【Early Morning Sunlight】山鱸　その1　決戦は金曜日

【6月】
バス狙いの外道のようですが、シーバスが釣れたという情報を入手。
「いやいや、いくらなんでもこんな上流まで遡上しないでしょう～」
と半信半疑でしたが、折角なので竿を出してみようかと、バスに続いてこちらも初TRYを決意。

まずは知識集め。
リバーシーバスをほとんどやった事がないので、基礎知識がありません。
あるのはセイゴの数釣り程度。

そこで、 Perfect Journey や fimo TV など、 Youtube にて清流シーバス、リバーシーバスの釣り方をお勉強。
釣行へのイメージを膨らませていきます。

次に、自分がこれから釣行するエリアに、集めた知識を当てはめる。
Google Map を活用し、流れ込みや障害物のあるポイントをいくつかピックアップ。
良さそうなポイントだけど、どう考えてもアクセスできなそうな所は除外。

また、外道であれ釣れた実績を再調査。
上がっている文字情報と Google Map を使って、このあたりかなぁと想像してみる。
あとは実際行ってみて、どうやってアクセスするのか、どういう時期に釣れるのかを確認するしかない。
特に土地勘がないので、アクセスには相当苦労するに違いない。
また、どんなルアーで釣れたのかも確認しておく。
動画情報ではなく修正ができてしまう静止画での情報なので真実は分からないが、どうやらバイブレーションで釣れたらしい。

色々と調べ、集まった沢山の情報から取捨選択し、準備をする。

虫よけスプレー！
長袖！
ウェーダー！
ドリンク！
偏光グラス！
バイブレーション系ルアー！
フローティングミノー系ルアー！
シンキングペンシル系ルアー！
もしも釣れてしまった時用のメジャーとフィッシュグリップ！

アクセス方法もわからないし、どうせ初回は釣れないだろうと考え、いつかのお昼に出撃しようと決めました。

数日後、現地にて午後半休により出撃できるチャンス到来。
天気は晴れ。
Good なコンディションなのかどうかはわからないが、サラリーマンは行ける時が時合い！
という事で、6月のとある金曜のお昼、初出撃してみました。

ポイントに到着、車を停め、身支度を整える。
ちょっと暑い・・・
でも、見る限り草ぼうぼう。
暑いがウェーダーを履かないという選択肢はなく。

ロッドを担ぎ、適当な場所から川に向かってエントリー。
駄目だ、藪が深すぎる。

別の適当な場所からエントリー。
また別の場所からエントリー。
エントリー・・・

だめだー！どこも草ぼうぼうすぎる！背丈いっちゃってるぜコレ！　と苛立ちながらも

「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、、、」

と、どこぞのパイロットみたいに自分に言い聞かせ、多少マシな所から再エントリー。

今日は金曜日。
ドリカムの歌のように、胸まである草分けてぐんぐん進む背中を誰も見てくれてはいませんが、
ただでさえ方向音痴の私が、遭難の恐怖と戦いながらエイヤーで飛び込んで、やっとこさ出た所は絶壁・・・　orz

いやいやいや、諦められません！川は見えた！時間はあります！
ならば気を取り直して、川の逆サイドから再エントリー！

こちらには誰かが踏み均した跡を発見♪
なーんだ、先言ってよ～って感じです。

カブトムシが取れる様で、点在するクヌギの木へのアクセスは結構容易い。

そのルートをうまく使い、川の方へ進んでいくと、目の前に川が！

まだ竿振ってないですが、もうだいぶ満足（笑）

いやはや、実践してみた事で、Perfect Journey で Megabass 久保田さんがやっている事って凄いなぁと改めて思いました。
そして暑いけどウェーダー最強♪

さて、釣りの方は・・・

手前水際に小さなベイトが無数にいます。鳥の足跡も無数にあり。
20g程度のメタルバイブをフルキャストしてもちょっと対岸まで届かない川幅。
そこに別の川が流れ込んでいる合流地点。

お昼に出発したのですが、釣り座到着までに時間を要し、1キャスト目をした時、時刻は14時半を回ってました。
しかし、できれば自宅までの渋滞を回避した帰路を考えると15時半には上がりたい。

まぁ挑戦する事に意味がある、もともと釣れるかどうか分からない、そもそもシーバスがいるかも分からない、海ではシーバス釣った事はあるけども、リバーシーバスなんてセイゴしか釣った事ないんだから気負うことなく楽しみながら1時間程度うってみることにしました。

どういう所狙うべきかはお勉強してきたので、とりあえずミノー投げたりして、それなり感を出してみます。
そしてもちろん安定のムハン（笑）

うん、これはあれだ。私の様な素人は、こまったときの鉄板バイブ乱射だ♪

話は遡る事10数年前。
私のシーバス初フィッシュは、地元静岡県の、とあるサーフにて鉄板バイブでの釣果でした。
そのころはパターンとかよくわかりませんでしたが、おそらくアフター固体。
サーフから斜めに26gの鉄板バイブを投げ込み、ただ巻きしてたら喰ってきてくれた有難いシーバス。
しかも86㎝のランカーサイズというおまけつき。
もちろん前述のとおり食べる為に釣りしてますので、ありがたくお命頂戴いたしました。
が、今思うとアフター固体、ちょっとかわいそうだったかなぁ・・・と。

美味かったかどうかは記憶にないですが、釣り上げた後、手足が震えた感覚は今でも残っています。
（アフターで引きもせず、なのでゴミだと思って巻き上げてたのはご愛敬♪）

という事で、鉄板バイブをフルキャスト。
大自然の中、振り切ったロッドからバビューンと鉄板バイブが飛んでいく。
手前が浅く、流心は対岸側にある。
その流心を少し超えた岸際の水面にズボっと着水。

うーん、気持ちいい！

着水点は流れが強く、18g のメタルバイブは流されながら着底。
そこから早めのリトリーブで手前まで引いてきます。
いろいろなコースを通してみると、反転流による流れの変化があるあたりでガツッっと何かがヒット！

シーバスか！？シーバスだといいな！
シーバスじゃなかったらシーバスにかわれ！

バレるなよ、バレるなよ、バレるなよ！
と願いながら、手前シャロ―エリアまで引き寄せて無事キャッチ！

60㎝の綺麗なシーバス♪
ダイワメタルスティール 18g

お勉強は活かしたのかと言われると、何も言えなくなりますが、、、

兎にも角にも魚運に恵まれ、15時05分ミッションコンプリート！
130㎞ほど遡上してきたのか、居ついているのかわかりませんが、出会えた事に感謝！！！

さすがに食べませんでしたが、メモリアルフィッシュとなりました。
時間もほどよく、納竿とし、ルンルン気分で帰路につきました。

シーバスに感謝！
川に感謝！