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禍福は糾える縄の如し (かふくはあざなえるなわのごとし)とは、 人生をより合わさった縄にたとえて、幸福と不幸は変転するものだという意味の故事成語です。 不幸を嘆いていると、いつの間にか幸福となり、幸福を喜んでいると、また不幸になる、ちょうどそれは「より合わせた縄のように表裏が交互にやってくる」ということを表しています。 感染病に心を悩まし、外出を控えたりている方が殆どだと思います。 人生不幸ばかりではありません。 希望を持って生きて行きましょう!

島くらしのススメ【0尾目】其の七 そのまま突き進むべし







回遊青物シーズンが終盤戦に入ると、来島される観光客は随分減り、島に平穏な日々が再び訪れた。 見上げる寒霞渓の木々は赤や黄色に染まり、やがてその色彩は里に溶け込んでいった。 

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日々徐々に水温が下がり、青物が出るポイントが湾内から岬の水道筋へ移行し、釣果が徐々に落ちていった。


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回遊青物がシーズンオフになったら、トミオカ釣具さんが教えてくれたメバルとアジを狙おうとか、そのためにライトゲーム用のタックルが必要だなとか、否々待てよアジとメバルの前に 



ヒラメで勝負でしょうとか考えていた。

でも、自分…



金無いじゃん(笑)



魚を攻略する前に立ちはだかる大きな壁(笑)

なんの罰ゲームなんだか? 

釣りを始めた初年度に経験するタックの持ち合わせの無さ。 毎月、ロッドかリールを購入していた記憶がある。 それに加えてまずポイントまで通う交通費、ライン代、ルアー代、飲食代、氷代、更にポイントを巡って状況調査する交通費を合わせるとかなりの金額になる。  



それでもまた懲りずに



食費注ぎ込んで全部勝負したんですけどね(爆)




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※勝負した割りにソゲとチャリコなんですけどね(爆)


前回は牛肉と外食絶ったから、今回は



豚肉と鶏肉絶てば余裕じゃないのかな?(笑)

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修行ですよ修行(爆)

釣りをすることが、精進料理に辿り着くとは夢にも思わなんだ(笑)

折角、うどん県に住んでるのだから、



三食うどんで良いかと(爆)

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栄養あるのか知らんけど(笑)





釣りを始めて5ヵ月経過すると、いくつかの問題にぶつかった。 

解決しなくても支障は殆ど無いが、自分個人の将来への布石として、解決して置いた方が良い問題である。





最初の問題は、

潮を釣るか、地形を釣るかの選択である
。 

釣りをしたことが無く知識のない方には、恐らく意味不明な言葉だと思う。 これは少し解説させて頂くと潮の流れに着くベイトを捕食する魚を狙うか、海底の底質を含めた地形変化や沈み根を含めた構造物に着く魚を狙うかと言う意味である。

端的に述べれば、



女を選ぶか、男に走るかと似てると思う(爆)キリッ



要するに釣りのスタイルを決めておいた方が、知らない土地に移り住んだ時に釣りを引き続き楽み易いだろうという事だ。



それだけ自分には、潮か地形かの選択問題は大切だったのだ。

このまま小豆島に骨を埋める事が出来るならば、決めずに流れのまま身を任せ自分のスタイルが自然と固まるのを待てば良いと思う。 けれど1年後か2年後には、転勤で島を離れないとならない。 新たな転勤先で釣りを続けているとして、地形変化を狙うには、完全なゼロスタートになるが、潮を釣る場合、幾分か経験が活きる。 迷う事無く転勤族には、潮を釣る方が有利なのは明白である。 ただ、此れにも問題があって、実は地形を釣る方が食して旨い魚種が多い。 小豆島では、フラットフィッシに括られるヒラメやマゴチ、キジハタ、マダイなどが上げられる。 是は切実な問題だ。


アジ、サバ、ブリ、カンパチ、サワラ等の回遊青物は、基本的に潮に着く。 ところが、例外もあってアオリイカ、メバルやスズキに関しては、どちらかと言うと季節と捕食ベイトに左右され易く、潮に着くか地形に着くかは季節、日別、時間であったり、傾向が違う場合が多い。 特にメバルは、次から次へと着き場所が変わる事が多々ある。

