自己シーバス論③

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いしますm(__)m


さてさて、またまたやって来ました調子に乗った完全自己シーバス論(笑)
今回のテーマは前回の予告通り

「ファクター
【2】シーバスが補食行為を行う為のファクター」


です

前回、前々回同様に完全な自己論ですので鵜呑みにされて痛い目見ても知りません(爆)


【2】シーバスが捕食行為を行う為のファクター

(1)そもそも捕食行為とはなんなのか?

①食事としての捕食行為

当然ですが生物である以上、お腹が減ります。だから捕食する。これが最も安直に考えられる内容です。

②威嚇行為としての捕食行為
この場合は正確には捕食行為とは言えないですね。シーバスに対して挑戦的、攻撃的な位置・角度・速さを取った時、威嚇としてバイトしてきます。

③産卵に向けた食べ込みによる捕食行為
産卵は体力使うし、卵にも栄養回さなきゃいけないんで、とにかく食べます。でもマタニティブルー(?)な場合もあり、神経質になってることも。プレッシャーを与えないように釣りましょう。

④ビックリバイト
所謂、リアクションバイトの一つです。シーバスの死角から急に目の前に飛び出してきたルアーにビックリしてバイトすることがあります。
人間でいうところのお化け屋敷でついお化けを殴ってしまう感じですね。(殴ったことないけど)


(2)捕食行為を行う為のファクター
ここからが本題です。
とりあえず大きい分野から羅列していこうと思います。

①季節
生き物ですから、常に捕食活動は行ってます。
しかし、季節によってはまったくステイしていないこともある訳で(言い忘れましたが、河川で考えてるってことを念頭に置いて下さい)。比較的、河川で釣果を出しやすいのは四季で区分けすると周知の通り「春・秋」ですね。
どちらもベイトが豊富で捕食側としては最適な季節です。

②天候
天候によるバイト率の差はかなりあります。
晴れ・・・警戒心が強い。
曇り・・・普通。
雨 ・・・警戒心は弱め。
本来、天候だけでここまでハッキリとは書ききれませんが、参考に。

③時間帯
これは一概に言えないですが、シーバスに関して言えば朝夕のマズメ時やナイトゲームでの釣果が主だと思います。もちろん、デイゲームでも釣果は得られます。

④潮汐
小潮・中潮・大潮・長潮・若潮とありますが、大潮であれば潮位差も大きく魚の移動距離は延びます。(チャンスが増える)しかし、大場所なんかによっては中潮や小潮といった比較的、潮位差の少ない時の方が釣りやすかったりします。

⑤月の満ち欠け
満月は釣りにくい。これは明る過ぎてシーバスの警戒心が強まるので、なかなか口を使ってくれないってパターンです。逆に新月は警戒心も弱まり、シーバスでは鉄板の明暗部がより際立つので釣り易いと考えられます。

⑥水温
一般的にシーバスの適水温と言えば14℃~18℃です。だからと言って、その水温じゃないと釣れないという訳ではありませんが。

⑦水色
水色によってもバイト率に差がありますね。昔から言われているのは「笹濁り」と言われる程度。警戒心が薄れ、かつシーバス自身もベイト側から発見されにくい程度です。
これも当然ながら、クリアでもよりマッディでもバイトはありますので参考程度に。

⑧風
風によるバイト率の差も意外に現れます。例えば常々クリアウォーターなフィールドに風が吹き付け波立っている。これだけでシーバスの警戒心は薄れます。周囲の音や自身の捕食音・水の外から見つけづらいといった要因が考えられます。さらに言えば、波立つことにより酸素含量が上がりベイトの活性化⇒シーバスの活性化と考えられます。

⑨低気圧
低気圧が接近すると上記の要因が重複して発生します。雨+風+濁りといった具合に。
また低気圧自体による影響として、魚の浮袋内の空気が膨張することにより魚が浮きやすいと考えられます。ということは普段よりシャローレンジでの捕食が行われる為、必然的にフィールドは普段よりシャローレンジとなってくる訳です。
さらに、強い流れや荒れに弱いベイトが湾奥や河川上流部まで避難することもあり、それを追ってシーバスがついて来ることもしばしば。

⑩シーバスの生態周期による考え方
1月~2月中旬

・・・産卵に絡まない個体や産卵後の体力回復の為のアフターパターンでのバイト。
2月中旬~3月中旬
・・・アフターも落ち着いて、普段通り捕食活動を行う。しかし、水温がまだまだ低いので活性はあまり上がらない。
3月中旬~6月中旬
・・・春。水温も徐々に上昇して来て、シーバスも活発に捕食行為を行う。
6月中旬~9月上旬
・・・前半は梅雨が絡むので、シーバスの警戒心が緩む。後半は水温もかなり上昇し、過ごしやすい場所での捕食活動を行う。(上流等)
9月中旬~11月中旬
・・・所謂、秋。産卵に向けて食べ込みを行う。つまり『荒食い』パターン。体力作りと抱卵の為の栄養摂取。
11月下旬~12月
・・・産卵を行う個体は沖へ出ていき、産卵に絡まない個体は残ることもあるが、この時には水温もかなり下降しているので活性は徐々に下がってくる。

※こちらの年間生態周期は一般的ですので、地域によっては時期が違ったりします。


ここまである程度のものを羅列してきました。
ここで重要なのは、これらのファクターを複合的・総合的に考えることです。さらに言えば、前回ログhttp://www.fimosw.com/u/kanapapa/tudgdytgyjibrk)で書きましたステイする為のファクターをさらにここに組み合わせて考えることができれば、よりシーバスに近づくことができますよね。
例えば、長潮で満月なんて私はめちゃくちゃ苦手です。ですがここに風+濁りなんてファクターが絡むとちょっとやり易くなります。
もう一つ。フィールドにも日常はあります。つまり、複合的・総合的かつ連続的に考えることです。要は前日はどうだった?ってことです。

難しいなと思う潮周りや天候や状況の中でも、良いファクターが見込めるフィールドを選択できると確率は上がると思います。

また、捕食行為を行う為のファクターとして挙げていないものがありますので、それは次回ログに持ち越したいと思います。ちょっと次回テーマとも関係ありますし♪




それでは!!次回のテーマは・・・

「釣るという技術とその意識」

について、ひとり語って参りたいと思います(笑)

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