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山田 大輔

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ランカー…揺らぐBLOOOWIN!

年間を通して河川に通っているが、

同じ状態など1度も遭遇しない。

自然は、私を嘲笑うかのように様々な顔を見せ、私を翻弄する。



そこに魅力を感じ、
「魔力」をも、感じる。





昨晩は長潮。

仕事終わりからの釣行時は、上げの時合いだった。


弱い潮廻り。

干満の差は50cmにも満たない。


先日のブログでも書いた事だが、
「どんな潮廻りでも攻略法は存在する」



しかし、
一番大切なのは「居ると信じて投げる」

と、言うこと。

1度や2度、駄目な時が有っても、
「投げ続ける事」


自然に身を任せ、その空間に「調和」する事によって、
自然は様々な姿を見せ、

魚達も、姿を現してくれる。




「自然界に直線的な物は無い」



何処かで聴いたことがある。




自然の全ては、「揺らぎ」で出来ている。
と、私は、感じている。


雲の流れ、川の流れ、水の流れ。

全ては、再現不可能な「揺らぎ」で、構成されている。


ソコに緻密に作られた、ルアーを泳がす。


ルアーコントロールとは、
「どれだけ揺らぎに同調出来るか」
だと、私は考えている。




川に浸かる。

今は上げているハズなのに、水は下げている。

5分もすると、再び上げていく。


これも「揺らぎ」

即ち「不確定な要素」



先ずは、軽量バイブレーションで

ストラクチャーに着いている個体が居ないかチェックを入れる。

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先ずはクロダイ。


ここで1つ気が付いた。

「ベイトが替わっている」


そう。
昨晩とはベイトの数とサイズが変わっていた。

昨晩は15cm前後のイナっ子だったのだが、今日はもう少し大きなベイトに変わっていた。



「動かれた…」



昨晩は、大型のシーバスは出なかったが、
このサイズのベイトが駐留していてくれれば、「必ずランかーは来る」

そう踏んでいたのだが…


1つ試したい事が有ったからだ。




私は、明るい時間帯によく
「ベイトの動きの監察」をする。


流れに逆らいながら泳ぐ様や
水面に飛び出す間隔等を

眺める。

小魚を見て、心穏やかになるのも勿論だが、
大事なのはその動きだ。



ルアーを足元で泳がしてみる。

そして、リトリーブスピードやロッドワークで
ベイトの動きを真似してみる。


夜間釣行の多い私なので、普段はルアーの動きは見えない。

ルアーから伝わる、その波動のみを頼りに、イメージを膨らませる。


しかし、キチンとベイトを演出していたハズのリトリーブでも、
こうして再現してみると、とても不自然だったりする事が多い。

勿論流速等によっても、全く変わってしまう。


バイブレーションの場合はこの辺の波動の出方にムラが無いために、レンジやアクションだけに集中すれば、以外とイメージ通りに操れるのだが、

シンペンや、ミノーでは中々上手くはいかない。

練習しか無い。



先日、この様な練習をしていた時に、
面白いアクションを見つけた。


それは、
BLOOOWIN! 140Sをアップに入れた直後
ウエイトを戻すと同時にロングジャーク
する。

その、ローリングを発生させながら、S字を描き、ヌルヌル~っと入っていく動きと力無く減速する様が、

「ジャンプした直後のイナっ子」

のそれにとても良く似ている。



1発勝負ではあるが、

「シャローエリアに着いている個体」

に、効くのでは無いだろうか?


と、感じてた。



BLOOOWIN!140Sを付けて、
目ぼしいポイントにキャストを繰り返す。


ジャークの強さや、ストロークの長さを変えながら狙いのピンポイントに
BLOOOWIN!を、撃ち込んで行く。


しかし…反応がない…。


出来ることなら狙いのベイトの居る中で試して見たかったのだが…。


バイブレーションに戻す。


シーバスも、クロダイも 「付き場」と言うのは似ている。

ストラクチャーの際

ブレイクのショルダーや馬の瀬

流芯等。


しかし、大型の個体になればなるほど、

「一番良い場所」に陣取る。

そしてその中の「一番のディープ」

もう1つは、「スーパーシャロー」にいる場合が多い気がする。


今、正に撃ち込んでいるポイントの水深は、50cm以内。

しかし、すぐ側にブレイクが在り、1m程一気に落ち込んでいる。


私は、この様なスーパーシャローを
「自信を持って」撃ち込んでいる。

イメージ通りにBLOOOWIN!を操れたならば、

「シャロー着水後力無く減速していったBLOOOWIN!が、舐めるようにS字を描きながらブレイクに落ちていく」

ハズである。


これで。喰わなければ、居ない。


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ここまでポイントを把握するまでには、長い時間と、労力を要している。

これが、「通いこむ」と言うこと。



しかし…。

反応が無い。



居ないのか?


