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釣り場で起きた不幸な出来事

バチ抜けの有名ポイント(川)に初参戦。

有名ポイントだけあって隣が7、8メートルの距離でやる超過密状態。

下流側の人は挨拶して入って来たが上流側の人は無言で入ってくる。

暗くなってきてからみんな一斉にルアーを投げ出す。

下流の人のキャストはまあバチだからアップに投げたいのはわかるが、私の立ち位置から5メートルくらい上流に毎回キャストしてくる。

そして厄介なことに上流に入った人はダウンにキャストしてくるというカオスな状態。

まっすぐもアップもタイミングを間違えるとお祭りするのでタイミングを測ってキャストする始末。

そもそも私が先にポイントに入っていたのになんで遠慮しなくちゃならないんだとイライラが募る。


しかも下げが始まってバチが流れてくるかと期待していたが全く流れて来ない。

もちろんバチボイルも見えないので諦めムードだったが下流のほうで1本上がるのが見えやる気が出る。さらに上流でも1本上がったので魚自体はいるのだと確信。

しかしそこから誰も釣れない時間が続いてやっぱりダメかと思ってた時にコツっとバイトが出て、間髪入れずにフッキング。

ストレスが溜まっていた中でのヒットに喜び爆発。
周りに悟られないようにライトをつけずにランディング。足場も2、3メートルくらいあるが常夜灯もあるので全然見える。目測で70ないくらいかなと思って上に上げたら結構デカイ!

測ってみたらランカーでした。

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さらに追加を期待するも1時間以上何もなく下流でもう1本上がったくらいで沈黙。みんなぞろぞろと帰って行く。両隣も帰ってくれたので自由度が増す。

しかしその後もなにもなくあと3キャストで帰ろうと思っていたら岸ちかくのブレイクらへんでバチのライズっぽいのが見えたので、そこにダウンで流し込んだらまさかのヒット。
ところが即バレで逃げられる。

これによりあと30分は頑張るかとスカスカになった釣り場を移動しながら、ブレイクらへんを狙っていたらまたヒット!
慎重にいなしていくが突っ込みと走りが何度も繰り返す。スレなのかと疑心暗鬼になっていたが、やっと浮いてきた魚を見たら90はありそうな大きさ。

久しぶりの大物にまだ完全に弱ってないのにタモを水に突っ込んだりと慌てていると、大丈夫ですか?と声をかけてきた人が。

大丈夫ですよと答えて冷静なふりをしていたところ掬いますよと言われたので、じゃあお願いしますと甘える。

片手に持っていたタモを渡そうとしましたが、その人は自分のタモを使って掬おうとしてくれた。

だいぶ弱ってきてはいるが突っ込みはまだしそうな雰囲気があり、慎重にいこうと考えていましたが手伝ってくれた方はもう尻尾のほうから掬おうとし始める。

私は慌てて尻尾からじゃなくて頭からお願いしますと伝える。
しかもその人のタモが小さい。

そして救うんじゃなくて構えてるところに誘導したいのだが、掬おうとしてくる。
こりゃやべえと思って静止して私のタモで救ってもらおうと思った瞬間、頭からタモを被せる感じで救いだしルアーが網にひっかかりサヨウナラ。

掬おうとしてくれた方は必死に謝ってきました。


その瞬間、私は生きてきて今迄感じたことのない感情が湧きました。

この人には申し訳ない思いをさせてしまったなという気持ちと殺意が混ざった複雑な感情。

大丈夫です。気にしないでくださいと伝えるも体が爆発しそうなワナワナ感。

チャリでの帰り道土手の上で思い出すたびに発狂しながら帰路につきました。

釣友のけんのすけさんが記録魚は人には救わせないし救わないみたいな事を言ってたのはこういう時のことを想定してたんだなと実感。

ましてや知らない人の力量なんてわからないから尚更だったと。

誰も悪くないのにみんな不幸みたいな出来事でした。(断らなかった私は悪いね)

この気持ちは90アップ釣るまで蝕まれそうです。

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