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新 拓也

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今だから出来るウラ話

  • ジャンル:釣行記




 今だから言える話がある



 晴れて志望校に合格した
今だからこそ言える話がココにはある
 
 
 
 
 
そう
ウラには壮絶な戦い
繰り広げられていたのである!!
 
 
 
 


注:当時の臨場感を出すために前半は病んでる小説風
ですが深く考えずにシカトしてくださいwww
あと・・・さらに長いです(汗












 
2010年 12月19日
 
鹿児島県鹿児島市
 

 
 
 
年の瀬も迫り、世間が慌しくなってきた。
 
クリスマス、年末年始
ケーキ、年賀状、餅つき・・・
 
盆と正月は一度にこないが
クリスマスと正月は一度に来る
 
むしろ
一度に盆と正月が来た方が楽かもしれない
 
 
 
 
 
 
街はいつもより増して輝きを放つ
その輝きの一つ一つ、一人一人に思いやストーリーがあるものだ
 
 
しかし、その輝きを万人が待ち望んでいるわけではない
 
 
 
 
 
 
 
人生の転機は3度ある
就職、退職・・・そして受験である
 
 
 
 
 
そんなトキを目前にした青年たちは
輝きを羨まずにはいられない・・・
 
自らの一つの「瀬」を目前にし
輝きがまるで悪のように写ってしまうのである
 
来年には「悪」になれることを望んでいるハズなのに・・・
 
 
 
 
自分もその中のひとりで「あった」
それはすでに過去形であり
今は、あのときの気持ちが嘘のようだ
 
 
 
元々悩みすぎてしまう面がある
しかし、それは普段、数億倍の明るさで照らされることで
視覚的に現れることはない
 
ただ、その明るさが失われてしまったとき
それははっきりと姿を現すのである
 
 
 
その予兆は9日前だった・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
12月10日
 
某中央高校
 
いよいよ差し迫った受験に備えて
張り詰めた空気の中、毎時間毎時間
問題演習が行われていた
 
 
その中でふと
隣席の生徒の咳払いが気になった
 
それは毎時間毎時間
繰り返され、しっかり読み解く必要のある国語の演習は
特に厳しいものがあった
 
それとなく注意したが、生理現象を抑えるには限界がある
(後で聞けばみんな気になるほどの大音量で、前席の女子は泣いていたらしい・・・。
そりゃ、隣に座っている自分も気になるワナ(^^;) )
 
 
 
そんな日々が繰り返され
ストレスは以前の数倍の速さで蓄積していった
それにより、持病の汗庖も悪化し
全身までかゆくなってしまう始末
 
 
 
これはどうにかしなければ・・・
 
 
 
 
 
このとき自分は苦渋の選択を強いられた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・この時期に遊び呆けるなど
言語道断!!
 
だが、このストレスを解消するには
釣りが一番・・・
 
 
 
4ヶ月にも昇る釣り禁のストレスは
自らのストレスメモリのおよそ6割を占めている
デフラグなんてそんな便利な機能付いているはずがない
 
 
 
ならば・・・
「そのストレスをぶち壊す!!」
 
 
 
 
ただし、親にバレてしまっては
本気度を疑われかねない
今後のお互いのモチベーションにも影響する
 
よって、作戦は秘密裏に行われる必要があった・・・
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
時進み
2010年12月19日
 
鹿児島市某所

 
 
 
鹿児島市脳内作戦司令部より入電

「作戦決行はマルフタマルマル・・・以上だ。」
 
 
 
 
 
 
01:00

マルヒトマルマル


作戦コード:フリョウジュケンセイ
始動!!
 
ステルス化(消灯)
 
 
手元の明かりだけを頼りに
タックル、防寒着などを準備する
 
 
 
 
 
01:30
 
工作員により
ベッドに横たわる・・・かのように布団を工作
 
 
 
 



 
 
 

・・・いや、コレ気づくんじゃね??w

 
 
 
 
 
 
 
 
 
そこで、2重工作
机の上に



「コンビニ逝ってマス(はあと」

という置手紙を配置
 
 
 



作戦は手堅い勝利を収めるためにある!(`・ω・´)キリッ
 
 
 
 
 
 
いよいよ
02:00

マルフタマルマル
 
 
 
草木も眠る丑三つ時・・・
 
辺りは静寂に包まれ
かすかに水槽の音が聞こえる程度
 
 
 
 
 
 
消音のため毎分5mで進攻
 
・・・シャカ
・・・シャカ
 
 
乾いた摩擦音がわずかに聞こえる
レインパンツ装備は失敗だったか!?
 
