティッシュやキッチンペーパーなどにつけて拭き取り、エポキシが硬化する前に巻いておいたマスキングテープを剥がす。
フロントグリップの前側はワインディングチェックなしでの作成のためフロントグリップとブランクスの内径差の隙間はたこ糸とスレッドでかさ上げ後にメタルスレッドで上巻き。
続いてフェルールの接着。
上下間違いないかもう一度ティップ側に差し込んでみて確認(マグナムクラフトのブログに確認方法と接着方法はしっかりと説明してあります。)
一応、フェルールにはバット側に入る目安?みたいな印が入れてありましたが押し込んでみるも固くてそこまで入らない。(気温や湿度でも入ったり入らなかったりするらしいです。)
そのまま継ぐとフェルールの間隔が広すぎる。メーカー推奨ではロッドを継いだときのフェルールの隙間を1~1.5cm前後になるようにとの事でフェルールを削る時はまずバット側に入る方を削って調整するとの事。
バット側のフェルールを細かい600番位のペーパーで巻くように握り、差し込んでいって止まる部分を自分は削り過ぎが怖いので「3回転回させての削り→粉を拭き取り差し込んで様子を見る」を繰り返して少し固いけど入りはする程度に削っていき、継ぎの間隔が1.5ミリの所まで入る様に調整したら印をつける。
そして接着剤を多すぎず少なすぎずフェルールとブランクス内部に塗って回しながら差込み接着。
これでエンドキャップ以外の接着が完了
接着してどれくらいの重量になるかティップ(#1)+エンドキャップも入れた重量を測るともうすでに約245g程に(;^ω^)
出来ればこのくらいで完成させたかったんですが(笑)
まぁセパレートグリップにしてグリップエンドを軽いものにすればロッド自体は軽くなるだろうけど今のリールシート位置でフロント側には重いものはそんなにない訳だし、最後にバランス取りすれば結局重めのカウンターウエイト入れないとダメだろうから一緒かな!と言うことにして。(^^;)
因みに似たようなスペックのロッドでみると260~275g辺りなんでまぁこんなもんかな??(笑)って事でその辺りに完成重量を大体定める。
後編へ続く・・・・。
ここ数年でベイトリールの進化と共に少しずつソルトルアーゲームでもそれぞれの分野でベイトタックルが使われ始めてタックルの選択支も段々と増えて来ましたね~。
外洋の磯をメインフィールドとする自分もベイトタックルを導入してもう数年が経ちました。
今ではベイトタックルの楽しさ+有効性を見つけて青物、磯ヒラ、シーバス、サーフフラット、ロックフィッシュ等々・・そしてライトゲームまでベイトタックルがほぼメインに。
魚とのファイトに関してもベイトタックルの利点を最大限に使える様にと色んなファイトスタイルをまだまだ模索中です。
それに伴いやり込む程にタックルへの見方や考えも少しずつ変化。
もちろんすべてではありませんが、色んなメーカーのシーバス~青物ベイトロッドを触らせて貰ったり、購入して使ってみたりして気に入って使ってるものもあります。
ですが、自分の通うポイント含め、それぞれのシチュエーションで気に入るものに出会えてない部分も多々あります。
まぁいくらソルト界にベイトタックルが浸透しつつあるとは言え、まだまだ少数派だと思いますので、スピニング並に選択肢がある訳ではありません。
ましてや、磯などから青物やヒラスズキ、シーバス用の長め(10ft以上)のロッドとなると尚更(笑)
作るメーカーさんも売れないと・・・と色々諸事情もあるでしょうし(;´∀`)
てなわけで今現在も、リールと共に自分好みのベイトロッドを求めてさまよっております(笑)
そんな所で去年の夏に二人目の子供が生まれ夜は家に居る時間が増えたこともあって、だいぶ前から気になっていたいくつかのブランクスで自分が今持っていない所のラインナップを一から勉強する意味も含めて作ってみようと思いたちました。
まだまだシーバス用の9ft以上のベイトロッドがない時期はスピニングロッドをバラしてベイトロッドにリメイクして使ってみた時期もありましたので、少しは作り方など知識はありますが、今やネット等で検索すればロッドビルディング諸先輩方の様々な情報(ライトゲーム(アジングロッド)とかホント凄い(笑))が得られるし、youtubeにもロッドビルディング動画も色々あるので心強く、困った時はどうにかなるなと。(笑)
また、その気になるブランクスを国内でも取り扱うショップが増えてネットでも購入出来る様になっていた事も決め手でしたね。
と言うことで早速、初心者ビルダーによるロッドビルディング挑戦開始!
