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嶋田仁正

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UK SHADWORM3'5開発秘話

ホームページが開設されましたが・・

未だ未整備なので・・

製品情報に関してはこのfimoブログを活用させて頂きたいと思います。

さて・・このルアーですが、前回までにその成り立ちを書いてきました。

今回からはその開発秘話を書いていきたいと思います。

まず・・

嶋田的美学の観点から、これまで様々なシーバスルアーを世に送り出したにも関わらず、ジグヘッド+ワーム(シーバス用の)には一切手をつけてきませんでした。

いえ・・

正確には「やってたんですが上手くいかなかった」が正しいですね

考えに考えた上で辿り着いた結論はウェイトを中に隠す・・でした

了解・・中に隠そう!しかも交換式にしたい!

これだけでも大変な作業です。

通常のジグヘッドはワームを刺すために、魚が釣れようが釣れまいが、刺した部分がズレて劣化していきます。
それがストレスになり、新しいワームに交換したりします。
ワームメインの場合なら交換しないことを前提に接着剤で固定したりもします。
私は後者でした。使う重さやカラーがほぼ固定化されていたので、接着剤で止めて使っていました。

ちなみにシーバス用ワームと言えば2大巨頭がそのシェアのほとんどを握っています。

この UK SHADWORMはその市場へ切り込んでいくのではなく、あくまでもプラグを使用する中での「プラグの立ち位置」で使って貰うことを前提に作りました。

従って使う幅をあえて狭めてあります。

このお話はもう少し先にするとして・・

「よし・・ワーム作るぞっ!」と決めた際にある方向を定めました。

先に書いた「プラグの立ち位置」がそれです。

まず挑戦したのが・・

「スラロームワーム」

そうです・・

S字アクションのジグヘッドワームです。

S字を出すには絶対守らなければならないルールがあります。
逆を言えばそのルールのせいで、各社実に差の出ないつまらんルアーになってしまうんですが・・

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画像は多少前後しますが・・

この辺が少しづつ形を変えながらも試行錯誤していた「スラロームワーム」の原型。

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内部はこんなイメージからスタート

10年以上前にノーシンカーワームとして発想がスタートしているので、挿し易さを求めています。

しかしこれではキャストした際にワームのズレが起きてしまう事があり、効率的ではありません・・・

そこで・・
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こんな感じのアイデアも出し、サンプルを作ってみました。
これは結構上手く入り、ワームの損傷も少なかったんですが、上から見ると割れ目ちゃんが・・
ちょっと見栄えがね・・更に上部の強度も落ちるので1本釣っただけで裂けることも。

こりゃダメだ・・

こんな風に「挿れる」という作業を追求するだけで作ったワームのサンプルは数知れず・・
全て手作りですから歩留まりも悪く・・

そこで辿り着いたのが今の形。
上記の図の逆バージョン。

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スラロームの質を高める為にエギシンカーの形状も採用

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挿し方も突起目掛けてフックを割れ目から刺し・・

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頭からも試してみたんですが・・これはボツ・・

とにかく・・クラッシュ&ビルドの連続・・

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とにもかくにも・・

こうやってスラロームするワームが完成したわけです・・




さて・・完成したルアーを見て、嶋田おじさんは思ったわけです。




「だったらプラグでいいじゃん!」

各地に散らばるマルジンスタッフの心の叫びが聞こえてきます・・



「おっさん、こらっ!」


 

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