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▼ ガイドの話をしよう。
- ジャンル:ニュース
皆さん御使いのロッド。
どのようなガイドがどのくらい付いてますか?
どんなフレームで、どんなリングで…
ガイドが違うとどうなるのか。
そんな話をしていきたいと思います。
ガイドのお仕事って?
そもそもラインガイドは、ロッドブランクと、ラインを繋ぐ重要な役割を担っています。
ガイドが無ければ、リールを使えません。
一番耐久性が求められるといっても過言では有りません。
リングは、ラインとの摩擦熱や負荷に耐えなくてはいけません。
また、ガイドの数が多ければ、ブランクスに力を伝えることができるのですが、ロッドが重くなり、ブランクスの張り感や、パワーが奪われることになります。
ついつい、ロッドのブランクスや見た目に行きがちですが、その性能を行かすも殺すも、ガイド次第と言うことなのです。
ガイドの仕組み。
今、使われているガイドですが、リングとフレームに分解することができます。
リングとは、ラインを通す部分です。
フレームとは、ロッドからガイドの脚が伸びていますが、そこからリングを包み込むように、なっている金属部分です。
リングの種類。
最近の素材は、「sic」「トルザイト」「アルコナイト」「ハードリング」がメインとなっています。
昔は、普通の金属性や、セラミック、ゴールドサーメット等が主流では有りましたが、PEライン全盛期の今、耐久性が欲しくなりますので、安価なロッドから、sicが付いていることがありますよね?
更に、sicリングを搭載したガイド、更にブランクスも含め、材料単価が低くなったことも、影響しているのではないかと思います。
因みに、sicリングの硬さは「2400HV」。
トルザイトリングは、「1400HV」となります。
あれ?
じゃあ、sicだけでいいんじゃ…
と思う方もいらっしゃると思いますが、軽く薄く作り上げられるのは、「トルザイトリング」なのです。
強いsicと、軽いトルザイト。
これを軸に私はガイド選びを考えています。
フレームの種類
ステンレスフレームとチタンフレーム、最近では、カーボンというものも有ります。
フレームは重さに大きく関わってきます。
ロッドが軽くなれば、繊細に使えるようになる為、感度も向上します。
欲しい強度により、ダブルフットや、シングルフットの使い分けをしていくことになります。
数量、ピッチによる関係性
ガイドの数が多ければ、ロッドに伝える力が多く伝わるため、ブランクスの性能をフルに使えます。
しかし、たった3m程のロッドに、20も30もガイドは付けられません。
なので、適切な数量と言うものが有ります。
ガイドの老舗、富士工業さんのホームページ等に長さに対する個数などが、書いてあります。
しかし、あくまで目安です。
私はロッドを作る上で、個数とピッチをずらしながら、曲がりを見て最終的な形を作ります。
ピッチを近付けると、ガイドの自重も重なり、スムーズな曲がりになりやすくなります。
ティップに近づけると、先調子気味に。
全体を等間隔気味で、離す形にすると、スローな仕上がりになりやすくなります。
良く私はロッドをカスタマイズしますが、古いロッドに軽量ガイドを数個多くして、セットします。
すると、変える前と変わらない自重ですが、負荷をかけるとトルクの有るロッドに仕上がったりします。
数量やピッチはロッドを語る上で非常に重要なのです。
ガイドの口径
最近、小口径化が進んできています。
これは、ライン自体も細くなってきているのも大きく関係していると思います。
また、システマチックなガイド構成となっているため、スピニングリールから放出された、暴れたラインをいち早く収束させられるようになりました。
その為、小口径でも、飛距離に影響が無く、感度向上と、軽さを優先させられるようになったとの考えも有ります。
しかし、ここには私は疑問を感じます。
厳寒期の釣りはどうしても、ガイドが凍ります。
そんな時は、すぐに凍って釣りになりません。
また、ナイロンを使用したり、太めのリーダーを使用したりする際は、トラブルの原因となる場合や、飛距離が稼げなくなるなどのデメリットも有るからです。
そこも、考慮しつつ、自分の釣りに合ったロッドを選んでいただければと思います。
理想のロッドを手にするには。
ロッドを語る上で重要な事。
それは、やはりガイドにラインを通さなければ、分からないと言うことです。
でも、釣具屋さんで、「リール付けて、ライン通して良いですか?」なんて言えないし、出来ませんよね?
ですので、今回の内容を参考にしていただければ、理想のロッドを見つける近道になると思います。
空振りしたときや、壁などに押し当てて曲げた感触。
それプラス、ガイドの数と配置を考慮して、実践した時を想像してみてみましょう。
また、今まで御使いのロッドのガイドを思いきって交換してみませんか?
思ったより張りが出過ぎたり、先調子になりすぎたり、様々な変化をチューニングしながら、理想に近付けると、更にロッドに対する考えに深みが増すことでしょう。
自分でカスタマイズすることで、理想のロッドを手にすることも可能なのです。
新作ロッド=良いロッド
とは一概に言えないのがロッドの深い部分です。
真新しさに惑わされず、理想のロッドを是非今年のボーナスでゲットしていただきたいと思います。
また、今年の冬は、一度ロッドカスタマイズにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
どのようなガイドがどのくらい付いてますか?
