念願のバチ抜けで70UP

やりました!、70UP釣りました!

といっても、初心者ならではの失敗を積み重ねてなんとか幸運に恵まれた釣行でした。


 バチに会いに川へ 

バチ抜け、いよいよXデーです。
この日なら間違い無しと思える日が来ました。

今日は夕ご飯はいらないと言ったら、なんと妻がおにぎりを用意してくれました。

バチ抜けって超釣れるんでしょ?という子供の期待を背に受けてオッサンは川に出ます。

今日は釣るまで帰らない


明るいうちに川について、色々とルアーを投げてみます。
といってもエリテンは2投ほどしたらチェンジです。
なにせバチルアーはこれしかありませんので、始まる前にロストしたら大変です。

日が暮れるまでひたすらキャスト練習をしました。
風はなく2月にしては暖かい夜です。

魚の気配ゼロはです。
水面は鏡のように静まり返っています。


 突然のボイル 

これはいくら投げても釣れないと思い、座り込んでおにぎりを頬張っていたら目の前で「ポカッ」と音がしました。

あれっと思って顔を上げると、上流から下流までポッカ、ポッカと水面が沸いています。

あっという間にジャブ、ボコッと重い音が周り中から聞こえ始めました。

こ、これがボイルというやつか!

そっと水面を照らすとバチがウニョウニョと泳いでいます。
オッサンが見たかったものはいつの間にか始まっていました。

ぼんやりおにぎりを食べている場合じゃありません。
慌てて立ち上がります。

エリテンを数回流しますが、これだけ魚の気配が濃厚なのにルアーには反応しません。

もしかして上を見ていないのかな、と思って少し潜るルアーにチェンジします。

手持ちでやや潜って細身のルアーと言ったらブローウィンしかありません。

 バラしまくる 

ブローウィンをやや上流に遠投します。
目の前でフーディングレーンを横切るようなイメージです。

1投目でいきなりバイトがありました。

反射的に合わせたらそのままスコーンとすっぽ抜けました。

早合わせが過ぎたかもしません。

もう一度お願いしますと心の中で唱えながら同じコースを通します。

またバイト!

今度は気持ち遅らせてからがっつり合わせました。

ロッドに確かな手ごたえが伝わります。

一気に巻き上げつつ追い合わせも入れておきます。

やや強引に寄せてきたところで、なんとまたしてもすっぽ抜けました。

いやいやいや、なんで抜けるの、フッキングしてたよね?

オッサンは混乱しました。

フックが甘いのかフックサイズが合っていないのか・・・いったんエリテンに戻してみることにします。

 痛恨の・・・ 

エリテンに戻した直後、力強いバイトがガツッときました。

今度も強く合わせます。

今までにない重さに興奮しながら、ばらしたくない一心でゴリ巻きしました。

これはでかいぞ、と心臓バクバクですが低血圧のオッサンには万が一の心配はありません。

ところが、もう少しで魚体が見えるか、というところでパッツンとラインブレークしてしまいました。

PEが中ほどで切れてました。

これには大ショックでした。

リリース前提の釣りでラインブレークは避けなければいけない失態です。

ゴメンなとつぶやきつつ暗闇の中でノットを組みなおすのはなんとも悲しい時間でした。


 ついに1匹 

気を取り直して、と思ってもエリテンは失っています。

何を投げたらいいんだろうと思いながら川を見回すと、浅い所で繰り返しボイルしている魚がいます。

なんの工夫もなく、Komomoを結んでボイルの上をダラーっと通してみたら食いました。

なんでも食ってくるな、と思いながら慎重に釣りあげました。

サイズはともかく、これが記念すべきバチ抜け初の1匹になりました。

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 ラインブレーク対策 

翌日。

ラインブレークは大反省です。

なんとかしないといけません。

ラインを太くしてみようかと近くの釣具店を覗いてみるも、欲しいラインは置いてませんでした。

最低限、できることはやっておこうと思いました。

ノットをしっかり組んで普段はやらない焼きコブも入れておきます。

スプールを耐水ペーパーで慣らし、ラインにはシリコンを吹きました。

ドラグはいつもガチガチなのですが、若干緩めにして代わりにリーダーを長くとりました。

昨日使ったルアーのフックは研ぎなおし、歪んでいたものは交換しました。


ルアーも補充しました。

ロストしたエリテンのほかに、ネットでお勧めされたマニックを買いました。

できる限りの準備をして川に挑みます。


 対策実ってついに・・・ 

パパ、連れて行ってという子供に背を向け家を出ます。

え~今日も行くの? と眉を顰める妻は今回はおにぎりを作ってくれませんでした。

しかし、昨日のやらかしを清算するために、オッサンは行かねばならぬのです。


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70UP、マニックで取りました!

かかってからも無理なやり取りはせず、根ずれだけ気を付けて慎重に寄せ、無事にタモに入った時には思わずよっしゃと声が洩れました。

大きな魚をかけたら測ろうと思いつつ、きっと使うことは無いだろうと思っていたメジャーを取り出します。

まさかこんなに早く出番が来るとは思いませんでした。

こんなことならfimoメジャー買っておくんだった・・・・

このあと40cmぐらいの魚をマニックで1本、Komomoで1本釣ったところで川も静かになったので納竿としました。

初心者釣行としては十分な釣果じゃないでしょうか。

バチ抜け、いいですね!
その日に当たればエキサイティングな釣りが楽しめます。


オッサンは大満足です!!


 釣りが終わって 

オッサンは知りませんでした。
シーバスがこんなに魚臭い事を・・・・

メジャーもグローブもネトネトで、風呂場で必死に洗いました。
「いい匂い」と言っている人を動画で見たことがありますが、あれは何かを諦めた先の境地にたどり着いた猛者ですね。

バチを何匹か持ち帰って家で飼っている沼チチブにあげました。
川で釣りあげて飼いだしてから3年目ですが、産卵に参加しないからかまだまだ元気です。
しばらくぶりの故郷の味を楽しんでもらえたかな。

(妻に見せたら叫ばれました)
 

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