【そんだもんなろう】冷水塊はどこだい

8月になって、いよいよもって容赦ない高気温・高水温。

ウェーディングしている上半身も下半身も、
どっちも釣りにならない暑い夏がやって来ました。

金沢は雪国ですが、近年フェーン現象もあって驚くほど気温が上がり、
ミスマッチな服装の観光客もよく見かけます。

着物の貸衣装なんて、とても着ていられない。

そんな、どうしようもない本気の夏に、
今年はちょっとテーマを持って臨んでいて。

初夏からずっと追いかけていた水温変化の話。

夏場は特に、全くといっていいほど水が動かない地元河川ですが、
その中で確実に、小さな冷水塊が存在して動いていると知りました。

足元に冷たい水がやってくる。

なぜ、そんなものが存在するのか、
なぜ、位置を変えるのか、勉強不足で分かりません。

そもそも、なぜ流れるのかが分からない水系ですので、
それも含めて、どこかに美しい自然の調和があるのでしょう。

ともあれ、水温が上がりきったならば、
腰を据えて叩いてみたいエリアがあったのです。

熱中症が怖いので、夕マズメの2時間程度に狙いを絞ってデイゲームをスタート。
比較的風を受けやすいオープンエリアの止水域。

ブレイクラインを丁寧に探ると、早々に反応がありました。

この日は、シリテンバイブでボトムを柔らかく引いて、
バイトは多かったのですが、ことごとくバラしました。

無限にチェンジしたところで重くて深いバイト。

メタボではなく、背っぱりでもない、が太い。
こういう体型のシーバスは止水域特有のものでしょうか。

ボトムにトンッと着底した瞬間を抜け目なくバイトするやつ。

この後、無限でもバラシ続けてしまって、
ようやく追加をキャッチできたのは、真っ暗になる直前でした。

冷水塊の話に戻りますが、ここまで暑いと歩き回って、
ここだけ水が冷たいなぁ…なんて、感じることはできなくなりました。

それだと冷水塊なんて本当にあるの？と疑ってしまいますが、
ぬるま湯のような止水域でもベイトが豊富にいるところは、
どこかに冷たい水があるんだと思います。

だって高水温に弱いのは、シーバスよりも小さなベイトだから。

だとしたら、やっぱりブレイクの下に冷たい水があって、
気温が高くなるほど、表層との温度差が顕著になり。

魚の付き場も絞り込まれて、結果として、
真夏が絶好調のポイントになるんじゃないかと。

…あれ？いつの間にか、卵が先かニワトリが先か。

■TACKLE DATA
ROD：INNOCENT SS97ML-M
REEL：18 STELLA C5000HG
LINE：X-BRAID UPGRADE X4 20lb
LEADER：DMV NYLON Shock Leader 20lb
HIT LURE：shiriten VIBE 73