予め断っておくが、潮を釣るからとしても地形変化は無視出来ない。 最低でも底質と大まかな地形変化は理解しておかないと勝負にならない。 何故ならば、魚の餌になる小魚のベイトが何処に着くか判断し易い。 

それ故に、潮になにも魚が着いてない場合は、ひたすら底の地形を狙った。 底質や水面下の地形変化を理解するには、立ち位置から扇状に何回かキャストして、沈むルアーが何秒で底に着くか大よその秒数をカウントする。 浅い場合、直ぐに着底し、深い場合は、時間をより必要する。 だだ、潮が速かったり、風の影響でラインが弧を描き膨らんでしまうと着底に時間がかかる。 是を立ち位置を左右に移動しながら、目に見えない地形を脳内に描写していく。 底質は砂、砂利、泥、岩、藻なのかは、慣れてくるとルアーが底に着く感触で分るようになる。 自分が底質を判断出来るようになったのは、一年経過してからであったと思う。





次の問題は、

釣行記録を残しデータ化していなかった

釣り人によっては、釣行ノートを設け、特筆事項を記録している。 参考にする記録資料があると、翌年シーズンインする直近までに道具を用意して、直ぐにターゲットを狙える。 無駄な買い物が減らせる上に腰を据えて釣行が出来るメリットがある。 記録しておく内容は個人差があるのだけど、釣行日時、場所、天候、水温、潮色、タイドグラフ、ベイトの有無と種類、ヒットルアー、メソッド、反省点、課題、気付いた事を記録しておくと、来年以降の参考資料になる。 

自分の場合、ノートに記入する手間は掛けられないので、SNSを利用しブログ記事にする事で代用した。 それがこのfimoである。 SNSにメンバー登録したのは、釣りを始めて半年後過ぎた頃で、記事を投稿開始したのが少し後になる。

その頃、香川県内の投稿記事も沢山上られていて、毎日誰かが必ずブログを更新して賑わっていた。

釣行記録として始めたブログだが、少しばかり欲が出て投稿するからには一人でも多くの読んで貰いたい。 素人が書く記事など経験豊富なアングラーからすれば、内容が薄く読んで貰えない事は予想出来る。 読むという行為は、時間と労力を割き知識を得る行為である。 少なくとも知識を得る代わりのものが無くてはならない。



どうすれば読んで貰えるのか?

釣りの知識は無い訳だから、与えられる知識は、当然持ち合わせていない。 有ったとしても既出のものに過ぎない。 それでも素人は素人なりに素直に書けば良いと思っていた。 なぜならば素人の強みは素直な気付きとチャレンジ精神にあると思う。 では、ベテランの弱点とはなんだろうか。 それは強さとの表裏一体で、経験とか知識とかある分、判断が鈍り、新たな事にチャレンジし難い事だと思う。 所謂、世間では非常識と分類されることに対し手が出しにくい。 仮にチャレンジしたとしても失敗したら、ブログの記事にはしないだろう。  



自分の釣りは基本タブーとされる事が無い。 既成概念にはとらわれない上に発想は自由だし、常にチャレンジばかりなので失敗も多い。 失敗が多いということは、ネタだらけなので、素直に書いて笑って貰えれば大成功である。 ならば楽しい記事にしてしまえば良い訳で、其れが当日の自分のブログのコンセプトだった。 



自分が釣行すれば、ネタが向こうからやって来る(笑)



失敗をネタにブログ記事の出来上がりだ(爆)



これはかなり美味しい(爆)

実績のあるベテランには、失敗ネタの記事投稿はまずプライドが許すまい。

記事を書く上で気をつけた事は、

①釣行記録として自分の中で成立する。
②アングラーが読んで笑える要素がある。
③一般の方が読んでも楽しめる要素がある。


こんな事を考えながら書いていた記憶がある。



幸いブログ投稿はfimoを始める前に某SNSで記事を12年以上書き続けていた。 文章を綴るという行為自体は、面倒であるものの嫌いではない。 小難しい時事ネタを多くの人に読んで頂くためにネタ絡ませて記事を書いていた。

しかも



笑えることが前提で(笑)

既存の読者の方なら薄々ご理解していると思いますが、自分の文章の表現方法は、漫画のコマ割を真似ている。 記事文章内や過去ブログ記事内のどこかに伏線を仕込ませておいて、段落毎に落ちが来るようにしていた。 同じ事を表現するにも、前に配置しておいた方が良い文章とか、先に出したら落ちが弱くなる文章とかあるので構成を考える。 最近記事は漫画のコマ割りは意識せずに、極力真実に近い表現方法を選んで素直に記述しています。 

なぜって?

