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▼ 山岳渓流のイワナ
今回は比較的水量があり、ロッドを振りやすい谷に入ることにした。
補充分の自作ミノーが完成したのでそのスイムチェックも兼ねての釣行だ。
世間はお盆シーズン真っ只中。
そのせいか、川原には釣り人の足跡がクッキリと残っている。
ここ数日の間に複数の釣り人が入っていることは間違いない。
しかし釣り上がっていくと思いのほか魚の反応は悪くなく、出てほしいところでは何かしらのアクションがあった。
さすがに大きいのは抜かれているようだが豆イワナが元気よくミノーに食いついてくる。
夢中になって遡行していくと、上空の天気が何やら怪しい雰囲気に。
ここは崩れ易い谷。
雨が降ると非常に危険だ。
退渓地点までハイペースで釣り上がるか、それとも来た道を引き返すか。
少し迷ったが、来た道を引き返すことにした。
入渓地点まで戻ると雨雲は次第に無くなり、まさかの快晴に。
山の天気は変わり易いと言うが、さすがに消化不良な気分になった。
帰宅するにはまだ早い時間だったので、支流の小さな沢に入ることにした。
こういった川幅の狭い小さい沢ではルアーを流す距離が必然的に短くなる。
食わせの間を作るのがなかなか難しい。
こういうときは着水と同時にアピール出来るスピナーが有利となるが、なぜかこの日は見切られてしまう。
ミノーの方が反応は良さそうなのでスピナーは諦めた。しかし、あと一歩及ばないという展開は変わらない。
尺は無いがそこそこ良いサイズのイワナが時おり姿を見せてくれる。
猛チェイス!
バイト!
バラシ!
その連続。
心臓に悪い沢だった。
結局キャッチできたのは小さい魚ばかり。
少し悶々としたが、これも釣りだから仕方がない。
堰堤の高巻きに疲れたので最後に1尾釣ってロッドオフとした。
- 2020年8月12日
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