高知浦戸湾のシーバス釣りゆうおんちゃん https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) ja 鬼の居ぬ間にアカメを真面目に狙ってみた DAY4 https://www.fimosw.com/u/sadamanEX/o4damydbdwfaim 2024-04-15T13:52:00+09:00 鬼の居ぬ間にアカメを真面目に狙ってみたDAY4


DAY3から数日間、見事なまでに魚にさわることも姿を見ることもなくなり、完全に迷走していた。気分を変えようとアジングもした。

そして大潮が終わり、中潮が終わり、この日は小潮。どんどん状況が悪くなる。

ように思えるのだが、私は嫌いじゃない。


実はこの小潮の上げ始めと夕マヅメが重なるタイミングは実績がある。そこそこに。

だが普段は仕事を終えて帰宅し、子供たちを風呂に入れ、飯を食わせ、歯磨きをさせ、犬の散歩をし、となかなか釣りに行けない時間帯である。

鬼の居ぬ間限定のプライムタイムというわけだ。


このタイミングはおそらく川の流れを意識した釣りをする人が嫌うタイミングなのだろう。私が年に数回行ける日にほとんど釣り人に会うこともなく、一級ポイントにすんなり入ることができる。

この日も案の定だった。


タイドグラフでは上潮に入って30分ほど経ったころ、下流に向いていた流れがピタッと止まり、次第に逆流しはじめる。

あたりはすっかり暗くなっていた。


沖の方で明らかに追われているベイトボールを発見した。遠い。

ルアーはSOMARI140をセットしてフルキャストできるギリギリの深さまでウェーディングする。

ベイトボールがベストポジションに近づいてきたところでキャスト。

ダウンクロスに入れ、表層付近をデッドスローで流す。がココというイメージしたヒットゾーンは通り過ぎた。ルアーを回収する前にロッドを煽ってアクションを入れる。この悪あがきが効いた。手元に衝撃が伝わる。みぞおちまで浸かった体を後退させながら合わせる。乗った。

んー、けど、そんな大きくなかった。

でもやっぱり最高に楽しい。

ランディングして、赤く光る眼を見て「いつもお世話になっております」と挨拶した。




その後立て続けに一本かけるも盛大にバラしてから反応がなくなり終了した。


〜まとめ〜

「鬼の居ぬ間にアカメを真面目に狙ってみた」生活はこの後も数日間チャンスがあったもののノーバイトに終わった。

近年、このフィールドでは"幻の魚"というほどでもなくなったアカメだが、やはりいつでも簡単に釣れてくれるわけではないようだ。

12日間で8釣行。

アカメ3本。うち一本メーターオーバー。

オマケのランカーシーバス。70upも3本。

上出来ではないだろうか。

そこにいると分かった魚に関してはほぼ口を使わせることができたという点も大いに自信になった。

早くも夏休みが来るのが待ち遠しくて仕方ない。


高知、浦戸湾というフィールドに関わる全てに感謝。

これからもお世話になります。


終わり




〜お詫び〜

「鬼の居ぬ間にアカメを真面目に狙ってみた」シリーズ全4タイトル、並びに本文中に、読者の皆様方に誤解を与える表現がありましたことを深くお詫び申し上げます。

私の妻は鬼でも鬼嫁でもございません。いつも優しくてスタイルも良くて、家事に育児に大変なのに私を釣りに行かせてくれる、圧倒的に天使であることを皆様にお伝えし、訂正させていただきます。

社会人として、夫として、父として、釣り人として、浅はかで思慮の足りない表現をしてしまい、大変申し訳ございませんでした。

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SadamanEX
鬼の居ぬ間にアカメを真面目に狙ってまた DAY3 https://www.fimosw.com/u/sadamanEX/o4damydgmw4w5c 2024-04-15T13:49:00+09:00
この日ももちろん、昨日雨の恩恵もあってかお祭会場となっていた河川上流部のポイントへと向かう。
いやいや、今日はシーバス狙ってないですよ。
真面目にアカメ狙ってます。
昨日みたいにシーバスがボイルしてたらすぐ移動しますよ。
ほんとに。
多分。

実は昨日のお祭ポイントはほぼほぼ初場所。ランガンしながら通り過ぎたことがある程度で魚を出せたのは初めてだった。
なので開拓調査も兼ねてしばらく入り浸ろうかとも考えている。

