検証22ディアルーナマルチピース化計画

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検証大好きマンです。
改造してしまいました。

突然ですが、僕はダイビングもやっています。ダイビングは妻との共通の趣味なので、飛行機に乗って離島へ…というときのメインの目的はほぼほぼダイビングです。

ですが、釣りバカは死ぬまで治らない。

朝早起きして近くの港。ダイビングの休憩中。ダイビング後〜夜ご飯までの隙間時間。夜ご飯の後。などなど。
釣りできる隙間時間が結構ありまして。
隙間時間釣行なので、港や川の護岸など、軽装の釣りです。
僕は千葉に住んでますが、僕のやりたい釣り・釣りたい魚の多くは車で4時間圏内にはだいたいいます。なので、釣り目的で飛行機に乗ることは基本ないんですが、せっかく離島に来たからには釣りたい!釣りたい!釣りたい!
…という思いから、タックルはスーツケースやリュックに入るパックロッドを持参します。
奄美に行ったときは小物狙いで、渓流ベイトロッドのファインテール46-50ULを持参しました。4本継ぎです。0.8〜10g程度のルアーを使います。
南大東のときは大物狙いで、comodo610XHでした。オプションのグリップジョイント仕様を持参しました。3本継ぎに加えグリップジョイントの4本継ぎ仕様です。20〜200g程度を使います。

今までの離島隙間時間釣行を振り返ってみると。

…ライトかヘビーかだな、これ。
間がない…
そう、離島隙間時間釣行をやっていると、5〜30gが使いやすく、40〜70cmくらいのターゲットに使いやすいようなミディアムなマルチピースロッドが欲しいと思うときがあるんですが、持ってないんです…

でももうロッドは買わないと決めたんです。

前置きが長くなりましたが、
・Mくらいのマルチピースロッド欲しい。
・でももうロッドは買わない。
・買ったら役割が被っちゃうロッドがある。

→ディアルーナをぶった斬るしかない…!!!!
との結論に至ります。

愛しの愛刀ディアルーナは師匠のススメで、いっちばん最初に買ったロッドです。最古参です。
人生で初めてルアーで釣った魚、75cmのスズキを釣ったロッドです。S96Mです。
僕の釣り人生において超絶重要な竿に糸鋸を入れる瞬間の緊張具合といったら、もう…
ですが、やっちゃいました…
始めてしさえすれば、あとはうまくできるまでやるしかない…
ディアルーナマルチピース化計画の始動です。
最初は4ピースにしようと思いましたが、それだとスーツケースにぎりぎり入らない。もちろんリュックにも入らない。
6ピースにすると入る。リュックにも、若干飛び出しはするが入る。
以前穂先から50cmくらいのところで折ってしまったのを、カーボンパイプで継いで使っていました。それを1回取ってしまい、その長さを基準に6ピース化しよう。
6ピース、仕舞寸法50cm程度にすることに決定しました。

糸鋸をキメます。

嗚呼、愛しのディアルーナが…

バラバラ現場の出来上がりです。

そこからはいろいろ調べてみました。
ロッドの継ぎ方の種類
ロッド径と継ぎ方の関係
継ぎ芯の硬さとロッドの硬さの関係
ロッドのテーパーやアクション
いっろいろ勉強になりました。

以前ティップを折った際、ティップの内径が外径になるカーボンパイプを、ティップの中に入れ、補修して使ったことがあります。
その次の釣行でまたすぐに折れました。
そのときは理解できなかったのですが、今回ディアルーナマルチピース化計画の実行を通してその理由がよく理解できました。(よく考えればわかりそうなもんですが、当時はわかりませんでした…笑)
その後は今度はティップの外径が内径になるカーボンパイプの中にティップを入れて継ぎました。
ティップがさらに硬くなってしまいました。
曲がりも若干歪です。
この理由も今回わかりました。
実釣に特に問題を感じなかったので、そのまま使いましたし、魚もバンバン釣りましたが、はやり曲がりは綺麗な方がそそるなぁ。


同じ硬さなら径が小さいほうが曲がりやすい。
径が同じなら柔らかいほうが曲がりやすい。

これは「そりゃそうだろ」ってことだと思います。
ですが、これが、マルチピース化の中で超絶重要事項だったんです。
今回はバット側がオスになるインロウ継仕様にしました。
限られた工具や素人作業なので、これが一番現実的な方法でしたし、ディアルーナはそもそもバット側がオスになる逆並継です。

インロウを買いにいきます。
マニアックな部品なのでなかなか売ってません。
師匠に相談すると、日本橋のとある釣具屋さんをすすめられました。
そこに行ってみます。

ありました。

ただ、欲しかった径のものが、硬い…
こんな硬くていいのかな…

インロウは当然、径がロッドより細くなるので、少し硬めの折れづらいものが必要です。
ただ、硬すぎたり柔すぎたりしても折れる原因になります。
ロッドに「馴染む」という表現が僕はしっくりくるのですが、局所的に力がかからないようにすることが重要です。局所的に力がかかっているところが「折れポイント」となります。

触ってみると硬すぎるように感じますが、これしかないので、これを買います。

帰って、作業をします。

継いでみます。

いよいよ曲げてみます。


…綺麗な曲がり。


インロウはこれくらいの硬さの方がちょうどいいのだということがわかりました。
今回はほかにも勉強になったことが山ほどありますが、端折ってます。何事もチャレンジしてみるといいことがあるというか、経験値が上がりますね!

これでダイビング離島遠征時の隙間時間釣行にもディアルーナを持参できます。
狙いやすくなる魚が増えるので楽しみです…!

ディアルーナマルチピース化計画を通してわかったこと
・逆並継のインロウ継がやりやすい。
・インロウは硬めで折れづらいものがちょうどいい。
・同じ硬さなら径が細いほうが曲がりやすい。
・同じ径なら柔らかい方が曲がりやすい。
・折れるときは力が局所的にかかっている。
・曲がりが歪ということは力が局所的にかかっているということ。



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