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大雪の後の爆釣の中で釣らなかった話

ブログをはじめはしたもののなかなかネタができない。そうだ、少々過去の話でもいいではないか!と思ったのですがお許しいただけますでしょうか。

 というわけで少しばかり時を戻すことになるが、なかなかに印象深かった釣行の話をしようと思う。
 昨年のクリスマスを間近に控えた頃、高知市に観測史上最大の積雪があった。その夜、私は釣りに出かける。というのも、私の住む南国市はそうでもなかった。朝方は積雪があり子供たちと外でひとしきりはしゃいだものの、昼頃には雪も氷も解けてなくなっていた。そして夕方、「雨後がいいなら雪後もあるんちゃうか!?」と思い、車に乗り込む。
 発車させてすぐ、高知市内に住む釣り仲間に電話をかける。
私「今から行くけど、どうする?」
友「家の前の坂が凍って家出れんちゃ」
私「あほぉ、何言いよらぁ」
友「ほんまやき、雪もすごいやか」
私「嘘を言いな。昼にはやんだろぉ」
と、そんなやり取りをしながら5分ほど車を走らせると景色が一変した。
私「ほんまや!」

 生まれ育った高知の町では見たこともない雪景色を楽しみながらゆっくりと現場に急ぐ。目当てのポイントに到着するもぼたぼたと降る雪があっという間にフロントガラスを覆い隠す。ここで今更ながら天気予報アプリを開き、1時間後には雪が止むという情報をゲット!大潮の下げ後半をしっかり打てる!待機!

 ようやく雪が止みポイントに立つと心配していた寒さは大したことない。ウェーダー越しに感じる水温もさほど冷たくはない。水面にはベイトの姿も確認できる。10〜15cmくらいのコノシロが時折り慌てたように飛び跳ねる。よだれが出た。

 先発はスイッチヒッター105S。スローシンキングのシンペンだ。選考理由は最近買って早く投げたかったから。レンジも合いそう。

やっぱり。ほら。
mkgh7ek3hu784pg3x4s2_360_480-64fcb7d8.jpg60cm台ではあるがブリブリしたいい個体だ。
その後もヒットが続く。
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ルアーを変えても。
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カゲロウ100F。
口の中には。
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特にドンピシャでハマっルアーがカゲロウMD98F
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このルアーに変えて立て続けに3本追加する。みんな元気がえい。
すでに体はポカポカで少し汗ばんでいる。

 ここからが本題です。

 ここで私はあることが気になった。
ほぼ毎投ヒットするこの状況。喰ってくるレンジもそこまでシビアではない、カラーも偏りなく、流すコースもヒットするポイントもどこでもよさそう。魚はかなりの数が入っている。
では、どうやったら喰わないのか。何かを微妙に変えていって喰わなくなるラインはどこなのか。
これは魚を釣り上げる以上の収穫がありそうな気がするぞ。

 まずはルアーを大きくしてみた。カゲロウ124F。
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あっさり喰ってきた。75cmの綺麗な魚体。
続けて投げるがあたりはあるが少なく浅い。
 カゲロウMD98Fに戻す。先程まではリトリーブスピードをベイトに合わせるつもりでやや早巻きしていた。ルアーはバタバタと元気に泳いでいたはずだ。そこで今度は流速に合わせて流れに乗せる。流されるラインにルアーを引っ張ってもらう。私の得意とする釣り方で実績も多い。
 が、喰わない。かすりもしない。20投くらいだったろうか、ルアーを変えレンジを変えながらも理想的曲線を描き、弱ったベイトを演出できているはずなのにさっぱり当たらない。
 ルアーをカゲロウMD98F、リトリーブスピードを元に戻す。
 サクッと。
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この日のサイズ更新。ランカーならず。
これはラムタラバデル105もドンピシャやろ。
ほら。
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 その後も150mmの大きめフローティングミノーを流したり、トップを引いてみたり、シンペンやバイブレーションでボトムをさぐったり、ロッドの角度を調整してレンジを小刻みに変えてみたりと釣れない方法をひとしきり試してはヒットパターンに戻してあっさり釣れることを確認する。
 そんなことを繰り返して結果的に私は12本のスズキをキャッチした。他にセイゴ、フッコが5、6本。昨今のこのフィールドにしては上出来すぎる結果だと思う。
 そして釣らないことで分かったことは、一見ボッコボコの超イージーモードに思える状況でも誰が何やっても簡単に釣れるわけではないということ。ロッドの角度、リトリーブスピード、ルアーアクションなどの微妙な変化で入れ喰いしたりあたりが激減したりする。その差は紙一重のところにある。
 もし私にロッドティップを下げて巻く癖があったり、ナイトはデッドスローなどという固定概念があったりすればこの夜の釣果は半減していただろう。
 これまで魚はいて活性も高そうなのに喰わないという状況は何度もあり、悶絶し、ルアーを取っ替え引っ替えし、諦めていたのだが、やってみるべきことが他にたくさんあったことに気づく。

 久々のツヌケに満足感はあるがランカーを出せなかったことに関しては、他に開けるべき引き出しがあったのか、そもそもそんな引き出しを持ち合わせていないのか、と課題が残った。

 まだまだ試したいこともいっぱいあったし、もっと真面目にやってたくさん釣ればよかったとも思う。
限りないもの、それが欲望って歌があったような。そんなことを思っていたら、こんな欲まみれ釣り馬鹿オジサンにもクリスマス当日にサンタクロースがやってきて15本のスズキを釣らせてくれるのでした。
メリークリスマス。

TACKLE DATE

ROD  TENRYU SWAT SW92M

REEL  SHIMANO Vanquish 4000MHG

LINE  SHIMANO  PITBULL8+ 1.2

READER  Seaguar Premium MAX 22lb




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