満潮時刻の30分ほど前にポイントに着くとお祭りは開催されておらず、平日の帯屋町商店街程度にハクがチラチラといて、足元の一ヶ所のみ定点ボイルが出ている。
気がつくとジョイクロを足元でユラユラチョンチョンさせていて、ふと我に返るとシーバスをキャッチしていた。

今日もなかなか幸先いぃ・・・・・
まぁ何するにしてもウォーミングアップっているやんか。ねぇ。
準備は整いました。アカメさん、いつでもどうぞ。

が、そこからしばらく"無"の時間が続く。
単発ボイルもなく、ハクも見えなくなった。それでも昨日のお祭がいつ開催されるのかと期待せずにいられない。

ぁ、別にシーバス釣りたいとかじゃなくてね、今後のためにね、ベイトが通るタイミングとか流れの変化とか、このポイントの動向をね、見ておきたいわけですよ。ポイント開拓しながらお祭開催を期待しつつ、真面目にアカメを狙っております。

引き続きルアーを取っ替え引っ替えしながらキャストを繰り返していると釣り友が登場。隣の橋に入るということなのだが、この後、この釣り友に大変お世話になる。

下潮の後半に差し掛かった頃だろうか、ベイトが目視できたりだとかライズしたりだとかいうわけではないが雰囲気が出てきたような気がした。経験からか、思い込みからか、勘違いなのか、特に根拠もなく釣れそうな雰囲気を感じることがあるがその時の打率は絶好調の大谷選手より高い。

その雰囲気を感じてから程なくして今日イチの流れが出た。すると、橋の下の暗がりの中でベイトがザワザワと動くのが見て取れるようになった。
ザワザワを観察していると時折何かに追われて逃げ惑うような挙動が見えたところで確信。おる。

チャンス到来。でも、大きな魚を釣るとなると本当のチャンスはこの流れがフワッと緩くなったようなドシっと重くなったようなタイミングだということはこの約10年間で学習済みだ。

ただ変化を見逃さないようにキャストを続ける。チャンスはおそらく5分とない。

その時が来る。

明らかに流れの質が変わった。

リーリングでアクションを入れながら流していたジョイクロを橋脚の前で止める。

ドンッと気持ちのいいバイト。狙いすまして当てたバイトは格別だ。

バイトの感触からシーバスでないことを確信し、体重を使って合わせるやいなや豪快なエラ洗いで暗闇の中に鈍く光る魚体を見せてくれた。メーターはある。

橋脚から距離を取るようにうまく誘導できたのかたまたまなのか定かではないが、取り敢えず障害物に撒かれる心配がない範囲でやり取りできている。もちろん油断はできない。
ここでターポリンポーチに忍ばせてある相棒に話しかける。

「Hey Siri. ◯◯に電話して。」

隣の橋にいる釣り友だ。
このポイントに慣れていないためランディングが不安だった。足元の水深はイメージできるが底の形状や質を把握できていないため入水は危険と判断し、ここは甘えておこうと思った。
そして何より、記念撮影をしてほしい。

「ちょっと助けに来てくれん?」とお願いすると快く引き受けてくれた。優しい。

わざわざ釣り友を呼びつけたことで何がなんでもキャッチしなくてはならない状況に追い込まれた。

毎度のことで壮絶なファイトだったが昨日腹筋を鍛えあげていたこともあり私に軍配が上がった。
不安だったランディングもウェーダーの補修を覚悟して膝をつき、座り込み、腕を目一杯伸ばしてフィッシュグリップを口にかけ、なんとか1人で成功させた。
キャッチした体勢のまま膝の震えが落ち着くのを待っていると釣り友が到着し、私の様子を見てブルーシートとメジャーを用意してくれた。ほんま優しい。




写真もバッチリ撮ってもらいました。
感謝。ありがとう。好き。
持つべきものは友。

DAY4へ続く
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SadamanEX
鬼の居ぬ間にアカメを真面目に狙ってみた DAY2 https://www.fimosw.com/u/sadamanEX/o4damydte93w3f 2024-04-15T13:07:00+09:00
タックルについて
ロッド 
APIA Foojin'RS ARLEQUIN C79MH
リール
SHIMANO アンタレスDCMD
ラインシステム
PE 3号 リーダー40 or 50lb