写真少なめですが、その模様を書いてみたいと思います(^-^;
まずは気になっていたブランクスを2本まとめてネットで購入。
気になっていたブランクスとはマグナムクラフトと言う台湾のブランクスメーカーさんのものです。
ロッドビルディングされてる方はお馴染みですかね。
因みにマグナムクラフトのブランクスはライトゲーム用~ショア、オフショア用まで在庫があり、その他、ガイドやリールシート、グリップ、ロッドビルディングに必要な物も豊富に取り揃えられている釣道楽屋SABARO(サバロ)さんから購入。ブランクスとリールシートやらEVAグリップやらその他ガイド以外のパーツも同時に購入しました。対応も丁寧で安心して購入出来ました!
最初の一本目のコンセプトは・・・
ナイトの対超ランカーヒラスズキをメインにデイのテクニカルな磯ヒラスズキ&小~中型青物ゲームも視野に入れたキャスティング面よりはフッキング面に重点を置けそうな10ftクラスのベイトロッド。
まぁ欲張りですね(爆)
あくまで自分の感覚ですが、ナイトゲーム等などでの10フィート前後のフッキングの決めやすいしっくりくるロッドがなかったので(^-^;
もちろんその他の面も重要ではありますが、この「フッキング面」を自分的に簡略的に言うと、自由度の少ないロッドポジションからでも最短最速でフックのフル貫通に持っていき易い様な性能面と言った所でしょうか。
そんなコンセプトにベンディング写真みて目星をつけていたオール40tカーボンで構成されているアカメスペシャル 1060 (10ft、ファーストテーパー、ルアーMAX60g)のブランクスを選択してみました。
ここ数年はナノアロイなどの最新テクノロジーで生まれたナノカーボンをメインに使ったロッドが主流となりつつある時代に今では珍しくなった??高弾性のハイカーボンです(笑)
到着したブランクス。
特徴のあるカーボンの文様。
印籠継ぎでフェルールは未接着のままで来ます。向きも逆になってる時もあるみたいなんで注意。(マグナムクラフトさんのブログで検索すると見分け方や接着方法は紹介してありますので割愛)
フェルールの向きを確認して未接着部をマスキングテープで軽く止めてから繋いで持ってみるも、、。
ん?オール40t、高弾性のファーストテーパー??って感じで肉厚感と意外に持ち重りを感じる。
まぁこれまでブランクスだけ持つことはないし、Max60gなんでバランスも取れてない訳だからこんなもんなのかなと(笑)
ネットで調べた前情報でもシリーズやロッドのMAXウエイト等でも当然違う様ですが、マグナムクラフトのブランクスは特別軽くは無いけど高弾性の物も綺麗に曲がり、トルクフルで丈夫なものが多いと言うことをよく耳にしていたので少し納得。
グリップ周りのパーツ。
・富士リールシートTCS17
リールシートはいくつかタイプがありますが、手の形状、握り込みも含めて好みが別れる所ですね。リールとの兼ね合いもありますし。
自分的にはフィット感がいいACSも良かったのですが、ロープロリールと組み合わせで握り込みを2~3フィンガーとちょこちょこ替えるのもあって自由度があると感じるTCSの17サイズを選択。
・ジャストエースストレートEVA(外径28mm/内径17mmの500mm)
EVAはTCS17の外径より少し大きめに合わせて加工も出来る様にと28mmを選択。内径はブランクスバットエンド外径に合わせて17mm。あわよくばフロントグリップ、リアグリップが取れる様にと500mmのストレートを選択。
・エンドキャップは富士RBC-19
バットエンドのキャップはEVAタイプではなく、耐久性や滑りにくさにカウンターウエイト代わりを含めた富士工業のBRCに設定。
サイズを19.0Rにするか22.0Rにするか結構迷いました。EVAの外径28ミリとの段差は出ますが、ロッドウエイトと引き手の握り込み易さを優先した考えで今回は19.0Rで。
・タコ糸
・スレッド
ジャストエースポリエステルダルスレッド(黒)等々・・・。
(詳しいパーツ、使用品等は後編に記載)
夜な夜な二人目の子供のミルクタイムの合間をぬって少しずつロッドビルディング!
