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【小河川・夏】新アイテムとぬこじゃらダート

  諦 め た ら そ こ で 試合終了


                           ~ 安西 光義 ~(世界の偉人名言集より)


 

水辺に立ってみてちょっとガッカリ。

それはジャワジャワこと水面を波立たせる小魚の群れがシャローに寄らないで
自由に流れの真ん中にあったからだった。


「まだ上がってきてないのかな」


下げの動きがしっかり出る実際に大きく水が動いてくれるタイミングで水辺に立ってみたけれど
脅威を与える存在はまだ動き出していないようだと被捕食者の動きから感じ取る事が出来る。


今日はGIANTDOG-Xは向いてないだろうなと揺れる木々を見て事前に想定してたけども

水辺に立ち洗濯板の要に波打った水面を見て改めてTOPじゃ無理だろうと確認し
こういうシチュエーションの為に用意したアイテムを選択する。

「今日は憂いなくコイツを試せそうだな」



2番目のベター


ちょっと古いルアーだから手に入れるには近所に充実したお店が無いので

それなりの難易度を擁したけれど今にしてみれば実に良いチョイスだった。


アンダーキャストで軽く流れに落としてからラインテンションでコースと
ロッドの位置で流れに頭をどうぶつけるかでアクションをコントロールする事が出来る。




上流から下へ移動しながら様々な点を打っていった。


30分は希望が体を動かす。

そこからの1時間はロジックが助け
更にその後に続けるのは怠惰か執念による物だろうと思う。


「結構、水が減ってきたな」


今の潮位は満潮からマイナス30cm以上か、ゲームの開始から90分が過ぎた
面白く釣りをしていると時間はあっという間に過ぎていくものだと思う。



そして上から何週目か最近、研究している河川のインサイドベント中腹へ再び入った。

両岸ではなくて片側だけで考えると海や湖の岬のようになったその山の
下流側に出来るインサイドベントが作るシャローの始まる所

ここに何故か魚が着いている事が多いと感じている。


「あの街灯が効いているのだろうか」


狭い対岸の流れが走るアウトサイドに落としてテンションコントロールのみで誘導していった。

そして速い流れから開放されたのを目視すると
ラインテンションを抜いたスローリトリーブで漂わせて踝が膝になるブレイクへ引いてきた。



ドラグが軽く一鳴り。


「うーん、ダメだなぁ」

フワリと軽くなったリールを巻き取り一言呟いた。


「どうしても聞きアワセになってしまうんだよなぁ」

BITEと共に確信を持てるTOPのゲームとは違ってアワしてフックアップさせられない内に
魚がファイトしてしまうので解っているけど咄嗟に出来ない事によるバラシが多い事を嘆く。


「もっとガッといかんとガッっと、即座に」


ちょっとガッと練習してみる。

即座にガッとする練習してみる。



確率的に一本とれるかどうかをやっているのにそれをバラシたら流石に
試合終了の4文字が脳裏をよぎる。


「後は下流の対岸シャローを打っておしまいにしよう」


気力が萎えていた。



カーブした対岸から流れに対して真っ直ぐのダウンをとるコースでシャローを狙った。

これは浅瀬を横切って深い所へ落ちるのではなくてブレイクラインの上を真っ直ぐ
そのラインにそって引いてきてやる事になる、狭い河川ならではのトレースコース。


キャストしたルアーが着水した後に素早くロッドを立ててラインを水面から切った。

これだけの流れがあればそれだけで十分にルアーは動くので巻く必要は無かった。
リールはルアーが何処にあるかを調整するだけに使う事になる。


そしてある程度待って反応が無かったのでこの流れの中でティップを使いシェイクしてやると

猫じゃらしを小刻みにプルプルさせたような連続ぬこじゃらダートが発生する。



ずしり

肩が抜けるほどでもなく腰を痛めるほどでもない

だけどしっかりとした重さ。


スロットマシンで初めて1箱メダルを詰めたのはいつだっただろうか


確かなる1箱の重さ。


着水からほとんど巻いていないので遠いけれどもラインをロッドを通して
確実にその重さが僕の手に伝わった。


「三平ジャンプ!キタ━(゚∀゚)━!」


釣りキチ三平の三平君が釣る魚はいつもカッコよく飛んだ。

月の変わりに街灯が照らす水面に僕の魚も飛んだ。


「ぬおおぉぉ巻け巻け巻け」

シーバスの場合トラウトなどと違い流れを利用して走らない魚が結構いる。
こういう奴はジャンプとエラ洗いばかりするので一気に巻いて巻いて巻き上げた。


至近距離に寄せた魚を左右にあやしてコントロールしつつタモに手を伸ばしネットに収める。

「思ったより大きいな」

50cmの枠から尻尾が大きく飛び出ているのを見てスズキ格の魚だと気がつく。

簡単に軽量し写真に収め蘇生し泳いでいくのを確認した。



64cm


曝露時間が70秒足らずでもランディングに多少時間がかかるサイズだと
きちんと蘇生が必要と言う現実に水面の近さを感謝する。

「今まで何匹をただ捨てていただろうか・・・」


粘った末の最後のひと流しで一本

最高のGAMEをありがとう



なんてなぁ




そんなに





カッコ良く




終わる訳が





ねーよヽ(`Д´)ノウワァァァン

*ここまでは全部前フリです


続きとこの夏を飾る新ルアーアイテムは るともげ んてい


http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3BpervfPi24Hmu 

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