お盆も過ぎて、
台風、ゲリラ豪雨、
そして再び夏日。


変化にとんだ自然の姿。

ほんの少しの変化でも、その姿を豹変させる水質と地形。



難解だから面白い河川。


河川もいよいよ面白くなってきました。




何度と無く通い、その全てを掌握した気になっていても、
その次の日には、何も解らなくなる。

それが河川の釣り。


だからそこ、本当に河川に惚れ込んだアングラーは、１本の河川に拘りを持って通いつめる。






絶対に良いと予想した日でも、
水に入った瞬間、解る日もある。

逆に「何で釣れないんだ？」と
悩む日もある。













ベイトは居る。
しかも、丸々と太ったグッドコンディション。




しかし、釣れない。

何故？



理由が解らぬまま、この日はタイムアップ。








解らなければ解るまで行く。



しかし、同じコンディションの時は２度と訪れない。

永遠に謎のまま。



それでも、行かずにはいられない。





そして、台風。


例年、台風や、大雨の時は良い思いをしたことがない。



難解極まるのが、ホームの増水。



解っているなら、行かなければ良い。


普通なら、そう。



こんな日は、
たまには家でゆっくり酒でも呑んで、
寝落ちするのも良い。





でも、何かを探しに。
駄目なままで負けて良いハズはないんだ。






なら、行け。








台風一過の河川。

降水量が比較的少なかったので、
比較的荒れて無かった。


しかし、強い濁りと、冷たく速い流速。










「ヤッパリ駄目か？」




そんな思いが過る。




だけど、可能性を１つ、また１つと潰していく。





低水温。
濁流。

これを考えると、
流芯近くの流れのヨレで待ち構えているハズ。

低水温、濁りとなれば
魚は低活性？視認性も悪くなるから
スローに見せる必要がある。


問題はそのレンジ。


ボトムで食わせるのだが、
ディープのボトムか？


それともシャローか？


流芯は濁りと流れが強すぎて、ユックリとルアーを見せることが難しくなる。


低水温なので、魚も追いが悪いはず。




これ等を考えると、シャローの選択になる。



流芯の側のトロ場シャロー。
そして、
目立つカラーで、根掛かりギリギリのスピードで攻めていく。






Ganng!


突然強いアタリが、伝わる
しかし、初速の悪いバイト。



流芯に入り込んで、強い流れに持っていかれる！

慎重にファイトする。





Narage65
レッドタイガー



綺麗なチヌ！


まさか。


こんなバッドコンディションなら
バイトすら望めないハズなのに。




居てくれた。

そして、バイトさせる事が出来た。




同じように、
シャローを叩く。



Ganng!


今度は初速から強い！



流芯に入られると、手が付けられない‼

フック伸びを警戒し、ドラグを緩めながら
ファイトする。




Narage65
レッドタイガー







本当に自然とは理解仕切れない。

時に厳しく、
そして、時に優しく

向き合う者を迎えてくれる。



難解に思える事も
自然の営みの中では必然。

人間であるからこそ悩む。


そのみに、少しでも触れられる幸せと、
それを謎解く為に、釣りに行く。


その深さは、卓上では到底想像できない。




だから、ソコに行く。

だからそこ、ソコに身を預けに行く。










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