まずはブランクスの背骨とも言われるスパイン(カーボンシートが重なって肉厚になり反発が強い部分)出し。
これには色々な説もあり、見つけ方、そしてスパインの使い方があるらしいのですが、今と昔でも違うでしょうし、正直何が正解か分かりません。
とりあえずはYouTubeのジャストエースさんの動画を元にティップ側(2ヵ所ほどあったので反発の強い方)とバット側(はっきり分かりにくかったので曲がりにくい部分)のスパインの位置を見つけてしるしをつけてベイトなのでキャスト後のブレにくさを考えてスパイン側にガイドを置くことにします。
次はグリップ周り。
グリップエンドからリールシートのトリガーまでの長さを決めます。
ブランクス長は決まってるので長くすればロッドの有効レングスが短くなり取り回しは悪くなるが、バランスは取りやすくなる。
この辺りは作って参考データがあればもっときっちり詰められる所なのでしょうが、初めてなだけにリールシートを仮組みしながらかなりおおざっぱのガイドウエイトとリールシート以降の重量も予想しつつ、自分の考える使用状況に合わせたバランスとグリップ長を模索。
今回はトリガーからバットエンドまでの長さを43cmに決定しました。
それに合わせてEVAのリアグリップの長さ+約1センチをカッターでカット。
マスキングテープをカット部に巻いて貼ってそれを目印にして切りましたがまっすぐ切るのは難しい完璧にはまっすぐではなかったのでカット部をペーパーで削って調整。
まぁ想定内だもん(笑)この余裕分も含めての+1センチです?
ファイトに時間が掛かったり魚を誘導する際にフロントグリップはあった方がいいと思うので,余りのEVAでフロントグリップも作成。
電動ドリルで大体のセンター出しながらフロントグリップ、そしてリアグリップを好みの形状にサンドペーパーで削る。
それと同時に使い込んだ先でリールシートとリアグリップの接合部がキャストやフルに曲がった時など変に動くようになり難い様にと考えて、感度面では少し不利になるかも知れないけどリールシート後端の空洞部に8ミリほどリアグリップが入るように削って加工。
(写真撮ってなかったので下の写真は別のロッドのもの)
パーツの重さ計ったらEVAって以外と重量あるんだな・・と。(^-^;
今回、バランス取りも含めてリアグリップはあまりシェイプせず。
パーツが出来たら仮組みしてグリップ、リールシートなど各位置に印をつけたらブランクスとパーツ間の内径差のかさ上げ工程へ。
使うリアグリップEVA内径が17mmでブランクスのエンド付近は17mm、ここは丁度いいにしてもリールシートの辺りは約16mm前後なのでリールシート、リアグリップ接合部と中間辺りの内径合わせにはかさ上げが必要。
アーバーやテサテープ、たこ糸等々・・かさ上げ方法はありますが、今回は感度と強度を意識してホームセンターに売ってある普通の綿のたこ糸&アロンアルファでカチカチに固める作戦に。
タコ糸の号数と大体の直径値の目安。
試し巻きしながらアロンアルファを染み込ませた時に少し膨れる事も計算しつつ、ギツギツではなく気持ち余裕をもたせたたこ糸のサイズを選んで巻く。
本巻き前にはパーツクリーナーでブランクスをしっかり脱脂。
フロントグリップ、リールシート、リアグリップ前部にはたこ糸はフルに巻かずパーツの接合部周りを絡めてポイントポイントに巻いて軽量化と空洞を作り感度面も少し意識してみました。
リアグリップの後半の内外径に大きな隙間がない所は接着剤が残ってよく接着する様にCスレッドを螺旋状に巻いてみました。
そしてアロンアルファをたこ糸とスレッドに染み込ませる。(熱と目に染みるガスが出るので注意)
アロンアルファはこれ。
染み込み易いように低粘土タイプ。結構量を使うのでこのサイズがいいですね。
しばらく乾燥するとたこ糸はカチカチ。
パーツを仮組みして、たこ糸部がギツギツ過ぎたらペーパーで削って調整。
