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▼ カヤック(カヌー)フィッシング in 愛媛 徹底解説!その1
- ジャンル:釣り具インプレ
いやー、お待たせしました(?)
ようやく一段落ついたので、今日からこのブログ開設理由であるカヤックフィッシングについての記事を書いて行きます!
初心者の方でも失敗しないよう、出来る限り丁寧に解説していこうと思いますので、興味のある方はもちろん、興味のない方もぜひ一度見てみて下さい!
が、当たり前ですがこれから書く事が全てではありません。
あくまでも私の経験や知識で紹介するものですので、購入、釣行等は全て自己責任にてお願い致します_(._.)_
なお、ご相談頂ければ相談には喜んでのります(^^)
最終目標は1人でも多くの方をこの道に引きずり込むことなので( ̄▽ ̄)ゞ(笑)
ではでは、前置きはこのくらいにして早速始めましょう!
「カヤックフィッシング in 愛媛 徹底解説その1」
初回の今回は、カヤックフィッシングってそもそもなんぞや?カヤックって?を主なテーマにしていきます。
「カヤックフィッシングとは?」
カヤックフィッシングとは、カヤックやカヌーに乗って釣りをすること。
と言ってしまえばもともこもないですが、一般的にはシットオントップのカヤックに乗り、魚群探知機やロッドホルダーなどの装備を装着して快適に釣りをすることを意味します。
そもそもカヤックとカヌーはどう違うのか?
多くの方が疑問に思うことかと思います。
分かりやすいように本当にかいつまんで申し上げますと、カヌーは川や湖で乗るような、パドルが片側だけの一本のやつであったり、船底まで穴が開いていて、そこに足を入れて座り込むようなタイプだったりします。
たぶん多くの人がカヌーと言えばこの様なタイプを思い浮かべるのではないでしょうか?
ただ、カヌーとカヤックの線引きは難しいので、それらは専門のサイトなり書籍なりにお任せします。
で、一般にカヌーと言われて普通の人が想像するカヌーは、往々にして上記のような船底まで開いた穴に座り込むタイプだと思うのですが、船自体に穴が開いていますので、当然ひっくり返ったり水が大量に入ってくれば簡単に「沈」してしまいます(゜゜;)
ですからそんなカヌーはフィッシングカヤック、特にソルトウォーターでのカヤックフィッシングにははっきり言って不向きです。
ああいったカヌーが悪いとは言いません。釣り以外で、穏やかな川や湖、池などでの遊覧やツーリングを楽しむことに向いているでしょう。
そこで!フィッシングカヤックではシットオントップというタイプのカヤックを使います。
他でも出来ない訳ではありませんが私はシットオントップタイプのカヤックを強くお薦めします。
なぜなら、シットオントップのカヤックは簡単には沈まないし、万が一ひっくり返っても比較的簡単に再乗艇が可能だからです。

これが私のカヤック。アメリカのウィルダネス社が作っている「ターポン120」です。
写真では判りづらいかもしれませんが、船底まで穴が開いたタイプではなく、艇の上に乗るような構造なのがお分かり頂けるだろうか。
簡単に言えば封をした板状のペットボトルの上に乗るようなイメージ。
ですから、よっぽど船自体に穴が開いたり、割れたりさえしなければ、例えひっくり返ろうが上から水を被ろうが普通は沈んだりしません。
でもいくら不沈構造と言っても、上から被った水は船に溜まるでしょ?
いいえ溜まりません。

これはスカパーホールという水抜き穴です。
私のターポン120には足元に4箇所、後ろの荷台に2箇所あります。
説明が難しいですが、穴と言っても不沈構造を保つために、単に穴が開いているのではなく、穴の内側にも壁があり、実際の船の中に水は入りません。
ですから、被った水はこのスカパーホールへ流れ落ち、再び海へ帰っていきます。従ってスカパーホールの下は海です。スカパーホールに何かが流れるということは、海に物を落とすことを意味します。(゜゜;)
別に必ず必要なものではありませんが、私は足元に水深何十メートルもの海に繋がった穴があるのは嫌なのと、タイラバや物が落ちるのが嫌なので、手前側2箇所にスカパーホールキャップをつけています。

