真夏のタイトジャーク

  • ジャンル:釣行記
原田です。
黒潮の分流が太平洋沿岸に接近し、海の中も夏真っ盛りと言った感じの外房へ夏マサ狙いで行って来ました。
お世話になったのは、大原港の松鶴丸さんです。

◯私が1日の釣りを組み立てる際、シーズナルパターンを基に狙いのレンジを定め、その上で色々と試してその日の答えを探る様にしているのですが、今まで真夏の外房で平政を釣った経験が無かった為、今回は感じるがままに色々試してみる事にしました。

1 当日の状況
◯当日の海の状況をざっくり説明すると、大原エリアの広範囲に濁った潮が広がっており、沖に出すにつれて真っ青な潮に変わっていくという感じで水温は概ね27度前後。
風は午前中はあまり吹かなかったですが、午後からは船が流れる程度に南から吹きました。



◯午前中は、沖側の澄んだ潮の水深40メートル前後のポイントでボトムでイナダとワラサが1本ずつヒット。1本バラシ。
色々試したところ、ジグを縦に通す事を意識して、ボトムから10ジャーク以内を丁寧に引いてくるとヒットする感じが分かったところで午前船終了。

2 タイトに釣りを組み立てる
◯午後からは水深20メートル前後のポイントを転々と打っていく感じで、船長が攻めに転じた事が伝わってきました(笑
水色は緑色に濁っており、根がそこそこキツいポイントを風と潮の流れに乗せて広範囲をドテラで流して行く展開。

◯この時、自分の中では秋のボトムパターンと同じだなと感じていました。
こちらも集中力を増して、船の流れ方が風と潮で少しズレていくのを感じながらボトムの起伏をタイトに通すようにジグをコントロールしていく。

◯タックルバランスは、通常であればハイギアのリールを使っていますが、水深20メートルを切る時もあったため、ジグの移動距離をなるべく抑える為にパワーギアのリールを使用し、ロッドはティップベリーでアンテナの様にジグの動きをコントロール出来るロッド(Ripple Fisher SELFISH NS614)の組み合わせ。

◯ジグは、縦ジャークに強いマグマ140gで、濁り潮やマズメ時に有効である私が考案させて頂いたタックルベリー狭山店&10minutes限定の「大使オレンジ」をセレクト。

とにかくボトムレンジを集中的に、ジグが立った姿勢から横を向くだけに抑えるイメージでジャークして行く。

3 迎えたタイミング
◯暑い気温も大分落ち、日が落ちてきたタイミングで最後のポイントへ。
同じように払い潮でボトムレンジでジグを丁寧にジャークしてくると、5ジャーク位でコン!とヒット!
魚の引きは軽かったので、またイナダかなぁーと上げてみると、船長と二人でおや!?となり、よく見ると小さい平政(嬉!!
この魚で今日の釣りは間違っていないと確信が持て、残りの時間も集中してジャークしていく。
船長も同じような気持ちだったであろう。

4 想像と現実が交差する瞬間
◯そして迎えた流し変えのタイミング、なるべく潮上へキャストして、その場所に自分のジグだけが着底し、魚から注目される事をイメージしていく。(ルアーとしてのアピール力は弱い部類の誘いなので、この点は重要と考えています)
一発を信じてジャークしていると、着底から5ジャーク目でジグが止まる。
食った!!と思い巻き上げ始めると、直ぐに平政のファーストランが始まる!



ランの出方とロッドから伝わる首の振り方て良いサイズである事が分かる。
船長とコテツさんもサポートに回ってもらい、暫くして根のキツい場所は超えたみたいなので、いなす様に徐々に上げて行きキャッチ!



船上計測9キロのナイスプロポーションの平政でした!

◯真夏の暑さであまりフィールドに足が向かない事もあるかと思いますが、外房には一発のチャンスが転がっていますので、皆さんも是非フィールドで試してみて下さい!

tackle
rod:Ripple fisher SELFISH NS614
reel:SHIMANO StellaSW 8000PG
lure:Second Stage マグマ140g
タックルベリー狭山店&10minutesオリジナル「大使オレンジ」カラー
line:♯4
leader:#16

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