アカメを相手にするにはちょっと弱いのではと思われるタックルセッティングであるが私はちょうどいいと思っている。
ロッドML、PE1号、リーダー20lbというど真中シーバスタックルで90cm代くらいのなら何本も取ってきたという経験もあるし、ストラクチャーがごちゃごちゃしているようなポイントはほとんど行かないし、130cmくらいならなんとか取れるような気がしている。
そして何より、一つのタックルで可能な限り幅広く対応したい。
アカメは雰囲気ないけどシーバスはおるなぁって時に120mmクラスのミノーがギリギリ扱えるセッティングを求めた結果が今の形になっている。
これでいざ130cmクラスのアカメと一戦交える機会があって太刀打ちできないようであれば、その時また考えよう。

持っていくルアーはこんな感じ。

ジョイクロは思春期を迎えた中高生から終活に追われるご老人まで、様々な人々のありとあらゆる悩みを解決できるアイテムである。

前回の釣行から雨天ノーゲームを挟んで2日後のナイトゲーム。
満潮潮止まりのタイミングで河川上流部にエントリーする。
ラインの先には下腹のポッコリに悩むアラフォーおじさんを救うべく、ジョイクロをセットしてある。

まずはラインを濡らすついでに流れの感じを見るため軽く目の前に10m程キャスト。
意外と流れてるなぁ
しかしジョイクロええ動きするなぁ
見てるだけで無意識に腹筋使うなぁ
SIXPADと一緒やなぁ
このまま放置して流していったらちょうどハクが溜まってるとこに行き着くなぁ
3 ・ 2 ・ 1 ・・・
チョンチョン・・・
ボシュ

ジョイクロはマイクロベイトパターンも攻略できるアイテムのようだ。
しかしよう引く。滑り出るドラグが下腹を締め上げてくる。ような気がする。

ブリブリのヒラスズキ。70up。このファイトは腹筋運動180回分の効果があった。

その後、ハクボイルはあるもののルアーへの反応はなく、歩いて少し下流の橋明暗に移動する。
ここでもハクが明暗ラインでシーバスたちの餌食になっている。
少しの間観察して1番大きそうな捕食音に狙いを定める。
ジョイクロでは届きそうもないのでSOMARI140に変えてみる。マッチザベイトとは程遠いが圧倒的飛距離で脇腹の贅肉をも一緒に吹っ飛ばしてくれるいいルアーだ。
一投目で完璧なコースにキャストが決まると答えは早かった。

またしてもブリブリのヒラスズキ。70up。
遠投した分ファイトも楽しめた上にズボンのウエストが緩くなってきた気がする。
ただ1投目で遠投して魚を掛けて手前にいた魚をすべて蹴散らしてしまったことは大いに反省している。20分ほど様子を見ていたが戻って来られないのでポイント移動と別のエリアの調査も兼ねて車に戻る。

同じ河川の中流域、河口と見て回ったがどこも横風になる北からの風が強く、ベイトタックルでのキャストにまだ不安がある私には釣りになる状況ではなかった。
あちこち見て回ったが結局先程のポイントに戻ってきた。ここは風を背負えるし背中にある堤防が高くほとんど風の影響を受けない。
ポイントへ降りるとそこには先程私が蹴散らした魚なのか、また別の群れなのか分からないが魚たちが再集合し、盛大に祭りが行われていた。

先程の反省を活かしてまずは足元から。
キャストはしない。リーダーを20cmくらい垂らしてSIXPADを水面に浮かべてチョンチョンとアクションを入れる。
下腹に伝わる微振動を感じていると足元からシーバスが生えてきた。ニョキって。
びっくり合わせしてしまったものの運良くフッキング成功。クラッチを切ったりドラグを使ったりしてたっぷりと泳がせて無事にランディング。

今度はタイリク。っぽい。またまた70up。腹筋運動210回相当。

写真撮影をしてリリースして顔を上げると、あれ?祭り終わった?静まりかえっとる。
平穏な日常を取り戻したハクが明るいところに無数に見える。
リーダー、スナップ、フック、ドラグとチェックしてとりあえずキャスト。ベタに橋脚の際へ流し込んでみる。
橋脚際を抜けて下側の明暗にさしかかるかどうかというあたりでグリッグリッとハンドルでアクションを入れたところでグンっと手元まで重みが伝わってきた。
合わせも決まり橋脚から引き剥がしにかかるが、重い。流れに乗られているせいもあるが、かなりの負荷で腹筋を痛めつけてくる。
なんとかキャッチ成功。