これです。物が落ちる心配がない上に、大きさがタイラバを一時的に置いておくのに便利でとても重宝してます(笑)
話の流れでターポン120について紹介しましょう。
もう一度全体像です。

長さ373cm
最大幅76cm
重さ29kg
最大積載量159kg(荷物+人間)
材質はリニアポリエチレンです。
価格は約14万円。
ターポンには100、120、140のサイズがあります。たぶんアメリカ製なのでインチ数でしょう。
日本ではアウトドア用品を販売しているmont-bellで扱っており、店舗によっては実物もありますので、サイズ観や他の艇との違いを一度見に行ってみましょう!(決してmont-bellの回し者ではありません(゜゜;)(笑))
ちなみに松山のmont-bellでは店舗2階に展示されています。
お薦めは私が乗っているからというのもありますが120です。100はダムや池でブラックバスを釣るには最適でしょう。比較的小さいので狭いところでも小回りがきき、持ち運びにも便利です。バス釣りですからでっかいクーラーなどを積む必要もないでしょうし。
140は1人でカヤックを車に積み下ろしするには少し大きすぎますし、家での置場所にも困ります。重いし…
だからお薦めは120です!
大き過ぎず小さすぎないので、ある程度小回りもきいてトランク大将なんかも積載可能。
それなりの大きさがあるので他の船や漁船に見つけてもらえる可能性も増えます。
ただ、それでも重さは30キロほどあります。
普通の30キロの米俵すらあげられない方はカヤックフィッシングは諦めるか、1人ではなく積み下ろしを手伝ってくれる人と行きましょう。
まぁ普通の成人男性なら30キロくらいなら難なく持ち上げられるでしょう。
しかし、カヤックはその重さに加え長いのでバランスを取り辛く、実際の重さ以上に重く感じるはずです。
せっかくの大切なアイテムです。
材質はリニアポリエチレンですし、ちょっとやそっと落としたり擦ったりしたくらいで壊れるものではありませんが、やはりキズが入るとショックです。
無理をせず安全に扱いましょう。
しかーし!体力(?)に自信のないそんなあなたに朗報です!
最近になってターポン120ウルトラライトというタイプが発売されたようです。昔もあったみたいですが僕が買った時にはなかった…
このウルトラライトなら重さは20kgほどですから大して重いとは感じず、楽々持ち運びができるでしょう!
ただ、値段が普通のより高くて20万くらいします(゜゜;)
あと、カヤックは風の影響をとても大きく受けるので、軽いとどうなるんだろうなーと個人的には思います。
でも持ち運びが楽なのは魅力的だなぁ( ̄▽ ̄)
さて、次に前方です。

先端には持ち手があり、少し後ろには大きめのハッチがついています。
船底は空洞になっているので、そこに荷物を積み込むことが可能です。
ハッチを閉めてロックをすればほぼ水は入ってきません。
帰る頃に船底を見ると少し湿っていることもあるので、濡れると困るものは袋やジップロックなどで守りましょう。
ちなみに…
海上で前方ハッチから物を取り出すのは至難の技…というよりほぼ不可能と考えて下さい。
下手をすればバランスを崩して海に落ちるのがオチです。
前方ハッチの荷物は、例えば出航地から遠い場所へ行く場合に、現地の島や浜に一度上陸してから取り出すようにしましょう。
海上で使う荷物は別にしまうところがあります。
次に座席付近です。

