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ショータ・ジェンキンスです。 ようやくfimoの触り方を理解してきました。 皆様よろしくお願い致します。

自己満という正しさ

過去にブログでも書いた記事なんですが、忘れちゃいけないなと思ってfimoでアップさせていただきました。

言い方。見せ方。書き方。
いろいろな方法で本質が変えられてしまって、実際のものとは全く別のものになってしまう事はよくある話しかもしれない。それが理由で嫌われたり批判されるものもあれば、同時に気に入られて、例えばそれが物作りなら売れてしまうことだってあるだろう。

昔はただの遊びだった釣りも、今ではただの遊びではなくなった。まあ側から見たらただ遊んでるだけかもしれないけど(笑)、自分がロッドの開発だったりモノづくりに携わる様になって、そこは曲げられないっていう線引きが段々とハッキリしてきた様な気がするのだ。釣りメーカーのプロモーションっていう仕事をしているのも大きいかもしれない。


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全然関係ない写真ですいません
 

僕は10代の頃から、いわゆるアラサーみたいな歳になるまで接客や販売の分野で長く働いてきた。ホテルマンやウェイター、ショップ店員なんかを日本でもヨーロパでも経験した。正直気分の乗らない日だってたくさんあったし、嫌な客も何処にでもいた。

サービスにはもちろん、例えばその料理ひとつ出すのにもいろいろな人の手が加わっていて、儲けを乗せている。分かりやすいのがサービス料だ。一番長く売っていたのが靴だけど、そこにも製造や輸送の上に、ショップアシスタント達の接客が加わってそこに価値があって、それに見合ったお金がかかる。

そんな仕事や生活の中で、ひとつだけ絶対にしたくなくてしなかったものは、お客を騙す行為だった。さすがに牛を豚ですとは出せないし、宗教上の理由でバターがダメな客にマーガリンですと言ってバターを出すことももちろんない。それは当然。

そして服や靴を売るときも、目指したのはどれだけ自分が売ったというよりも、そのモノ自体に満足もして、さらにこの店員だから買いたいなって思ってもらいたかった。特に歩合もある店じゃなかったし、元々売り上げ重視の場所ではなかったけど、いざ始まればたくさん売りたい。それでも間違った情報や嘘を言って買わせたりはしない。これも当然だ。

しかし残念ながら、これが直接的な嘘でなく、言い方見せ方で薄められた嘘で売られている、もしくは売れているものは結構多い。釣り業界で言うと、大してテストもされずに凄い頻度で作り出される新商品や、多分人から聞いた事をまんまやってみた、みたいな道具がそれ。使ってみたら大体分かってしまう。はず。

このカラーは◯◯◯に効く!とか、ここにこの機構があることでこうなります!みたいな、それが若干の眉唾ものであっても、そこに夢があったり、それに納得してユーザーが買うのなら、それは幸せというか、「店員さんがそこまで言うなら〜」な感じがして、個人的には別に良いと思っている。モノには人それぞれ、価値観や思い入れがあるからだ。そこにありえない付加価値が付いていたらダメかもしれないけどね。でも例えば海外で1000円で買った服が国内で100000円で売っていとしても、悪ではないとも思うし、そこの白黒は難しいのだけれど、、、

しかし事実とは到底かけ離れたことを歌い文句にしたり、誰かを騙してまで何かを売って、手にするのは違うのだ。結構そういう事をしてる人間は、良く見れば簡単にボロが出る。短い人生で、そんな場所や人や会社や、モノを時々見かけた。海外ではそれってくっきりわかるというか、例えばコピー品であっても、そうわかっていて売るというか、何処か潔い(笑)しかし腐ってもMade in Japanはタチが悪い。ペラい事を並べるのも質が高かったりするのだ。やり方はどうであれ売れたり結果を残すのが正解という考え方もあるけど、どうにもモヤモヤするよね。そう結局は自分がどう思うかなんだなと思う。カッコよく言えば自分の騎士道みたいなものを貫き通せるか。カッコいいものをカッコいい、ダメだと思うものにはダメって言いたい。

自分が心がけているのは、全部自分に返ってくるって思うこと。因果応報みたいな思想になってしまうけど、例えば今やっている仕事も全て自分のポートフォリオだから、そこに仮にショータともジェンキンスとも書かれていなくても、それは自分の仕事であり歴史である。願わくば自分だから出来たと思えることをしたいし、そう思われたい。幸運にもそこの「意識」が薄まらない環境に身を置けている。休む暇もない時もあれば、仕事が遊びにみたいな瞬間もある。でも本物でいるのはカロリーを使うのだ。大物ではなくても、小物だと呼ばれても、偽物になるよりは100倍良い。全て自分に返ってくる。


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結局コツコツと積み上げるしかないのだ。コレってどうなん?と自分に問いかけた時に、自分に恥じない答えを出せることを常にしていくしかなくて、近道はないんじゃないかと思う。そんな時僕はいつも、尊敬する人達を思い浮かべて、彼なら彼女なら、どういう風に思うかを想像する。自分がしたら、または自分がされたらどう思うかを想像する。

そんな青臭い天秤をいつも持ち歩く様にしている。

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