※注　この記事は２０１２年に書いたものです。

その後、最もメジャーな鮭稚魚ポイントが死亡事故により立ち入り禁止となりました。
山形県内の釣り人の方々はすでに大多数が認知しているとは思いますが県外から釣行の方は知らないままに山形へ来てしまう可能性が考えられます。
毎年２月から３月にアクセス数が伸びる為、検索ワードで上位になっていたこの記事の閲覧数が最も多いと考えましたのでこちらに追記させて頂きました。
削除や修正という方法もありますが、一度書いた記事を勝手に削除、修正するのもどうかと思いますのでこのような形をとりました。
当然鮭稚魚パターンはこのポイントだけではありませんので、仮に他のポイントで参考になるようでしたら（笑）続きをご覧ください。
ちなみに例年この時期はほとんどシーバスをやりませんので自信はありません（汗）
この時期の庄内は足元に海苔がついていたり、波や風が強く危険です。
どのような経緯でこのポイントで死亡事故が起こってしまったのかわかりませんが、遠方から釣行の際は装備や安全確認等に気をつけていらしてください。
他人にあれこれ言えるような人間ではありませんが、私自身は立ち入り禁止という事、死亡事故が起こるような危険が潜んでいるポイントであるという事から一切お勧めする事はできませんので下記の過去の文章から誤解なきようお願い申し上げます。


２０１６年２月　追記

 

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さて、季節は２月。

まだまだ雪が降りそうで不吉です。

除雪用の予算額に１月で早くも到達しそうになっている地域もあるらしいですね。

降りすぎです。

雪が降ったら降ったで大雪だし、晴れたら晴れたで放射冷却で激寒というどっちにしろダメな状況です・・・orz


今回は、この雪景色ではまだまだ先の話かもしれませんが山形のシーバスにおける鮭稚魚パターンについて珍しく真面目に、且つ普段どおりに大雑把に考えてみたいと思います。

ターゲットを狙う為にはまずはエサを知れ！っと言う事で、鮭について考えてみたいと思います。


鮭

サケ目サケ科サケ属の魚


ちなみに、シャケという言い方は食品用に加工したものをシャケと言うのが一般的であるとされている。

稚魚は佃煮にすると美味と書いてあった。

が、大抵佃煮にしたら美味になるような気もした（笑）

バッタのイナゴですら・・・


で、今回は鮭についてではなく鮭稚魚についてなので卵の頃から降海まで周辺に絞って考えてみたいと思います。


まず、遡上はご存じのとおり１０月から１２月です。

そして産卵です。

よくテレビとかで見るあのうおぁぁぁぁぁぁ～！！みたいなシーンです。

次に孵化ですが、調べたらいろんな数字があったのでとりあえず２つの例で見てみましょう。


水温が８℃では６０日程度かかって孵化し、その後５０日程度で腹部の栄養分を吸収し終わると浮上するらしいです。

浮上時は約５ｃｍでプランクトンをメインに捕食するみたいです。

この時で５ｃｍ・・・だんだんマイクロベイトパターンとは言えなくなってきましたね・・・（笑）

そしてもう１つの例。

産卵後、毎日の水温を足した数字が４８０℃になると孵化し、さらに４８０℃に相当する日数になると稚魚となって浮上するようです。

例えに違いはあるものの、水温８℃では６０日で４８０℃となるのでどちらも同じような事であると言えそうです。

もちろん８℃以下である事が大いにありえるので、もう少し期間としては伸びるのではないかと思います。

つまり１１月１日に産卵した場合は水温８℃でみても、孵化までで大体１月１日以降。

さらにそこから５０日～６０日以上の日数で稚魚として浮上するわけですので、最短でも３月初旬頃となります。

気温によっては３月下旬～４月初旬となりそうです。

そこから降海となります。

降海する時は、日中に群れで移動するみたいです。

カラフトマスの場合は主に夜間に移動するようです。

が、庄内では関係なさそうです（笑）

降海直後は塩分濃度の低い汽水域で過ごし、約８ｃｍを超える頃に沖合に移動するようです。

大体スーサンとかローリングベイトくらいですね。

ちなみに、浮上後から海水耐性が発達しているらしいです。


ここで気になるのが、庄内で言うと月光川に代表されるような鮭稚魚パターンと言われるパターンです。

早ければ２月中から釣果があり、３月～４月と続きます。

いや、続くらしいです（笑）

そこで、月光川についても少し考える必要がありそうです。

何故かと言うと、上記のような自然的な産卵とは別に考えなければいけないからです。

最上川や赤川等の川では流域面積やその他の要因から、おそらく自然に産卵する個体が多いのではないかと予想できますが、月光川に関しては放流事業などがさかんなのでそのほとんどが人工孵化になっていると思います。

よって、水温や日数で考察するよりも単純に放流日で決まってくると思うのです。

一気に放流するのかは不明ですが、ある意味最上川などに比べればはっきりと予想できるし、まとまった数で降海するぶんわかりやすいのではないでしょうか。

なので月光川の鮭稚魚の放流について少し調べてみました。




・・・




結果、ほとんどタイミングは謎でした（笑）

なにかしらの理由で秘密なんでしょうか？

しかし過去の放流時期はわかっているのでおおよその目安にはできそうです。

人工孵化である以上は、気温や積雪等の自然条件に左右されにくいはずなので。

それから見る限り、３月以降に放流が実施されています。

３月中旬あたりにも放流しているようです。

２月というのは調べた限りでは見当たりませんでした。

他のサイトでちらっと見ましたが、水温が低すぎる状態での放流は良くないみたいだったのでそのせいでしょうか。

庄内の２月はまだバリバリの冬ですから（笑）

体長はおよそ１０ｃｍらしいです。

１０ｃｍの状態で放流です。

だいたいニーサンとかサイレントアサシン９９くらいです。

けっこうデカいです（笑）

初夏のイナッコパターンよりもデカいですね。

この地点でマイクロベイトのイメージはまったく無くなりましたね（笑）

そこそこしっかりしたベイトサイズです。




という事で完全なる推測でしかないものの、月光川においての２月から３月初旬、その他の河川においての２月から４月初旬に釣れるシーバスにおいての鮭稚魚が絡んでいるという可能性は非常に低いと考えられます。

もちろん１月中においても同様ですが・・・

１月～２月という事で、産卵後の関係で河川河口部に入ってきたり、その他の要因であると考えられます。

単純に何かしらのベイトフィッシュが年中居るという事なのかもしれません。

そこに３月以降の鮭稚魚降海が重なると一時的にフィーバーするのではないでしょうか。

また、最上川等においては河川の長さ、流域面積が広く支流が多いのである程度の長い期間に渡って降海すると思われます。

早い個体で４月中旬、遅い個体で６月くらいまではありえるのかも知れません。

５月、６月というと今度は海側から稚鮎も遡上してきます。

その両方の稚魚が合わさるのが汽水域であり、春のパターンの１つであると思います。

混在するのか、それともレンジやポジショニングが異なる形で居るのかは不明ですが、季節的に重なる時期はありそうです。



と、考えてみましたが全て推測にしか過ぎないわけで・・・（笑）

当然この時期に釣った事もないわけで・・・

参考にはまったくならないという文面です（笑）


最近は時間的余裕（ヒマ）があるのでなんとなく考えてみました。

個人的にはベイトとしての破壊力は鮎の方が圧倒的であると思うので、今度は稚鮎についても調べてみ・・・

るとか見ないとか（笑）