外房秋マサ攻略

  • ジャンル:釣行記
秋シーズン本番を迎えた外房の秋マサ狙いで大原港の山正丸さんにお世話になりました。

当日は、朝から北風が思いのほか強く吹き、午後にかけて徐々に落ちていく状況で、潮は概ね真潮(南から流れる黒潮の分流)が若干効いていました。
(場所によって違ったかもしれませんが、あくまで私感です。)

午前中は、地形変化と潮が絡むポイントを転々と打っていき、イナダやショゴをキャッチして終了。

午後からは、比較的南側のポイントを広く探っていき、時刻はいつの間にか夕方に差し掛かり、海が少しずつオレンジ色に染まり始めていました。

船中ではイナダやスマガツオがポツポツとヒットしていましたが、ヒットするタイミングが同時かつ複数でヒットしていた事から、何らかのベイトに青物が着いて回遊している様な状況を想定できました。

また、船があまり流れない状況だった事から、効率重視で回遊の群れに対してジグをアプローチする為に遠投してレンジを早く通過しない様にゆっくり気味に斜め引きする事が最善ではないかと考えました。

潮が流れない状況下でジグをゆっくり気味のスピードで斜め引きしたい場合、ロッドティップの反発力が強すぎるとジグを必要以上に弾いてしまう為、アクションさせる為の適正なジャーク入力が以前から難しいと感じていました。
そこで、普段メインで使用していたNS614のバリエーションタックルとして、より柔らかいテーパーアクションのNS623を用意し、ジグは潮噛みが強くジャーク入力に対してレスポンスが良いセカンドステージ「刃140g」を組み合わせたタックルを選択しました。

何回目かの流しで船中でイナダやスマガツオの連続ヒットがあり、ここがチャンスと思い集中してジャークしていると、やや中層のレンジをジグが通過した所で強烈なヒット!からのドラグが走る!
ドラグの出方と頭の振り方からヒラマサと確信し、ファイト開始。



今回初めてNS623を使用するにあたり、ロッドパワーに関して少し不安がありましたが、実際に使用してファイトした所、驚くほど魚の走りの衝撃を吸収し、曲がったままではなくしっかりと復元していたので、余裕を持って魚とのやり取りを楽しむ事が出来ました。
また、魚をバラす要因の一つであるロッドのテンション抜けが起きづらく、ヒラマサの急な走りに追従し、動静に対して一定の曲がりを維持したまま安定したファイトをする事が出来ました。



ランディングも難無く決まり、約8キロのヒラマサをキャッチする事が出来ました。



ジギングタックルも様々な調子、パワーを兼ね備えた物がありますが、風と潮の状況をしっかりと読み解き、狙いのレンジ&スピードでジグをしっかりとアクションさせるための適材適所なタックル選択が大事であると再認識した釣行になりました。

船長及び同船した皆様、ありがとうございました。

tackle
rod:Ripple fisher SELFISH NS623
reel:SHIMANO StellaSW 8000HG
lure:Second Stage 刃140g
line:♯3
leader:#14




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