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有馬記念対策本部⑤

2010年有馬記念

ペースメーカー不在。


まさかこんな事になるなんて・・・



逃げる馬がいないからスローペースになる。
必ずしもそうとは限らない。

もしこれが東京競馬場ならば100%そうなるだろう。

何故か?

それは戦術は人が作る。
馬は解っていないが人は東京競馬場を知っている。

最後の直線が600mもある事を知っている。

そして同じ様に中山競馬場も知っている。


最後の直線が310mしかない事


先行有利、良いポジションが欲しい。
そう考える人間が少なければ良いが勝機を持って挑む騎手は多い。

特に血気盛んな3歳勢は『まだ勝負づけは済んでいない』との思いが強い。

勝てば最優秀3歳牡馬というタイトルも見えてくる。


だが、良いポジションという席は限られている
お手々つないで横一列という訳にはいかないのだ

誰かが良い思いをする裏で誰かは泣かないといけない。

望んで泣く側に周りたい人間はいない。

この結果、前半に良いポジションを取ろうとした馬はなんらかのロスを負うと考える。
席取り合戦、イス取りゲームの代償。

これが布石。


残り1000m、良い席を奪われた騎手の焦りからレースは想定より早く激化する。
彼らの頭には 『 310mしかないから前が有利 』とインプットされているからだ。

これにグサリと効いて来る最初の200mで背負ったロスという名の荷物。


if・・・



もしスミヨンがこれに呼応するようならば唯一逆転可能な隙が生じると考える。

彼もまた通常の状態ではない
ジャパンカップでの失態という荷を背負ってこのレースに挑む。

ポジション争いが生み出す緩くはないペース
そして想定よりも早いラストスパート

2重の罠がブエナビスタ撃墜の隙を生み出す


残り200m
消耗合戦になり力尽きた先行勢を抜き去り先頭に踊り出るブエナビスタ

それはウォッカの後を継ぐ女傑のワンマンショーかと思われた。
だが前半、レースに参加せずに末脚勝負に徹する馬の舞台となるのである。


タフな中長距離G1レースを制した事がある2頭。
オウケンブルースリとドリームジャーニーに注視したい。


かつて名ギャンブル映画 「のるかそるか」の中で最後の最後
締めくくりの勝負に挑む主人公は競馬場を彷徨う。

アナタが勝つと思う馬はなんですか?と聞いて聞いて聞いて回った。

そして主人公はベット(賭ける)する


誰も名前を言われなかった人気薄に。




ペルーサやエイシンフラッシュが末脚勝負に徹するならば
この2頭よりも上昇度が高い若駒に夢を託すだろう。

だが、人の目が吊り上がり過ぎているのではないか?

勝利という結果に捉われ過ぎてしまっていないか。


ただのオッズと思うかもしれないが人気というのは怖い
馬は何処吹く風だが人へ作用する

その点で気楽な立場でレースに挑める注目の薄い


オウケンブルースリにブエナ逆転のミッションインポッシブルを託す。

この秋はせっかくの復帰戦で脚をぶつけてしまうなど決して順調ではなかった。
忘れられた馬が栄光を取り戻す、そんなストーリーに託す。


一度失敗したからと言って終わるわけじゃない。


3連単

1着
オウケンブルースリ

2着
ブエナビスタ

3着
他全部買っとけ
ジャミール、トゥザグローリー、メイショウベルーガは切る
それ以外全部

(07:22修正)


綺麗に収まる全10点





JRAのストーリーCM第3弾


「誕生」した馬は競走馬として「デビュー」をし遂に栄光の舞台へ



『 G1編 』


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