両脇に持ち手が2つ。両サイド上部には各種用品を簡単に取り付けられるレールマウントが標準装備!
真ん中にはカップホルダーが1つ。
フックを引っかける輪が2つ。
両足付近には足置きがあり、ご自身の足の長さに合わせて調整が可能です。
足置きがあると楽なのはもちろん、調整できることでより踏ん張りが効いて安定感が増し、パドルもより力強く操作することができます。
あとはなんといってもターポンの良いところはこの背もたれ付きのシート!これに座ればいつでも賢者タイムを迎えられます( ̄▽ ̄)(笑)
カヤックにはこの様なシートが付いていない、プラスチックむき出しのけつの形の窪みに座るタイプもあります。
そのようなカヤックは比較的安価に購入できますが、一日中座ることと、夏場にアツアツになることなどを考えると、この様なしっかりしたシートが標準でついていることはかなり魅力的です。
背もたれ部分は可動式で、不用な時は折りたたんだうえフックで固定出来ます。
ターポンの標準シートは他のそれと比べて作りがしっかりしていて、ゆったり船旅を楽しめます。
さらに座った時の股の間、艇中央にハッチがあり、ハッチの左右には小物入れがあります。
小物入れには飲み物等も置けますが、私はハサミやプライヤーなどの類いを置いておき、魚が釣れた時にすぐに使えるようにしています。
ハッチは前方のハッチより入口は小さいですが、前方ハッチ同様ロックできるので基本水は入りません。
ハッチ内は1つの空洞として繋がっています。
通常使用でハッチ内の荷物が前後することはありませんが、カヤックを斜めにしたりすると置いておいた荷物が動きます。
気になるようなら中を区切るなどして艤装しましょう。
ただ、中央のハッチについては、ハッチ前方にあるスカパーホールがちょうどつっかえになるので、ある程度の大きさがある物ならそれ以上前には進みません。
私の場合は特に艤装はせず、100均で買った容器にタイラバや釣具を入れてハッチ内に収納しています。
股下にあるのでバランスを崩さず簡単に物を取り出すことができます。
ここで新しい用語が登場しました。
「艤装」
艤装とは、艇をより使いやすくするために各種用品を取り付けたり、改造したりすることです。
艤装のために艇自体に穴を開けることもあります。
何も標準で付いていないノーマルのカヤックであれば、自分で艇に穴を開けてロッドホルダーカップを取り付けたり、後日紹介しますが魚群探知機のソナーを取り付けたりすることも必要かと思います。
しかし、例えばターポン120であれば標準装備のレールマウントに各種装備を取り付けられますから、艇に直接穴を開けるような難しい艤装は正直必要ありません。
DIYが苦手な人はオプションで売られている装備を購入して取り付けましょう。
ただ個人的には、自分で自分のための艤装を考え、ホームセンターであーでもないこーでもないと考えるのは、それはそれで結構楽しい時間になると思います(^^)
実際カヤック購入当初は100均やホームセンターに入り浸り、いろいろ試した時期もありました。
が、結局行き着く先は、私はシンプルイズザベストでした。
結構多くの方が最終的にはそうなるのではないでしょうか。
確かに海上で、例えばタイラバもやりたい、スロージギングもやりたい、エサ釣りもやりたいといろいろ持って行けば便利は便利です。
しかし、二兎追うものは一兎も得ず。忙しい上に荷物が多いと重くて進み辛い、風の影響を受けて流され易くなる、邪魔。等など、弊害の方が大きいように感じます。
タイラバだけでもタイやハマチ、マゴチや根魚などいろいろな魚が釣れますから、最初のうちは特にタイラバオンリーでの釣行がお薦めです。
脱線が長くなりました。
次にカヤック後部です。

中央部分と同じように、水抜き穴であるスカパーホールが2ヶ所あります。
後部にも両サイド上部にレールマウントが標準装備。
私は後部マウントは最近使ってませんが、昔はロッドホルダーカップを取り付けて、2本目、3本目のロッドを置いていました。
あとは荷台があります。荷台にはトランク大将も少しはみ出ますが積載可能です。
標準でゴム紐もついてるので、波で揺れて落ちたりしないよう固定できます。
最後は最後部です。

