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貴方が相手にされない理由 選挙マーケティング

もしかして農民が沢山いる、多数派だと勘違いしている人が多いかもしれない。

それは政治の局面において、コメの自由化だの、最近だとTPPなどで、とても強い圧力を発揮しているからだと思う。

ところがその実態はイメージと大きく乖離している。




農の実態


日本のGDPにおける割合、1%。

1農家あたりのヘクタール数 2 (参考:アメリカ170、欧州14)

農業従事者の56%が70歳以上、49歳以下は8%しかいない。

過去50年で整備された耕地面積は25%減少。

専業農家は減少し、パートタイムに移行中。


農家の家計収入の52%は補助金。


スケールメリットでは勝負にならず、構成年齢も70歳以上の高齢者ばかり、この為、国際競争力がゼロに等しいので、猛烈な補助金で強力に保護しないと存続できない。

これが日本の農業です。




実体が弱いのに、政治では強いのはナゼ?




なぜ、少数派が優遇されるのか


全国の農協組合員の力を集結しても、全人口比で1%未満です。

だけれど、彼らは必ず投票に行く、自分だけでなく家族や、周囲の人間にも声をかけて必ず行く、正に計算できる票であります。

つまり、その数百、数千、数万は期待値として保障されます。


100%投票にくる500人と、30%しか投票にこない1,000人では、期待値として500対300となると言う事です。


そこで更に、直接的な賄賂ではなく、「TPP賛成ならウチはアンタに票をいれない」と政治家に言う事で事実上、票を売る事が出来ます。

期待値100%の集団がまとまっている事で、一定数を計算できる為、水モノといわれる選挙では立候補者から、とても頼りにされる訳です。



例えばバス問題において、内水面利用者と言う点で、釣り人と漁業者、人数が多い方が勝ったでしょうか。

民主政治ならば、経緯や筋道はどうでもよく、最終的にYES・NOで、人数が1%であっても多い方が勝つと言うのが基本原則の筈です。




2つの方向性


民主政治は最悪だ。
だが他の政治体制よりはマシだ。

-サー・ウィンストン・チャーチル-


選択肢は2つあると思います。

1つはここまで読んで、民主政治とはどうしようもないクソみたいなシステムだ、と思った、現状行われているゲームに今から参加する事。

つまり、負けないくらい期待値の高い集団を数十万単位の人間で作り、計算できる票=力で政治家へのロビー活動を行うと言う方法、もしくは既成政党の党員、候補者になる。



もう1つは烏合の衆として、何かをして下さいとは求めずに、漠然と、なるべく邪魔しないで下さいと規制改革を求める事です。

烏合の衆として立ち回る以上、狭く強い意見は通せないと覚悟が必要です。
なんとなく規制改革には全て賛成、この程度のスタンスです。

後はこの漠然派をネットがうまく形に出来ればいいのですが、現状はまだそこまで行ってないと思われます。


ただ、どちらにも属さなければ政治には無視され続ける事になるかと思います。

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