かさ上げ完了。
パーツと合わせるとグリップ周りはこんな感じ。
この辺りで悩みに悩んだガイドの種類とサイズを決めて注文。
その間にリールシート、グリップ等の接着へ。
接着には2液系エポキシ接着剤を使用。
このエポキシ接着剤の固まった時の固さによっても感度は変わる様なので硬度数値の高いものが良かったですが、入手に時間が掛かりそうだったので入手しやすくそれなりの硬度になるらしい?セメダインのハイスーパー30を使用しました。
リールシートやフロント、リアグリップの接着には少し硬化時間があった方がゆっくり確実にやれるので30分硬化のタイプを選択。
パーツクリーナー等でパーツ内部、ブランクスをしっかり脱脂後乾燥。
接着時は両端に接着剤がハミ出てきて拭き取りのが大変なのでパーツの両端にはマスキングテープを巻いておく。
エンドキャップは最後にバランス取りでカウンターウエイトを入れる可能性も考えて未接着のままにするのでエンドキャップの入りしろ分に印を付けここにもマスキングテープ貼る。
エポキシ接着剤のA剤、B剤を1:1の混合比で厚めの紙の上でしっかり混ぜ合わせたら接着開始!
リアグリップから接着していってリールシート→フロントグリップの順で接着。
いっぺんにではなくパーツ一づつ丁寧に接着して行きました。
フロント、リアグリップのEVAの接着時はエポキシ接着剤をブランクス側に塗ったらグリップを回しつつ、少し行ったり来たりさせてしっかりEVA内部にも接着剤を馴染ませながら入れて行き固定。
はみ出たエポキシ接着剤はエポキシ薄め液とかパーツクリーナーをティッシュやキッチンペーパーなどにつけて拭き取り、エポキシが硬化する前に巻いておいたマスキングテープを剥がす。
フロントグリップの前側はワインディングチェックなしでの作成のためフロントグリップとブランクスの内径差の隙間はたこ糸とスレッドでかさ上げ後にメタルスレッドで上巻き。
続いてフェルールの接着。
上下間違いないかもう一度ティップ側に差し込んでみて確認(マグナムクラフトのブログに確認方法と接着方法はしっかりと説明してあります。)
一応、フェルールにはバット側に入る目安?みたいな印が入れてありましたが押し込んでみるも固くてそこまで入らない。(気温や湿度でも入ったり入らなかったりするらしいです。)
そのまま継ぐとフェルールの間隔が広すぎる。メーカー推奨ではロッドを継いだときのフェルールの隙間を1~1.5cm前後になるようにとの事でフェルールを削る時はまずバット側に入る方を削って調整するとの事。
バット側のフェルールを細かい600番位のペーパーで巻くように握り、差し込んでいって止まる部分を自分は削り過ぎが怖いので「3回転回させての削り→粉を拭き取り差し込んで様子を見る」を繰り返して少し固いけど入りはする程度に削っていき、継ぎの間隔が1.5ミリの所まで入る様に調整したら印をつける。
そして接着剤を多すぎず少なすぎずフェルールとブランクス内部に塗って回しながら差込み接着。
これでエンドキャップ以外の接着が完了
接着してどれくらいの重量になるかティップ(#1)+エンドキャップも入れた重量を測るともうすでに約245g程に(;^ω^)
出来ればこのくらいで完成させたかったんですが(笑)
まぁセパレートグリップにしてグリップエンドを軽いものにすればロッド自体は軽くなるだろうけど今のリールシート位置でフロント側には重いものはそんなにない訳だし、最後にバランス取りすれば結局重めのカウンターウエイト入れないとダメだろうから一緒かな!と言うことにして。(^^;)
因みに似たようなスペックのロッドでみると260~275g辺りなんでまぁこんなもんかな??(笑)って事でその辺りに完成重量を大体定める。
後編へ続く・・・・。
- 2019年11月28日
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