最後部には持ち手が1つ。
ハッチ内の空洞に入ってしまった水を抜くための水抜き穴が1つあります。
この水抜き穴……
艇内部に入ってしまった水を抜くためには当然必要な穴です。
艇全体で考えれば、ハッチ内に水が入るとすれば、通常は2ヶ所あるハッチからか、この水抜き穴の合計3ヶ所。
ハッチは大きいですし、閉め忘れて出航しても艇上部の見える範囲にあるので普通は気づきます。
しかしコイツは後ろにあるうえ、一度シートに座って出航してしまうと、再上陸するまでの間ちゃんと閉まっているかを確認する術はありません(゜゜;)(笑)
従って、出航前には艇全体はもちろん、この水抜き穴もしっかり閉まっていることを確認のうえ出航するようにしましょう。
まぁかくいう私も後部の水抜き穴が開きっぱなしで一日釣行し、帰る頃に気づいた。なんてこともありました(笑)
その時は特に水も入らず、もちろん沈むこともなく無事に帰還できましたが、小さいとはいえ穴が開いている以上水が入って沈む危険がゼロとは言い切れません。
それに、出航前に水抜き穴閉めたっけな?と沖に出てからそわそわしてしまいますから、出航前には必ず点検することをお薦めします。
また、最後部の上部には溝があり、ここにシーアンカーやアンカーの紐を掛けることが出来ます。
アンカーについては、あれば便利ですが必ず必要なものではありません。
アンカーについては次回以降に必要な用品についての紹介をする予定ですので、その際に紹介しようと思います。
とまぁ今回はほとんどターポンについての話しで終わってしまいましたが…
いかがでしたでしょうか?
文才がないのでただただ長くて読み辛い文になってしまっていること、お詫び申し上げます。
今後もカヤックフィッシングについてこんな感じで徹底解説していきたいと思います!
ちょっとは興味をそそれただろうか。
この記事を読んで興味を持ってくれた同志と一緒にプカプカ出来る日を夢見ています(T_T)
ご質問等お気軽にどうぞ!
追伸
実は今回記事に使う写真撮影も兼ね、さらに彼女の誕生日がくるので、誕生日に愛で鯛(めでたい)を食わしてやりタイ!
と思い、カヤックフィッシングってきましたのでついでにのせます。
場所は佐田岬です。
諸事情により急遽家まで帰ったので、午前中に釣り始める予定が大幅に遅れ、着いたのは15時頃。
三時間くらいはと思い、いつものマダイポイントへ向かうも無反応…
たまーにコココッといったアタリがあるが全くのる気配がない…
仕方ないので暫くやってから少し沖へ。
出航場所付近の沖は、大体20~30mくらいですが、さらに沖へ進めば少しずつ深くなっていき、最終的には70mくらいになります。
とりあえず沖に行こうと思い、魚探を見ながら進んで行くと、明らかな盛り上がりが!
基本かけ上がってから真っ平らになる場所なので、こんなにまーるいおっぱ……
のような形の地形は、今まで何度も来てたけど気付かずスルーしていたようだ。
絶対なんかおる!
そう確信してタイラバを落としていくと…
コココッ、ゴーン!というガツガツしたアタリが!(^^)
でも最初こそ突っ込んだものの、マダイ特有のギューーン!という突っ込みかたではない。
一瞬アイツ(エソ)が脳裏をよぎったが、アイツでもないようだ。
だとすればアマダイか?アオハタか!?
ココは50~60cm台のアオハタやアマダイが釣れるのだ。
期待に胸を膨らませ慎重にあげてみると………

いらっしゃーい!(^^)
ボチボチなアマダイ。
とりあえずこれで彼女の誕生日にボウズという最悪の事態は免れた…
個人的にはマダイを釣るのは楽しいけど、食べるのはアマダイやアオハタの方が好きだ(笑)
ほっとしたところで獲物をクーラーにしまい、同じ場所でタイラバを落としていくと…
コココッ、ゴーン!
アマダイ2投連続ヒット!(^^)
しかもさっきのより大きい。
いちいち測ってないけど、レッドブルのボトルと比べてこんくらい。