どんなフレームで、どんなリングで…
ガイドが違うとどうなるのか。
そんな話をしていきたいと思います。
ガイドのお仕事って?
そもそもラインガイドは、ロッドブランクと、ラインを繋ぐ重要な役割を担っています。
ガイドが無ければ、リールを使えません。
一番耐久性が求められるといっても過言では有りません。
リングは、ラインとの摩擦熱や負荷に耐えなくてはいけません。
また、ガイドの数が多ければ、ブランクスに力を伝えることができるのですが、ロッドが重くなり、ブランクスの張り感や、パワーが奪われることになります。
ついつい、ロッドのブランクスや見た目に行きがちですが、その性能を行かすも殺すも、ガイド次第と言うことなのです。
ガイドの仕組み。
今、使われているガイドですが、リングとフレームに分解することができます。
リングとは、ラインを通す部分です。
フレームとは、ロッドからガイドの脚が伸びていますが、そこからリングを包み込むように、なっている金属部分です。
リングの種類。
最近の素材は、「sic」「トルザイト」「アルコナイト」「ハードリング」がメインとなっています。
昔は、普通の金属性や、セラミック、ゴールドサーメット等が主流では有りましたが、PEライン全盛期の今、耐久性が欲しくなりますので、安価なロッドから、sicが付いていることがありますよね?
更に、sicリングを搭載したガイド、更にブランクスも含め、材料単価が低くなったことも、影響しているのではないかと思います。
因みに、sicリングの硬さは「2400HV」。
トルザイトリングは、「1400HV」となります。
あれ?
じゃあ、sicだけでいいんじゃ…
と思う方もいらっしゃると思いますが、軽く薄く作り上げられるのは、「トルザイトリング」なのです。
強いsicと、軽いトルザイト。
これを軸に私はガイド選びを考えています。
フレームの種類
ステンレスフレームとチタンフレーム、最近では、カーボンというものも有ります。
フレームは重さに大きく関わってきます。
ロッドが軽くなれば、繊細に使えるようになる為、感度も向上します。
欲しい強度により、ダブルフットや、シングルフットの使い分けをしていくことになります。
数量、ピッチによる関係性
ガイドの数が多ければ、ロッドに伝える力が多く伝わるため、ブランクスの性能をフルに使えます。
しかし、たった3m程のロッドに、20も30もガイドは付けられません。
なので、適切な数量と言うものが有ります。
ガイドの老舗、富士工業さんのホームページ等に長さに対する個数などが、書いてあります。
しかし、あくまで目安です。
私はロッドを作る上で、個数とピッチをずらしながら、曲がりを見て最終的な形を作ります。
ピッチを近付けると、ガイドの自重も重なり、スムーズな曲がりになりやすくなります。
ティップに近づけると、先調子気味に。
全体を等間隔気味で、離す形にすると、スローな仕上がりになりやすくなります。
良く私はロッドをカスタマイズしますが、古いロッドに軽量ガイドを数個多くして、セットします。
すると、変える前と変わらない自重ですが、負荷をかけるとトルクの有るロッドに仕上がったりします。
数量やピッチはロッドを語る上で非常に重要なのです。
ガイドの口径
最近、小口径化が進んできています。
これは、ライン自体も細くなってきているのも大きく関係していると思います。
また、システマチックなガイド構成となっているため、スピニングリールから放出された、暴れたラインをいち早く収束させられるようになりました。
その為、小口径でも、飛距離に影響が無く、感度向上と、軽さを優先させられるようになったとの考えも有ります。
しかし、ここには私は疑問を感じます。
厳寒期の釣りはどうしても、ガイドが凍ります。
そんな時は、すぐに凍って釣りになりません。
また、ナイロンを使用したり、太めのリーダーを使用したりする際は、トラブルの原因となる場合や、飛距離が稼げなくなるなどのデメリットも有るからです。
そこも、考慮しつつ、自分の釣りに合ったロッドを選んでいただければと思います。
理想のロッドを手にするには。
ロッドを語る上で重要な事。
それは、やはりガイドにラインを通さなければ、分からないと言うことです。
でも、釣具屋さんで、「リール付けて、ライン通して良いですか?」なんて言えないし、出来ませんよね?
ですので、今回の内容を参考にしていただければ、理想のロッドを見つける近道になると思います。
空振りしたときや、壁などに押し当てて曲げた感触。
それプラス、ガイドの数と配置を考慮して、実践した時を想像してみてみましょう。
また、今まで御使いのロッドのガイドを思いきって交換してみませんか?
思ったより張りが出過ぎたり、先調子になりすぎたり、様々な変化をチューニングしながら、理想に近付けると、更にロッドに対する考えに深みが増すことでしょう。
自分でカスタマイズすることで、理想のロッドを手にすることも可能なのです。
新作ロッド=良いロッド
とは一概に言えないのがロッドの深い部分です。
真新しさに惑わされず、理想のロッドを是非今年のボーナスでゲットしていただきたいと思います。
また、今年の冬は、一度ロッドカスタマイズにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
- 2019年12月4日
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