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続・宮崎オオニベ探訪記~中編~

  • ジャンル:日記/一般
さて引き続きオオニベゲームの続編をお届けしたいと思います。



今回は地元の仲間のみなさんのおかげで早い段階でベイトの群れにたどりつけたのもつかの間。

すぐにベイトの行方も分からなくなり、

連日、朝から晩まであちこちのサーフを彷徨う。

もう宮崎に限らずサーフに関してはとにかくひたすら広範囲を回って・・・

①ベイトがいるところ

②魚が寄り道しやすい地形

③沖の澄んでいる潮が入ってくる時合

を探すのが基本。


当然、そんなイイ条件の場所には地元の手練れのアングラーも集まってくるわけで・・・。

ルアーマン、エサ師と会う人と話していくなかで、ご当地ならではの釣り方とかルアーの話をいろいろ聞かせてもらえるのも遠征の面白味。



そんななかで地元の古参アングラーが共通で持っていたのが・・・

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この手作りのジグ?みたいなルアー。

『ステンジグ』とか『パイプジグ』とか人によって呼び方が変わるのも面白い。

前回の宮崎戦で隣にいた釣りキチ親父さんが拾ったのもこのタイプのルアー。

「どうやって使うのだろう?」とみんなでいろんな想像を膨らませていたのだが、どうやら地元ではかなりメジャーらしい。

これが異常に釣れて、大ブレイクした時期があったそうだ。

もちろん全部、手作りで市販品ではないとのこと。


作り方はいたってシンプル。

ステンレスのパイプを適当に切って・・・

その中にアイとなるワイヤーを通して・・・

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鉛を溶かして流しこんで、形を整えるだけ。



作る人によってカットの面を変えたり、端っこを潰したり、といろんなバリエーションが存在する。

角の自転車屋の誰それ製とか、ナントカ豆腐店のおっちゃんが作るのが良いとか、それぞれに名匠がいるのもなんかいかにも秘密のルアーぽくてイイ。

今回の釣り仲間のMiyoshiさんもそんな名匠の一人。

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九州の山事情ではレジェンドな御方だが、こんなトコロも抜かりなしって感じが凄い。


当然と言えば当然だがカラーはこのシルバーのみ。

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ホロやメッキと違って、ステン独特のこの渋いフラッシングが一番釣れるとのこと。

「サーフでズリズリするのでカラーを載せたり、シールを張ってもすぐに剥がれるんだよ・・・」といかにも現場主義な答えが返ってきた。

まさにシンプル イズ ベスト。

普段からノーマルよりも削ったり、リップ取ったりと弄って自分の好きなアクションやレンジに調整することが多い自分。

もろにツボにハマる(笑)。

興味シンシンで喰いついていたら記念にいただいた。


その後、何日もサーフをさまよう間、思い出しては投げてみた。


もちろん自分の使いやすいようにASSIST58(がまかつ)&ワームカット(YOZURI)にセッティング。

まぁ鉛の塊なんで、アホみたいにカッ飛ぶ(猛爆)。

向かい風でもまったく問題ない。

ここまではメタルジグとなんら変わりないのだが、

タダ巻きでは全然泳がない(猛爆)。

しかしこの泳がないのが実はキモらしい。


あえていうなら、管釣りで使うスティックみたいなモノだろうか?

これをボトムで小刻みにリフト&フォールしながらトレースしてくるだけ。

イメージとしてはハゼとかキスとかボトム付近をス~っと移動している感じ。

豪快に100m以上ブッ飛ばして、あとはひたすらチョンチョン スぅ~。

意外と地味な釣りです(猛爆)。

それでも使い続けていると・・・

波打ち際でゴンッて生命反応があって・・・なんか引っかかったと思ったら・・・。


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シタビラメ♪

しかも・・・どてっぱらに豪快にフッキングしてあがってきた(猛爆)。

波打ち際で休んでいたシタビラメには悪い事しました・・・。


徐々に波が上がって、荒れ気味の状況。

向かい風と盛り上がる波でレンジキープが難しくなってきたので、

中層をタダ巻き。

当然、動かないでまっすぐ寄ってくるだけ。

と思ったら波打ち際でゴッンと銀影がひったくっていった。


ロッドが限界までブチ曲がり・・・

ドラグが煙を吹きながら悲鳴をあげて・・・

ラインがあっという間に100mも引き出される・・・

こともなく、荒れた波にサーフィンしながら登場。

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300mmのモンスター級ヒラセイゴ(意味不明)。

かわいらしいけどパイプジグでの記念すべく1匹。

ふ~ん、こんな食い方してくるんだ。

しかし、そうこうしているうちに、波はドンドンあがり・・

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腕時計の気圧計もダダ下がり。

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ここで低気圧が接近してくる予報が出ているので一旦ゲームストップすることに。



そしてその夜・・・。

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宮崎サーフは一旦荒れてしまうとリカバリーするまでに数日かかる。

しかも地形も変化して一からやり直しとなることも多い。

嵐の前の実績ポイントが、行った後はまったくダメになることも多い。

この釣りはつくづく試練の釣りと感じた瞬間だった・・・。


                         後篇につづく。










 

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