 

面倒なんだよ(爆)

折角、ブログ記事のタイトルからネタばれしない様に悩み抜いてタイトルを最後の最後に入力して、毎回投稿しているのだが、fimo本部の運営が、ニュースに取り上げる際、タイトルを修正して再掲載してくれるんだけど



ネタバレのタイトルつけるんだよね(笑)

落ちを先に言われたたら、面白いお笑い芸人でも観客笑わせるの難しいよね(笑)





その次の問題は、

情報力の圧倒的な少なさ
。 

釣具屋経由の情報は、どうしても鮮度に欠けている。 極端な言い方をすれば、今現在、海で何が起きているか知りたかったのだ。 少なくても今朝、または、昨晩の状況を島内全域範囲で知りたかった。 転勤族の自分には、目標を達成するためには、1日たりとも無駄する時間など無かったからである。



鮮度のある情報を得るには、どうしたら良いか

答えは簡単に方法を見つけられたのだが、それを求めるとなると大変である。  地道な努力が必要だ。 自分が選んだ方法は、同じ志のある仲間を多く作り、情報交換する事である。 馴れ合いの友達では無く、お互いが成長出来る仲間を指す。 島内の地区ごとに仲間を作れば、今まさにどこでなにが釣れているか把握出来てしまう。 人脈の人間関係構築のためには、まず、最低限ポイントで出会う人に対し挨拶出来る人でなくてはならない。 その次に話し掛けられるタイミングを見計らい世間話しするのを心がけた。 

先行者にポイント状況を伺うには、実はコツがある。 

質問の仕方があるのだ。

まかり間違っても



釣れてますか?  と聞いてはならない。

本当に釣れてない人には、この質問の仕方だと相手を怒らせてしまう可能性がある。 この言葉

馬鹿にされていると捉える人が稀なに居るのである。
 

この言葉に敏感なのが、過去の栄光にぶら下がって、公言はしないが自称名人と思い込んでいる餌釣りの爺様にこのタイプが多い。 釣り仲間なら問題無い言葉使いでも、知らない相手からの言葉だと気に障り機嫌が悪くなる人も居るのも事実である。 但し、ベテランの爺様を陥落させたら得るものが非常に大きい。 何十年もの経験やノウハウを教えてくれる上に上手くやればポイントを明け渡してくれるようになる。 

この場合、自分の中で適切と思う話し掛け方は、



何かお魚入ってますか?と話しかける。

そもそも餌師とルアーマンだと狙う対象魚も違うし、相手のプライドを傷つけずに返事し易い質問になるのだ。 

このフレーズを考えるのに



どれだけ時間を掛けて考えたことか(笑)

ついでに小場所ポイントに先行者が居る場合の入り方を紹介しておこうと思います。 大概の人は遠慮して、他のポイントを探すシチュエーションである。

まず、釣り人らしい格好は一切せずに観光客を装う。 当然。釣具は一切持たない。 



ここで何が釣れるんですか?と話しかける。

相手が適当にでも返事してくれたなら入れる可能盛大。 後は世間話でも何でも良いので会話を続ける。 相手の会話内容には、常に同意する方向で話を合わせ敵対心の無い事をアピールする。 笑顔や笑い声が出たら、その時始めて



横に入って良いかですか?

と確認すれば、ほぼ間違いなく入れます。   

自分が逆に声を掛けられる立場の場合、以下のように返事してます。



初心者だからお祭りしたらゴメンね(爆)

まず、こんな感じで返事しといたら、



入るの諦めるか、入ってもスペースかなり空けてくれます(爆)


話が大分寄り道してしまったが、情報を集めるには、少なくとも自分が情報発信出来る人間でなければならないと考えていた。 初心者の自分が安定して取り組めるのは、島内のベイト情報や釣果情報を把握して提供する事である。 話しかけられる人には、積極的に話し込んで情報収集をしたのである





つづく





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