もうね、今、ものすごい喪失感と共にログを書いてるんですよ。

かいつまんで言うと、

面白いルアーができた
↓
ピンチの時に魚を掛けてくれた
↓
ロスト

という流れなんですけどね。
しかも、俺がちょっと気をつけてやり取りしてれば防げたロスト…
今日は夢に出るかもしれんな。




先日良型を出したポイントを再訪。
結論から言うと、今日は非常に厳しい戦いでした。

とりあえず、活性チェック。
というか、俺のルアーを見てくれるかチェック。

まずは、すっかり俺の中でパイロットルアーとなったミニマルタイプを使用。
状況が良い時は表層棒引きでググッとくるのですが、今回はなかなか反応が得られません。
スピードを変えて、カウントを変えて、扇状に広く探って…

ほんっっっと、あれこれ試してようやく1匹。

20cmちょっとですかね。
長さはないものの、体高があってなかなかの引きを見せてくれました。


時間はかかったものの、ひとまず上のレンジを意識した魚は居そう。
ということで、今日持参した新作にも実績をつけたいところ。

明るいうちに動きを確認したところ、リトリーブ時にS字を描き、フォール時に体を左右に振るというなかなかの曲者。
ベースにしたのは、ダイワのシーバス用シンペン「スイッチヒッター」だったのですが、思いのほかトリッキーな仕上がりに。
派手な動きのルアーはあまり好まないのですが、ハズしにひとつ持っとくのはアリなタイプ。

安定したルアーでは二進も三進も行かなくなった場合、こういうので状況を転換できるかもしれません。

ということで、実戦投入。
一投目からヒット!!を期待していましたが、流石にそう上手くは行かず。

このルアーが最も大きく動くのは、毎秒1回のリトリーブペース。
できれば、この大きな動きに魚が反応するということを確かめておきたいところ。

幅広く探って探って…
小さいですが、なんとか釣れました!

オッケーオッケー!!
こういうトリッキーなルアーは、実績がつくまで非常に不安なのですが、一匹でも釣れてしまえばこっちのもの。


ひとまず釣れたので、このルアーは一旦下げます。
全体的にあまりにも反応がないので、ここで既製品プラグ&ワーム攻勢に。
これで何匹か拾ってヒントにしたいところ…

だったのですが、これが恐ろしいほどに無反応。
最終兵器ガルプを投入するも、実にサイレントな展開。

これちょっとマズいな。
サイズはおろか、小物も拾えないようでは…

考えてみれば、手持ちのプラグは基本的に動きがおとなしいものばかり。
ここで一気に場面を転換するためには…


…今日の新作、こういう時に使うんじゃない?


ということで、再登板。

一投目。
着水後すぐにリトリーブ開始で、水面直下をS字アクションで泳がせると、


グンッ!ギュギュン!!


うっそ!?使いどころハマった!?

引きからすると20cmちょいくらいか。
表層で掛けたので、外されないようにじっくりやり取り…

って油断してしまうのが俺の良くないところで。
悠長にドラグ出してたら、一気に根に突っ込まれた模様。

ライン緩めて出てくるのを待って、ちょっと引っ張ってみてもまだ動かなくて、ライン緩めて出てくるのを待って、…

しばらくやっても事態変わらず、このままでは埒が開かん。
最悪バラしてもいいから、ちょっと強引に…

プチッ

嫌ああぁあぁぁああぁああ!!!!????


え!?切れた!?今切れたの!!??
「いいルアーできた」ってニヤッとした瞬間にロスト!?


膝から崩れ落ちそうになるのをなんとか耐えるも、しばし呆然。

なぜドラグを出しっぱなしにしてしまったのか。
手で押さえるべきではなかったのか。
根に突っ込まれるよりならバラシのほうがマシだったのではないか。

などなど、一瞬でいろいろな思いが頭を去来し、気づけば「うわぁ…」と声を出してしまっていました。


一気に天国から地獄に突き落とされた気分。
それに伴い、やる気も急降下。

連休の最後ということで、もうちょっとキャストしてから帰ろうとロッドを振るも、相変わらず魚の反応は乏しく。
なんとかチビを1匹追加するも、ダメ、集中力がもうない…
ということで、失意のうちに納竿。



新作は現在、2号機・3号機・4号機がセルロースディッピング中のため、二の矢、三の矢は一応あるのですが、これらが今日のルアーと同じ動きをしてくれるかどうかはわかりません。

「ロストしたから新しいの買おー」みたいに、同じ物が手に入るとは限らないのがハンドメイドの辛いところですね。
今週は立ち直れんわ…