マダイこそ釣れなかったものの、二人でパーティーするには充分過ぎるご馳走です。
アマダイなんか買ったことねーわ(笑)
とりあえず半身を松笠造りに。
他の身はムニエルに。
アラは潮汁か煮付けにして、安いシャンパンで一杯やります。
デザートには毎年恒例になってしまってもはやサプライズとは呼べないリラックマの絵を特注で描いてもらったケーキを予約しています。
今年はただのリラックマではなくリラックマがラッコになっているだららっこをお願いしました。
リラックマも着ぐるみの上に着ぐるみとは…大変やな…(゜゜;)
ようやく一段落ついたので、今日からこのブログ開設理由であるカヤックフィッシングについての記事を書いて行きます!
初心者の方でも失敗しないよう、出来る限り丁寧に解説していこうと思いますので、興味のある方はもちろん、興味のない方もぜひ一度見てみて下さい!
が、当たり前ですがこれから書く事が全てではありません。
あくまでも私の経験や知識で紹介するものですので、購入、釣行等は全て自己責任にてお願い致します_(._.)_
なお、ご相談頂ければ相談には喜んでのります(^^)
最終目標は1人でも多くの方をこの道に引きずり込むことなので( ̄▽ ̄)ゞ(笑)
ではでは、前置きはこのくらいにして早速始めましょう!
「カヤックフィッシング in 愛媛 徹底解説その1」
初回の今回は、カヤックフィッシングってそもそもなんぞや?カヤックって?を主なテーマにしていきます。
「カヤックフィッシングとは?」
カヤックフィッシングとは、カヤックやカヌーに乗って釣りをすること。
と言ってしまえばもともこもないですが、一般的にはシットオントップのカヤックに乗り、魚群探知機やロッドホルダーなどの装備を装着して快適に釣りをすることを意味します。
そもそもカヤックとカヌーはどう違うのか?
多くの方が疑問に思うことかと思います。
分かりやすいように本当にかいつまんで申し上げますと、カヌーは川や湖で乗るような、パドルが片側だけの一本のやつであったり、船底まで穴が開いていて、そこに足を入れて座り込むようなタイプだったりします。
たぶん多くの人がカヌーと言えばこの様なタイプを思い浮かべるのではないでしょうか?
ただ、カヌーとカヤックの線引きは難しいので、それらは専門のサイトなり書籍なりにお任せします。
で、一般にカヌーと言われて普通の人が想像するカヌーは、往々にして上記のような船底まで開いた穴に座り込むタイプだと思うのですが、船自体に穴が開いていますので、当然ひっくり返ったり水が大量に入ってくれば簡単に「沈」してしまいます(゜゜;)
ですからそんなカヌーはフィッシングカヤック、特にソルトウォーターでのカヤックフィッシングにははっきり言って不向きです。
ああいったカヌーが悪いとは言いません。釣り以外で、穏やかな川や湖、池などでの遊覧やツーリングを楽しむことに向いているでしょう。
そこで!フィッシングカヤックではシットオントップというタイプのカヤックを使います。
他でも出来ない訳ではありませんが私はシットオントップタイプのカヤックを強くお薦めします。
なぜなら、シットオントップのカヤックは簡単には沈まないし、万が一ひっくり返っても比較的簡単に再乗艇が可能だからです。

これが私のカヤック。アメリカのウィルダネス社が作っている「ターポン120」です。
写真では判りづらいかもしれませんが、船底まで穴が開いたタイプではなく、艇の上に乗るような構造なのがお分かり頂けるだろうか。
簡単に言えば封をした板状のペットボトルの上に乗るようなイメージ。
ですから、よっぽど船自体に穴が開いたり、割れたりさえしなければ、例えひっくり返ろうが上から水を被ろうが普通は沈んだりしません。
でもいくら不沈構造と言っても、上から被った水は船に溜まるでしょ?
いいえ溜まりません。

これはスカパーホールという水抜き穴です。
私のターポン120には足元に4箇所、後ろの荷台に2箇所あります。
説明が難しいですが、穴と言っても不沈構造を保つために、単に穴が開いているのではなく、穴の内側にも壁があり、実際の船の中に水は入りません。
ですから、被った水はこのスカパーホールへ流れ落ち、再び海へ帰っていきます。従ってスカパーホールの下は海です。スカパーホールに何かが流れるということは、海に物を落とすことを意味します。(゜゜;)
別に必ず必要なものではありませんが、私は足元に水深何十メートルもの海に繋がった穴があるのは嫌なのと、タイラバや物が落ちるのが嫌なので、手前側2箇所にスカパーホールキャップをつけています。

