なんとなく気持ちが引き締まった話

  • ジャンル:釣行記
囓った程度ではあるがルアー製作というものをやってみたりしている。


実際に作ってみることで、あのルアーのアレが欲しいな、とか、このルアーすごいな、なんて事が浮かんだり消えたりする。



そのような過程で、廃番になったルアーの中でも所謂名作と呼ばれるルアーを買ってみては眺めたり動かしたりして遊んでみた。(これに今の技術が乗ってたら...)



いや、ないなら自分で作ればいい。


しかしそうやすやすと出来るものではない。


自分の無力さを感じつつ、今ある環境の中で出来ることを1つ1つやっていくのみだった。




そうこうしているうちに、自分の釣りに新たなヒントを与えてくださる方々との出会いや、その方との釣行を経験させて頂く機会に恵まれた。




すると不思議なもので、「あの方のあの話をあのルアーでやってみたい。」なんて事が浮かんできたタイミングで、廃番だったそのルアーが復刻発売された。



野球で言うなれば、しっくりくるバットを探すときの、「ビビッとくる道具との出会い」や「そのタイミング」と同じような感覚をここでも体験する事となった。




打ってみたい
釣ってみたい
打てそうな気がする 
釣れそうな気がする




静かな興奮とルアーを引っ提げ、現場へ向かう。
感性と経験を1つ1つ紡ぎあわせてみる。






そして、噛み合った1つの歯車。





自己のデータ管理のためにサイズは記録しているのだが、こうしたストーリーの延長線上で釣れてくれた魚は、サイズに関係なく嬉しいものだと私は思う。




そして、それは同時に、そのストーリーの登場人物全てに感謝すべきであると思った。




その時、その時でこの魚に会うための要素を分け与えてくれた人々がいる。


環境があって、それを良くしていこうという方々がいる。その方々とは、例えば、メーカーの中でルアーの原型を形作った人から、現在のシーバスシーンを俯瞰した結果、廃番だったルアーを再販に踏み切った方だっているんだ。


また、例えばただの釣り好きのいち大学生に、釣るためのヒントを示して下さる、メディアやSNSの発信源の方々、現場でお会いした皆様、気心知れた釣り仲間...


考えだしたらキリがないレベルで、多くの方々の恩恵を受けて、今自分は、釣りを心から楽しむ事ができる。




そういった事に感謝できる人でありたいと思った。











と言っても、すぐ忘れてしまうのが自分の性であるから、何かの拍子にここに戻ってこれたらとの思いで、ボンヤリと頭にあったことを書いてみた。







共感して下さる方が居られたら、それもまた、嬉しい事なんじゃないかなと思いながら!(^^)





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