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(教訓)海上保安庁は通報してもすぐに駆けつけることは難しい

  • ジャンル:日記/一般
パトカーや救急車を呼ぶのとはわけが違う、
という意味の表題です。


今日は遭難者を救助して海上保安庁に送り届ける、
という経験をしました。

自分の行動についての反省や、教訓も多かったので、
忘れないように書きとどめようと思います。





今日は木更津からボートシーバス。
同船はHさん Nさん ISSAさん

出港してみると予報を上回る風。
海ほたる計測で9m。でも木更津周辺はとてもそんな風速とは思えない荒れた海だった。
前日は暴風で、乗合船も中止するところが多かったくらいなので、うねりがものすごく残っていたんだと思う。



風波を避けるべく木更津沖提に沿って移動。

すると堤防の上から手を振る人。

最初は投げ釣り仕掛けに絡むから避けて通るように、という合図かと思ったけど、何か叫んでいる。


尋常じゃない感じなので近づいてみる。

「助けてー」

助けを求める人だった。ペットの犬も一緒だった。



近づいて聞いてみると、
乗っていたヨットが事故って落水し、
なんとか自力で沖堤防に這い上がったのだとか。
(ヨットは堤防の向こう側、波の荒い沖側なので自分たちからは目視出来ず。自分はうまく聞き取れなかったけど、横風による転覆とおっしゃっていたそうです)


落水したのは前日の17時。
携帯電話も船に置いたままだったとのことで連絡も取れず、
12時間近く、風の強い沖提で一晩過ごしていたことになる。

たしか2時に地震速報で目が覚めたとき、
海ほたる計測は12mだった・・・
気温は7度くらいでそこだけはまだ救いだったと思う
ワンちゃん抱いて寒さしのいだのかな・・・


当然ながら寒さでガタガタ震えていたので、僕らのボートに乗せようと思ったのだけれど、沖提と僕らのボートデッキの間は2m近く高低差があって、内側とはいえ多少うねりのある船に飛び降りてもらうのは危険だと思った。
体力どのくらいあるのかもわからなかったし。


すぐに渡船が来ると思ったんだけど、渡船は釣り人を乗せて、僕らのいるC提を通り過ぎてA提へ向かっていく


そこで考えて、118、海上保安庁に通報することに。
これはもう立派な海難事故だよね。

木更津の海上保安庁事務所は沖提の対岸にあることを知っていた。
距離にするとGoogleMap計測で730m。


Hさんが118に電話してくれた結果、
駆けつけるのでその場で待っていてくれ、との指示。


約10分後、Hさんの携帯に折り返し連絡。
今度は木更津の海保事務所からみたい。
状況の再確認だった。
その場で待機していてくれ、とのこと。
なので、なにもできないまま待機。


というわけにもいかず、何かできることを、
ということで食料を差し上げる。
ぬるくなった缶コーヒーと菓子パン、あと手持ちのカイロ。



が、20分待っても対岸の海保の船が動く気配がない。

待っている間に渡船が何度か目の前を往来する。




Hさんが海保に電話を掛けて確認。

どうやら木更津の事務所は平日日勤帯の運営らしく、
通報時は招集をかけてからの初動になるので時間がかかってしまうとの事。

そこを今文句言ってもしょうがないので、待つ。


でもさらに15分待っても来ない。

この20分、15分という時間がものすごく長く感じた。



やがて潮位が上がってきた。満潮が9時。
沖側からたたきつけた波が堤防を越え始める場所が見えた。

わずかだけれど、先ほどよりも高低差がなくなったので
ここで意を決して飛び乗ってもらうことにした。

ボートを横付けして、まずはNさんがペットのワンちゃんを受け渡し。


そのあとご本人がなんとか飛び移る。
フラフラで危なかったけど無事成功。
靴も脱げてしまっていて、
びしょ濡れのソックスが目に焼き付いた。

テトラから這い上がったということで手も怪我をしていた。


Hさんが海保に電話。
救助したのでこれから海保の桟橋に向かう旨連絡


ほんの2-3分で桟橋到着。

桟橋ではクルーの揃った海保の船が出港しようとしているところだった。

ご本人とワンちゃんが上陸。

毛布にくるまれて事務所へ。

これで一安心。

じゃ僕たちはこれで、

というわけにはいかず、話を聞かせてほしいということで僕らも事務所へ・・。

まあ海保側から見たら事故か事件かわからないからしょうがないんだろな。

通報した時点でもう朝は釣り出来ないことは覚悟していた。


そんなわけで僕らも事務所でお茶をいただきながらここまでの経緯をご本人とは別の部屋で事情聴取される。

ここで初めて海保と渡船業者は連携があることを知る・・・。
※だったら海保から○○丸に電話一本入れてくれたらコトは済んだんじゃないのか・・・と書いてる今になって思う


途中でワンちゃんが僕らの部屋にフラッと現れる。
とてもおとなしい賢そうな犬だった。

そういえば、ご本人の事故の経緯とか全然聞けていなかった。
後学のために聞いとけばよかったな。


とにかく、事情聴取が終わって、
海保のノベルティグッズをもらって僕らは釣りに戻る。



ちなみに、海保の事務所の方は富津岬のウェーディング事故について悩んでいた様子だった。

あそこはそんなに釣れるのか?
危険なことをみんな知らないのか、
ウェーダーに水が入ったらライジャケ着てようが絶対に泳げないのに・・・・etc

この日の僕らは誰もウェーディングしないメンバーだった。
僕は怖いので富津岬では絶対にやろうとは思いません、
とだけお伝えする。



以上が事の顛末だけど、以下が反省と教訓。

反省

①海保を待つのではなく、渡船を無理やりでも止めて救助してもらえばよかった。
飛び移るときに再び事故になる可能性だってあり得た・・・。

②遭難者の救助だけでなく、落水時の備えとして、毛布やブランケットは絶対にあった方が良い




教訓

①携帯電話は肌身から離すな。そして絶対防水機能が必要。

②海保は駆けつけには時間がかかることがある。
 地上の警察や消防と同じと考えてはいけない。
 (場所や季節によるんだろうけど土日はすぐ動けないみたい)

③当たり前だけど、荒天時は無理はしない


こんなところかな・・? もっとあるかも。

船長的に行動が間違っているところ、足りないところもあると思うので、ご指摘いただければ幸いです>諸先輩方


こういうことは忘れてはいけないと思うので、
忘れないうちにログにしてみました。

ちなみにその後釣りを再開したけど強風で釣りにならず。
2時間ほどでギブアップして早上がりしました。
釣行記としては2行で終了(T_T)
 

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