これです。物が落ちる心配がない上に、大きさがタイラバを一時的に置いておくのに便利でとても重宝してます(笑)
話の流れでターポン120について紹介しましょう。
もう一度全体像です。

長さ373cm
最大幅76cm
重さ29kg
最大積載量159kg(荷物+人間)
材質はリニアポリエチレンです。
価格は約14万円。
ターポンには100、120、140のサイズがあります。たぶんアメリカ製なのでインチ数でしょう。
日本ではアウトドア用品を販売しているmont-bellで扱っており、店舗によっては実物もありますので、サイズ観や他の艇との違いを一度見に行ってみましょう!(決してmont-bellの回し者ではありません(゜゜;)(笑))
ちなみに松山のmont-bellでは店舗2階に展示されています。
お薦めは私が乗っているからというのもありますが120です。100はダムや池でブラックバスを釣るには最適でしょう。比較的小さいので狭いところでも小回りがきき、持ち運びにも便利です。バス釣りですからでっかいクーラーなどを積む必要もないでしょうし。
140は1人でカヤックを車に積み下ろしするには少し大きすぎますし、家での置場所にも困ります。重いし…
だからお薦めは120です!
大き過ぎず小さすぎないので、ある程度小回りもきいてトランク大将なんかも積載可能。
それなりの大きさがあるので他の船や漁船に見つけてもらえる可能性も増えます。
ただ、それでも重さは30キロほどあります。
普通の30キロの米俵すらあげられない方はカヤックフィッシングは諦めるか、1人ではなく積み下ろしを手伝ってくれる人と行きましょう。
まぁ普通の成人男性なら30キロくらいなら難なく持ち上げられるでしょう。
しかし、カヤックはその重さに加え長いのでバランスを取り辛く、実際の重さ以上に重く感じるはずです。
せっかくの大切なアイテムです。
材質はリニアポリエチレンですし、ちょっとやそっと落としたり擦ったりしたくらいで壊れるものではありませんが、やはりキズが入るとショックです。
無理をせず安全に扱いましょう。
しかーし!体力(?)に自信のないそんなあなたに朗報です!
最近になってターポン120ウルトラライトというタイプが発売されたようです。昔もあったみたいですが僕が買った時にはなかった…
このウルトラライトなら重さは20kgほどですから大して重いとは感じず、楽々持ち運びができるでしょう!
ただ、値段が普通のより高くて20万くらいします(゜゜;)
あと、カヤックは風の影響をとても大きく受けるので、軽いとどうなるんだろうなーと個人的には思います。
でも持ち運びが楽なのは魅力的だなぁ( ̄▽ ̄)
さて、次に前方です。

先端には持ち手があり、少し後ろには大きめのハッチがついています。
船底は空洞になっているので、そこに荷物を積み込むことが可能です。
ハッチを閉めてロックをすればほぼ水は入ってきません。
帰る頃に船底を見ると少し湿っていることもあるので、濡れると困るものは袋やジップロックなどで守りましょう。
ちなみに…
海上で前方ハッチから物を取り出すのは至難の技…というよりほぼ不可能と考えて下さい。
下手をすればバランスを崩して海に落ちるのがオチです。
前方ハッチの荷物は、例えば出航地から遠い場所へ行く場合に、現地の島や浜に一度上陸してから取り出すようにしましょう。
海上で使う荷物は別にしまうところがあります。
次に座席付近です。