 
 
 
「そんな装備で大丈夫か?」
 
「大丈夫だ、問題ない。」
多分・・・
 
 
 
 
 
 
 
玄関まで到着
 
 
 
 
ここで第二の部隊であり
今作戦で最大のヤマを迎える
 
 
 
玄関ドアvs不良受験生
 
 
玄関ドア
総重量:50kg(推定)
装甲:鉄、人工皮革
装弾数:3発(130mmチェーン、180度式カギ、対人L型ドアノブ砲)
 
 
 
対する
 
不良受験生
総重量:46kg
装甲:(寝巻、ダウンジャケット、レインパンツ)
装弾数:27発(対鱸80~120mm弾)
特殊兵装:風神フロウハント+イグジスト
状態:ステルス
 
 
 
 
 
敵地であることを考えれば(我が家じゃねーかw)
五分五分の戦いになるであろう
 
 
これは、ステルスで気づかれないうちに
任務を遂行するほかない
 
 
 
まずは
130mmチェーン
 
 
 
ギギギ・・・
 
鈍い音を立てながらも撃破
 
 
 
 
 
 
続く180度式カギ
 
 
解除!!
 
 
残るは対人L型ドアノブ砲!!
 
 
手のひらで優しくかつ力強く包み込み
ヤツの心のスキマに入り込んでゆく・・・(??笑)
 
 
 
 
心を許したヤツを見計らい突破!!!
 

 
 
すかさず鍵をかけ
 
急降下爆撃よろしく
階段を一目散に駆け下りる!!
 
 
 
 
一撃離脱型の見事な戦闘を制した私は
愛機:助三郎(通学チャリ)にまたがり
いざ!!フィールドへ!!!
 
 
 
駆ける助三郎ッ!!!
 
 
肌を刺すような冷気など
アツくなっている私には焼け石に水
 
まさにけたを垂らす感じだ
 
 
 
 
 
 
 
約15分の行程を経て
第一ポイント、甲突橋に到着
 
 
 
この日の潮は大潮の上げ
計算上では潮位がまだまだ足りないのだが
フライングで足りている可能性も考慮し上からのぞいてみる
 
 
 
 
 
ナンダヨ、まだじゃねえかョwwww
 

 
 
 
そりゃそうだ
甲突川さんにとって、とばっちりもイイとこである
 
 
 
 
 
 
2つ下流、武之橋
 
甲突下流域1、2を争う淵地形であり
居残りの不良たちがタムロするポイント
 
 
 
夏季湿潤・冬季乾燥
 
夏季には土砂が流されてしまい
地形がのっぺらぼうになってしまうが
 
冬季は細い流れの運搬によって
ブレイクのメリハリがつく
 
 
 
 
 
だが、ここもまだまだ足りていないか・・・
 
インサイドのシャローはかなり出ており
川幅は10mほど
 
 
 
 
とりあえず怒涛の上げを待つことにして
階段を降りる
 
 
 
 
時はマルフタヨンマル
 
 
 
 
 
群れが入ってくる前に
橋脚、基礎周辺の居着きを抜いておこう
 
4ヶ月目の第一投はスーサン(RH/IW)
 
 
 
 
キャストを重ねるごとに
4ヶ月のブランクが埋まってゆく・・・
 
 
風を切る音
 
水を切る感触
 
川を渡る湿った風
 
サギの声
 
 
全てが乾いた大地に注ぐ水のように
染み渡り、満たしてゆく・・・
 
 
「そうだ・・・この感じだ・・・」
 
 
 
 
 
 
この境地まで、ものの5分
 
4ヶ月なんて実はちっぽけな時間だったのかもしれない
だが、将来のためには大事な時間だったはずだ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんかイロイロとひたってみるが
それに反して、魚の感触が得られないので
これまた久しぶり
 
真骨頂「超速!ルアーローテーション」
 
 
 
説明しよう!!!
 
超速ルアーローテーションとは
 
自分の頭からアレコレと引っ張り出しては
 
トライ
エラー
 
次の展開は釣りをしながら
考えるという
 
効率のいいのか悪いのか分からない釣法である!!キリッ
 
 
 
 
 
現在水深0~5、60cm
表層は寒気で冷えているためか
ボラッコ一人(?)見当たらない
 
 
だいたい泳層10cmくらいの群れなら
ボラの波紋が見えることが多い
つまり、レンジは25~40cmといった所だろう
 
 
まずは右腕であるソバット80
カラーはメッキ系統(若鮎)
 
大体2、30cmを泳ぐように
ロッド調整をしながら橋脚、基礎、明暗、ブレイク、街灯下を丹念に探る
コース、角度、アクション全ての要素を潰していくが
反応は得られない・・・
 
 
 
ここでアングラー登場
 
「こんばんは~」
「あれ?受験大丈夫??」
 
 
ドキィッッ!!!
 