またまたタイリク。っぽい。しかもランカー。
お祭りの休憩中でしたか。邪魔してごめんなさい。
リリースして元気にお帰りになられる後ろ姿を見て嬉しさと胃液が込み上げてきた。

その後、2本立て続けにバラしたところで腹筋の限界を感じ、納竿とした。

意気揚々とルンルンでニヤニヤしながら帰宅し、シャワーを浴びながら鏡に映る自分の姿を見て驚愕の事実に気がついた。しかも2つ。

①俺、真面目にアカメ狙ってたんやった。

②あんなに腹筋したのに腹全然へっこんでないやん。

DAY3へ続く

〜お詫び〜
本文中、皆様に誤解を招くような表現がございました事を深く反省し、お詫び申し上げます。ジョイクロにもSOMARI140にも人々の悩みを解決するような効果はおろか、ダイエット効果などは全くありません。混乱を招いてしまい、大変申し訳ございませんでした。
また、SIXPADをルアーとして扱っているような誤った表記がありますが、正しくはJOINTED CLAW178でございます。
重ね重ねお詫び申し上げます。]]>
SadamanEX
鬼の居ぬ間にアカメを真面目に狙ってみた DAY1 https://www.fimosw.com/u/sadamanEX/o4damydjtyajbp 2024-04-15T12:11:00+09:00 鬼の居ぬ間にアカメを真面目に狙ってみた DAY 1


私は高知県という釣り人にとっては恵まれた環境で生活をし、暇さえあれば釣りをする日々を送っていながらアカメという魚にはあまり向き合わず、特にここ4.5年はシーバスにこだわってる。

理由は、アカメよりランカーシーバスに出会う確率の方がはるかに少ないから。

狙うポイントだったりタイミングだったりが良くないのかもしれないが、私の実績でいえばアカメを釣り上げた数はランカーシーバスを釣り上げた数のざっと4倍ほど。しかもそのほとんどが外道的に釣れている。

"ここはデカいシーバスがつく"というピンを完璧に通せばアカメが喰ってくるといった感じだろうか。

すべての明暗、ストラクチャー、ブレイク、地形変化等にアカメがついているような気がする今日このごろ、ランカーシーバスを狙う方がストイックな状況だと思い、ストイックな私はよりストイックな選択をしているわけである。


そんなストイックな私がストイックな日々を送っていたある日、子供たちの春休みに合わせて嫁様が子供4人と犬1匹を連れて実家に帰省されるというセンセーショナルな情報が舞い込んだ。

ここひと月ほどシーバス釣りをしていてもやたらと視界にヤツがいて、気にはなっていた。そして本命のシーバスはかなり渋い状況が続いている。

少しの間ストイックにアカメを狙ってみようと心に決める。

というわけで、「鬼の居ぬ間にアカメを真面目に狙ってみた」生活がスタートする。



3月後半の大潮初日。下潮の後半に差し掛かったタイミングで河口エリアにエントリーする。下げ止まり前後1時間くらいに照準を合わせていたもののポイントに入るなり気配ムンムン。

ベイトはイナッコだろうか、時おり暗がりのなかから弾けるように飛び出してくる。

こういう状況なら楽勝。

前置き長い割にあっさり。

あっさりというの口を使わせるまでの話。壮絶なファイトが待っている。


95cmくらい。

コノ野郎をノーチューンで数投した後、5gのシンカーつけてちょっとレンジ入れた一投目だった。



その後、上げ潮に入り、本命と思い込んでいたポイントにエントリーするも魚の気配すら感じることもなく空振りに終わる。


深夜帰宅する車内に一本釣れた満足感はない。

思っていないタイミングで釣れたこと、

思っていたタイミングで釣れなかったこと、

巡る、悩む、考える、家着く、悩む、道具洗う、考える、風呂入る、悩む、ビール飲む、忘れる。


決して私はストイックな人間ではない。


DAY2へ続く












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