プロフィール

Sakagen

大分県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/6 >>

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:2
  • 昨日のアクセス:11
  • 総アクセス数:118147

QRコード

アルファスsv改造録②~フィネスリング作成~

①はこちら

前回に続き、アルファスsvを改造していきます。
アルファスsvは33φスプール、今回購入したアルファスct用浅溝スプールは30φです。
さらに、アルファスctのほうがスプール幅が狭いのも問題です。

まず、スプール径の問題。
そもそも、リールのスプールって、スプール両端の2つのベアリングで支えられているわけで、フレーム本体とはこすれないのが理想のはずです。
フレームとこすれると余計な摩擦抵抗が生まれるので。
そもそも、ベアリング2つで支えているので、フレームで支える必要はないと思うんです。
(スプールの軸とかベアリングの強度が十分なのかわからないけど)
だから、隙間がスカスカでも多分問題なくキャストもファイトもできると思います。
ただ、バックラッシュ、もしくは少し糸が浮いただけでもスプールシャフトに糸が絡みつき、大変なことになると思います。

僕の初めて買ったベイトリールがそうでした。
僕が小学生の時に買った、名前は忘れたけど、2000円くらいで売ってたものです。
フレーム、スプールともにオール樹脂というとんでもないやつでした。
やたらごつい外装で、持つだけで手が痛くなるようなそいつをスピニングロッドにつけて釣りしてました。
で、このリール、スプールが樹脂で、精度も悪かったので、バックラッシュしたら糸がスプールシャフトに巻き付いて、大変なことになってました。
しかもスプール外すにはメインギア周りをすべてばらさないといけないという謎仕様により、その日は釣り終了。
一投目からバックラッシュ&根がかりとか泣きそうでしたw
それでも穴釣り中にテトラに落とすまで約2年、使い、最後のほうはベアリング一個しか入ってない割に投げられるようになりましたが。
次にバスワン買ったときには使いやすさに心の底から驚いたなあ…w

話がそれましたが、スプール径が違っても、フレームとの隙間はある程度埋まっていれば使えると思うという話です。
スプール径の調整用に、フィネスリングというものがあります。
ZIPが34㎜→31㎜にするためのフィネスリングを売っていました(今は廃盤になってるみたいです)。
いろんなサイズのリングを自作している方もいます。
フィネスリングって、ようは一定の厚みのプラスチックの輪っかです。
これをフレームにはめて使うわけです。
今回、アジング用に買ったリールなので、多分使うラインはPE0.4号以下。
PE0.4号の直径が0,108㎜くらいらしいので、単純に考えて、精度は±0.1㎜。
うん、無理。
家庭用の工具しかない我が家では無理です。
おおまかに作ってサンドペーパーで整えてそんな精度出すとか、もはや職人技です。
巻き心地に影響がでないものが作れればいいでしょう。
というわけでモデリングして3Dプリンタで出力。
コメント 2020-04-24 124850
円なので旋盤とかでも作れそう。

少しずつ値を調整して、いい感じになったらはめこんで片側完成。
IMG_20200424_143345
ちなみに僕の3dプリンタの精度はこんなもんです。バリあり、若干のゆがみあり。
こうしてみると結構ひどいな。サンドペーパーで修正。
今回、スプール幅もちがうのですが、とりあえずクラッチがつながるようにギア側によせます。

で、サイドプレート側も長さを延長したものを作成。
見た目が悪くなるけど仕方ない。
IMG_20200424_143458
一応仮組み。
とりあえずこれで問題ないはず。

スプールシャフトなんですが、Twitterで教えてもらったところによるとアルファスsvのスプールシャフト長は約37.5㎜。
今回買ったスプールのシャフト長は約35㎜。
2.5㎜か…
なんとかなるかな?

サイドプレート側のベアリングの下に0,5㎜厚のワッシャを一枚追加してかさ上げ。
あと2㎜。
ベアリングの厚みが4㎜。
うーん、ギリギリなんとかなるんじゃ?

とりあえずはめて指ではじく。
うん、いい感じ。
クラッチ切って、つないで。
うん、つながらない。

え?なんで?

メカニカルブレーキ締めこんでもスプールがかなりカタつく。
なんでだろ?
よく見ると、サイドプレート側に逃げてます。
あ、なるほど。

文章で説明できないので図で。
ようはスプールシャフトが短いせいでサイドプレート側に入り込みすぎてしまうのが原因です。
サイドプレート側を加工してかさ上げするか、シャフトを加工してかさ上げするか。
シャフトのほうが簡単だな。
カラーを作って、かませる。
IMG_20200424_143931
画像の白いところが自作カラー。
少々強引だけど、回転性能にはほとんど影響しないだろうし、多分大丈夫。

クラッチを切って、つなぐ。
問題なし!

ふう、なんとか完成。
試し投げしても問題なし、わざとバックラッシュしても糸がシャフトに絡む様子なし。
レベルワインドがまだだけど、巻く糸の量もたかが知れてるし、しばらくこのまま使います。
確かに偏って巻かれてるけどスプールのブランキングによる凹凸もあるし、そんなに気にならない。
飛距離もいい感じ。
期待した0,6gも測ってないけど15m近くは飛んでると思います。
(ギア比5,8、糸巻いてのスプール直径約26㎜、ハンドル30回転くらいより)

すぐ上手くいったように書いたけど、結構細かい調整をかなりやってます。
何十回サイドプレート開け閉めしたことか。
調整を一発で決めるセンスが欲しい。
IMG_20200424_144502
IMG_20200424_144434
フィネスリング白っていまいちだな…w

コメントを見る