 
え!?えっ!!?
なしてご存知なのよ!!??
 
 
 
とあたふたしてたらfimoの方♪
父が武田信玄だった時お会いした方(kaoruさん)でした(^^)
 
 
 
 
 
「鹿児島って狭いわね・・・」

「いや、奥さん!fimoが広いのよッ!!
 

何の宣伝・・・??w
 
 
 
 
 
ということでkaoruさんとご一緒することに
 
 
 
どーも上げがパっとしないため
 
しばし談笑
 
 
その間Decline88
のスイムテスト
 
お?いいんでないか!!?
 
ニヤニヤ(°∀°)
ニヤニヤニヤ(`∀´)
ニヤニヤ・・・
 
 
 
 
しばらくニヤニヤすると
逆流し始めた
 
上げがキタ!!
 

 
 
 
 
やや流れもあり
ソバットに戻して探る
 
 
 
 
橋脚周りはパス
 
 
上げが当たる収束直前のカーブ
つまり下げではヒラキとなる場所
 
上げで入ってきた群れが
最初に捕食行動をとるのはココだろということで
重点的に探る
 
 
 
対岸の護岸上には街灯があるため
ぼんやりとした明暗が出来るのだが
 
 
流し込んでも反応はない
 
 
 
 
ここでよりナチュラルに流し、食わせるため
ハニートラップ95カルトラ
カラーはメッキのイワシ
 
 
第一投目
ぼんやり明暗のやや上流にキャスト
 
流しながら糸を裁き
明暗スレスレを流下させる
 
 
張らず緩めずでスローフォールしながら
明暗を抜ける直前
 
 
 
 
 
 
 
ブレイクに差し掛かる・・・
 
 
リーリング開始!!
 
 
 
ヌルり・・・と身をひるがえして
ハニートラップがこちらを向く
 
 
 
1巻きもすればブレイク
 
 
 
シャローに乗った、そのとき!!!
 
 
ドゥン!!!!
 

 
キタァ!!!!!
 

 
やや覆いかぶさるようなバイトに、重みを感じた
魚は深みへと走る!!!
 
しかしフロウハントでグゥッ!と押さえ込む
 
・・・静止
 
今度は逆向きに走る!!
 
 
それも押さえ込むと
いよいよファイトステージは水面へと移動する
 
 
バシャ!!バシャバシャ!!
 
 
竿を寝かすことで
これも押さえ込むことに成功
 
 
砂のスリットへ誘導し
 
 
 
確保!!!
 
マルサンサンマル
 



体長68cm
プリップリの初冬の魚
 
 
 
 
(やつれてるね・・・苦笑)
 
*写真、計測手伝っていただきありがとうございました
 
 
 
リリースへ・・・
 
 
 
元気はあるが
冷えたからか上手く泳いでいかない・・・
 
 
姿勢を保持して少し待つ・・・ふう、行ったか
 
 
 
ちょうどその頃、
賢太くんも登場!!
 
 
 
 
「よかったですね^^


・・・ってあれ!!?

新さんじゃないですかアァ!!!」

 
 
 
そりゃそうだよ・・・^^;
びっくりするわなwww
 
 
 
 
 
 
 
その後
マターリし始めたため
ルアーをかえ、コースを変えるも反応なし・・・
 
 
 
そろそろバレるかな・・・?
うん、スズキじゃなくてさ
我が軍(いや、敵かw)の総司令官に・・・
 
というわけでルアー、タックルの洗浄=証拠隠滅
を謀り、帰路へ・・・
 
 
お二人に挨拶後
意気揚々と自転車を漕ぐ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1時間で1本
サイズこそ68cmだが
これぞ漢の釣り!!ではなかろうか?
 
 
そんなことを考えつつ
帰宅
 
 
 
 
 
諸々は突破し、
体中にファ〇リ―ズシュッシュ♪
完璧な隠蔽を図り就寝・・・zzz
 
 
 
 
 
・・・実は
まだばれていないのである!
 
 
 
 
我々の勝利だ!!
良い子はマネシナイデネ
 
 
ちなみに
賢太くんはアノ後夕方までやったそうな・・・
こちらも良い子はまねしないようにネ!!
(できねーよッ!!www)
 
 
 
 
 
 
【タックル】
ロッド:アピア 風神Zフロウハント88ML
リール:ダイワ イグジスト2508R
ライン:東レ シーバスPEパワーゲーム1.2号
ルアー:ima ハニートラップカルトラ・ソバット80・B-太80SR 
     邪道 スーサン
     プエブロ ブービーバード90F
     (株)工房SHIN Decline88

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