両脇に持ち手が2つ。両サイド上部には各種用品を簡単に取り付けられるレールマウントが標準装備!
真ん中にはカップホルダーが1つ。
フックを引っかける輪が2つ。
両足付近には足置きがあり、ご自身の足の長さに合わせて調整が可能です。
足置きがあると楽なのはもちろん、調整できることでより踏ん張りが効いて安定感が増し、パドルもより力強く操作することができます。
あとはなんといってもターポンの良いところはこの背もたれ付きのシート!これに座ればいつでも賢者タイムを迎えられます( ̄▽ ̄)(笑)
カヤックにはこの様なシートが付いていない、プラスチックむき出しのけつの形の窪みに座るタイプもあります。
そのようなカヤックは比較的安価に購入できますが、一日中座ることと、夏場にアツアツになることなどを考えると、この様なしっかりしたシートが標準でついていることはかなり魅力的です。
背もたれ部分は可動式で、不用な時は折りたたんだうえフックで固定出来ます。
ターポンの標準シートは他のそれと比べて作りがしっかりしていて、ゆったり船旅を楽しめます。
さらに座った時の股の間、艇中央にハッチがあり、ハッチの左右には小物入れがあります。
小物入れには飲み物等も置けますが、私はハサミやプライヤーなどの類いを置いておき、魚が釣れた時にすぐに使えるようにしています。
ハッチは前方のハッチより入口は小さいですが、前方ハッチ同様ロックできるので基本水は入りません。
ハッチ内は1つの空洞として繋がっています。
通常使用でハッチ内の荷物が前後することはありませんが、カヤックを斜めにしたりすると置いておいた荷物が動きます。
気になるようなら中を区切るなどして艤装しましょう。
ただ、中央のハッチについては、ハッチ前方にあるスカパーホールがちょうどつっかえになるので、ある程度の大きさがある物ならそれ以上前には進みません。
私の場合は特に艤装はせず、100均で買った容器にタイラバや釣具を入れてハッチ内に収納しています。
股下にあるのでバランスを崩さず簡単に物を取り出すことができます。
ここで新しい用語が登場しました。
「艤装」
艤装とは、艇をより使いやすくするために各種用品を取り付けたり、改造したりすることです。
艤装のために艇自体に穴を開けることもあります。
何も標準で付いていないノーマルのカヤックであれば、自分で艇に穴を開けてロッドホルダーカップを取り付けたり、後日紹介しますが魚群探知機のソナーを取り付けたりすることも必要かと思います。
しかし、例えばターポン120であれば標準装備のレールマウントに各種装備を取り付けられますから、艇に直接穴を開けるような難しい艤装は正直必要ありません。
DIYが苦手な人はオプションで売られている装備を購入して取り付けましょう。
ただ個人的には、自分で自分のための艤装を考え、ホームセンターであーでもないこーでもないと考えるのは、それはそれで結構楽しい時間になると思います(^^)
実際カヤック購入当初は100均やホームセンターに入り浸り、いろいろ試した時期もありました。
が、結局行き着く先は、私はシンプルイズザベストでした。
結構多くの方が最終的にはそうなるのではないでしょうか。
確かに海上で、例えばタイラバもやりたい、スロージギングもやりたい、エサ釣りもやりたいといろいろ持って行けば便利は便利です。
しかし、二兎追うものは一兎も得ず。忙しい上に荷物が多いと重くて進み辛い、風の影響を受けて流され易くなる、邪魔。等など、弊害の方が大きいように感じます。
タイラバだけでもタイやハマチ、マゴチや根魚などいろいろな魚が釣れますから、最初のうちは特にタイラバオンリーでの釣行がお薦めです。
脱線が長くなりました。
次にカヤック後部です。

中央部分と同じように、水抜き穴であるスカパーホールが2ヶ所あります。
後部にも両サイド上部にレールマウントが標準装備。
私は後部マウントは最近使ってませんが、昔はロッドホルダーカップを取り付けて、2本目、3本目のロッドを置いていました。
あとは荷台があります。荷台にはトランク大将も少しはみ出ますが積載可能です。
標準でゴム紐もついてるので、波で揺れて落ちたりしないよう固定できます。
最後は最後部です。