今度はクロダイの可能性を探ってみる。

同じポイントに、
先程入れた小型中空バイブレーションを
入れる。



私がシャローエリアで
クロダイを狙う時は

「ボトムバンピングが主体でストレートリトリーブは少なめ」

で、ある。

勿論、流れの利いている時は、
そのまま流して釣ることも多いのだが、

流れの無い時は、魚の目線より上まで跳ね上げて、フォールに反応させる。


これは、
「クロダイは落ちてくる物に、とても良く反応する」傾向が見受けられるからである。



一方、シーバスを狙う場合は、
「リトリーブ主体で時折逃げるアクション」

を、行う。



基本的に「逃げる物」に興味を示すのが、

「シーバスのサガ」の様に思えるからだ。



勿論、色々な事が有るのだが。
その中で私が河川ランカーを狙う時に考えているのは

先ずは、着き場を特定し、

その目の前で

「一瞬逃げたのに、再び目の前に流れて来た」ベイトを、演出する事が出来たならば………。


この、一点だと言っても過言ではない。






連続バンピングで、探る。


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小型だが、やはりクロダイが反応してきた。



今日も駄目だったか…。

最後のつもりで、バイブレーションで
探るも、それきり反応が無くなってしまった。




すると、流れが少し変わる。

と、言うよりは水面の雰囲気が変わり出した。



狙っていた15cm程のベイトが、緩い上げ潮に乗って姿を見せて来たのだ。



これは、チャンス!!


再び、BLOOOWIN!140Sを着けて、
そのポイントに送り込む。



だが、数投するも、反応は得られない。





帰路に着く。





川面を上流に歩き出し、20m程行った時である。


ふと、何かが気になった。

ボイルが有った訳でも、
ベイトがザワついた訳でも無い。



ただ、「何かが後ろ髪を引いた」のだ。



「そう言えば、この角度は試していない」



BLOOOWIN!を、キャスティングポジションにセットする。



そして、ほぼ「マックスアップ」の角度で
先程のポイントに撃ち込む。


そして、ジャーク。

ユルユルと、BLOOOWIN!を操る。


緩い流れとは言え、やはりこの角度では
手元に伝わる鼓動も先程の角度とは違い、
だいぶユルい…。

しかし、イメージをする。



「今、ウォブリングを止めて、S字に移行している」


「そしてブレイクに滑りこんで…」






「ドン!!!」




アタリと、言うより、
それは、「止まり」だった。



だが頭より先に、
身体が「その存在を感じた」



アワセを入れていた。




バットから曲がる
APIA《Foojin'R》BEST BOWER B83MX


「何か」が、重たくユックリと
BEST BOWERを、曲げる…



「ゴバ!ゴバババッ!!!」



「デカイ」



しかし、今だに信じられない。



あれだけ攻めたポイントで、
まさか「コイツ」が居たなんて。






震える。
心も身体も震えていた。



「冷静さ」を取り戻す為なのか?


ただ、呟いていた。



「絶対に獲る」

「絶対に獲る」

「絶対に獲る」



呪文のようにその単語を繰り返す。



むしろ「コイツ」は、すんなりと寄ってきた。


それが、逆に怖かった。



必要以上に慎重にファイトをする。


少しでも挙動が変わる度に、


ラインを出し、距離を拡げる。



「絶対に獲るんだ」



今一度、呟いていた。



行けるか?!




ネットを出す。



ライトはつけない方が良いか?


そう躊躇する。



しかし、以前ライトを着けずにランディングをした際に、フックがネットに引っ掛かってしまい、キャッチ出来なかったモンスターの事を思い出した。




ライトを付ける。

しかし、私はライトの光量を最弱に設定している。
それでもLEDでは、魚が驚く。


更に弱い、灯りに切り替えてランディング体勢に入る。







「獲った…」



ネットに入りきれないそのモンスターを

グリップも掛けずに、見つめていた。



獲れたんだ…。


「全身が痺れる」


いや…。

「魂が痺れていた」



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居た!居たんだ!!
モンスター87cm




たまたま、今入ったのか、
それとも、リトリーブ角度が変わったからなのかは、解らない。

とにかく、「これが正解」だったのだ。




だが、まだまだBLOOOWIN!を使いこなせていないのかもしれない。

波動のコントロールがなっていなかった。

侵入角度まで、頭が回らなかった…。


しかし、制御下に置いて「自由自在」に
このルアーを操れた時には、
「トンでもない威力」を、発動するのだろう。






ポイントを選び、
ルアーの泳ぎをイメージし、

1つの答えを導き出す。


そして、素晴らしすぎるランカーシーバスとの出逢い。



辞められない…。

これだから、ルアーフィッシングは辞められない。



同時に、素晴らしい自然、
素晴らしい魚達に、改めて感謝している。



ありがとう。

また逢おう…。




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TACKLE

Rod:APIA《Foojin'R》BEST BOWER B83MX
http://www.spartas.jp/product/rod/foojin_r/
Reel:DAIWA RYOGA2020HL Line:PE2号+フロロ7号
Lure:BlueBlue《BLOOOWIN! 140S》

http://bluebluefishing.com/m/products_bl.html





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http://www.spartas.jp/

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http://bluebluefishing.com/m/


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