最後部には持ち手が1つ。
ハッチ内の空洞に入ってしまった水を抜くための水抜き穴が1つあります。
この水抜き穴……
艇内部に入ってしまった水を抜くためには当然必要な穴です。
艇全体で考えれば、ハッチ内に水が入るとすれば、通常は2ヶ所あるハッチからか、この水抜き穴の合計3ヶ所。
ハッチは大きいですし、閉め忘れて出航しても艇上部の見える範囲にあるので普通は気づきます。
しかしコイツは後ろにあるうえ、一度シートに座って出航してしまうと、再上陸するまでの間ちゃんと閉まっているかを確認する術はありません(゜゜;)(笑)
従って、出航前には艇全体はもちろん、この水抜き穴もしっかり閉まっていることを確認のうえ出航するようにしましょう。
まぁかくいう私も後部の水抜き穴が開きっぱなしで一日釣行し、帰る頃に気づいた。なんてこともありました(笑)
その時は特に水も入らず、もちろん沈むこともなく無事に帰還できましたが、小さいとはいえ穴が開いている以上水が入って沈む危険がゼロとは言い切れません。
それに、出航前に水抜き穴閉めたっけな?と沖に出てからそわそわしてしまいますから、出航前には必ず点検することをお薦めします。
また、最後部の上部には溝があり、ここにシーアンカーやアンカーの紐を掛けることが出来ます。
アンカーについては、あれば便利ですが必ず必要なものではありません。
アンカーについては次回以降に必要な用品についての紹介をする予定ですので、その際に紹介しようと思います。
とまぁ今回はほとんどターポンについての話しで終わってしまいましたが…
いかがでしたでしょうか?
文才がないのでただただ長くて読み辛い文になってしまっていること、お詫び申し上げます。
今後もカヤックフィッシングについてこんな感じで徹底解説していきたいと思います!
ちょっとは興味をそそれただろうか。
この記事を読んで興味を持ってくれた同志と一緒にプカプカ出来る日を夢見ています(T_T)
ご質問等お気軽にどうぞ!
追伸
実は今回記事に使う写真撮影も兼ね、さらに彼女の誕生日がくるので、誕生日に愛で鯛(めでたい)を食わしてやりタイ!
と思い、カヤックフィッシングってきましたのでついでにのせます。
場所は佐田岬です。
諸事情により急遽家まで帰ったので、午前中に釣り始める予定が大幅に遅れ、着いたのは15時頃。
三時間くらいはと思い、いつものマダイポイントへ向かうも無反応…
たまーにコココッといったアタリがあるが全くのる気配がない…
仕方ないので暫くやってから少し沖へ。
出航場所付近の沖は、大体20~30mくらいですが、さらに沖へ進めば少しずつ深くなっていき、最終的には70mくらいになります。
とりあえず沖に行こうと思い、魚探を見ながら進んで行くと、明らかな盛り上がりが!
基本かけ上がってから真っ平らになる場所なので、こんなにまーるいおっぱ……
のような形の地形は、今まで何度も来てたけど気付かずスルーしていたようだ。
絶対なんかおる!
そう確信してタイラバを落としていくと…
コココッ、ゴーン!というガツガツしたアタリが!(^^)
でも最初こそ突っ込んだものの、マダイ特有のギューーン!という突っ込みかたではない。
一瞬アイツ(エソ)が脳裏をよぎったが、アイツでもないようだ。
だとすればアマダイか?アオハタか!?
ココは50~60cm台のアオハタやアマダイが釣れるのだ。
期待に胸を膨らませ慎重にあげてみると………

いらっしゃーい!(^^)
ボチボチなアマダイ。
とりあえずこれで彼女の誕生日にボウズという最悪の事態は免れた…
個人的にはマダイを釣るのは楽しいけど、食べるのはアマダイやアオハタの方が好きだ(笑)
ほっとしたところで獲物をクーラーにしまい、同じ場所でタイラバを落としていくと…
コココッ、ゴーン!
アマダイ2投連続ヒット!(^^)
しかもさっきのより大きい。
いちいち測ってないけど、レッドブルのボトルと比べてこんくらい。

マダイこそ釣れなかったものの、二人でパーティーするには充分過ぎるご馳走です。
アマダイなんか買ったことねーわ(笑)
とりあえず半身を松笠造りに。
他の身はムニエルに。
アラは潮汁か煮付けにして、安いシャンパンで一杯やります。
デザートには毎年恒例になってしまってもはやサプライズとは呼べないリラックマの絵を特注で描いてもらったケーキを予約しています。
今年はただのリラックマではなくリラックマがラッコになっているだららっこをお願いしました。
リラックマも着ぐるみの上に着ぐるみとは…大変やな…(゜゜;)
- 2016年6月18日
- コメント(3)
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- たけのこのこのこ2025 #4
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- はしおさん
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