邪道 シンキングミノー”GraverHi89S”アングラーズレビュー

皆さん、゚*。(o'∀')b。*゚こんにちは♪
fimoフィールドレポーターのぽんきちです。

この度、3回目となりますがFAA(Fimo Anglers Academy)より依頼があり、新作ルアーのレビュー記事を書く事になりました。

早速、FAAより提供されたルアーが到着致しました。
今回レビュー記事を書く事になったのは・・・

新発売!Ja-do シンキングミノー GraverHi89Sです(^^)v


発売前と言う事もあり、正式なパッケージで送られて来てませんので、商品化されたものはどういうパッケージデザインかは不明です(;^ω^)
同じカラーの物がふたつ。YU-6ブルースカイというカラーです。
89mm、ウェイト13.5gの重心移動型、ST-46#6号フック装着!
ファットなボディーで、このサイズのミノーとしては、やや重い。



 
パッと見た感じで特徴的なのはリップの部分。
突っ立った楕円形のリップに、取付アイが凹型のカップ形状になっています。
引き抵抗は、結構あると予想されます。


まずは近くの漁港で、動きなどを確認。
タックルは、磯マルで使っているモアザンブランジーノ96MML、モアザンブランジーノ3000、ラインは1.5号のジギングPEラインを使用。

最初に飛距離。
ウェイトはスムーズに移動し飛行姿勢も安定しています。
アベレージ50mちょいってところ。PEが1号くらいならば60m近くはイケそう。
70mmクラスの樹脂製バイブレーションと同等の飛距離と思って頂ければ結構です。
とりわけブッ飛びと言う訳ではありませんが、必要十分の飛距離です。

次にシンキングなので、沈みの検証。
着水直後にウェイトボールがまだ後ろにある状態でフォールさせると、45℃位の尻下がりの状態でやや後ろに下がりながらフォールします。

そして着水後にワンジャーク入れてウェイトボールを前に移動させてフォールさせると、45℃位の頭下がりの状態でやや前進しながらフォールしていきます。エギが沈んでいくのに似てます。

フォールのスピードは50~60cm/秒程度で、とくにヒラヒラとしたアクションもなくス~と沈んでいきます。
フォールで誘うのは・・・ちょっと微妙かもです。

次は大事なアクションの検証。
あのリップ形状ですので引き抵抗は、このクラスのミノーでは重い方です。
リトリーブスピードですが・・・スローでは・・・ほとんど泳ぎません!
ノーマルリトリーブでは、わずかにローリングしますがウォブリングほとんどしません。

やはりこのGraverHi89Sの本領発揮はファーストリトリーブ!
かなり早くリトリーブしても水面から飛び出す事無く泳ぎます。
ウォブリングは控えめな、キビキビとしたローリンングアクションがメインの動きです。

流れの早い河川ではダウンクロスで、比較的スローでもドリフトでヒットポイントに流し込む事が出来ます。

当然、シンキングなので目的の水深までカウントダウンをとればレンジは自由自在!
着水直後にロッドを立ててリトリーブすればかなりシャローを通す事もできます。

トゥイッチやジャークなどのロッドアクションは、出来ない事はないですが・・・このリップ形状なので、小気味よく左右にダート!というわけにはいかないようです。

しかし、これだけの引き抵抗があると言う事は・・・
水押しが強く、水中での波動は通常のミノーよりアピール力は高くバイブレーション並み?

この特徴を考えると、このGraverHi89S出番は・・・
やはりデイゲームでのテンポの速い釣り!特に河川のイナッ子や、海でのカタクチイワシ・キビナゴなどの小さいベイトパターンに最適かと思います。

実際私も、最初こののGraverHi89S依頼があった時も、磯でのカタクチパターンに使える!と瞬時に思いました。

そして実際に釣行に使用してみました。
が・・・磯マルデイゲームでは・・・メインのカタクチイワシがいません。・゚・(ノД`)・゚・。
河川のデイゲームも・・・イナッ子などのベイトがいません。デカいボラばっかり・・・(;´▽`A``
流れもほとんどない河川なのでダウンクロスで使用できません。

ナイトでのリバーシーバスでは・・・やっぱりスローな釣りになってしまうので、わざわざこれを使う必然性がない(;^ω^)

(-ω-;)ウーン・・・ここはやっぱり・・・ヒラスズキ!
ヒラスズキポイントは、ベイトもキビナゴがメインで入っていてこのGraverHi89Sはマッチザベイト!
今シーズンは、なかなかいい時化が出ないので釣行回数は少なかったのですが何とか行ってきました。

フックは、ヒラスズキでST-46#6号では心もとないので、デコイのY-S21#4に変更させて頂きました。

ただちょっと困った事に・・・最近やたら青物が多くて・・・サラシの中でも普通にハマチクラスがヒットしてきます(´-∀-`;)
予感的中で、この日もヒラスズキを全く寄せ付けない程の青物ラッシュ!


内、1本はこのGraverHi89Sで獲りました。
壊れないか┣¨キ((p>ω<q))┣¨キものでした(笑)


ヒットパターンは沖の瀬に波が掛かり、サラシと共に波で流れが出来た所にキャスト。
引き波の水圧がかかっている為、スローであまり泳がないGraverHi89Sでもスローで十分に誘えます。
サラシの中でも、あのリップ形状による波動のアピール力は間違いないようです。

ただ・・・
1本掛けたらボロボロに・・・(;^ω^)
まさかJa-doさんも青物までは見越してなかったでしょうから、これはしょうがないですね。


 
壊れたり、ロストしそうな感じだったので今後の釣行の為に使用は控えました。
 しかし、なかなか目的のパターンに遭遇できず釣果が・・・
申しわけございませんm(_ _;)m

最後に総括させて頂くと、自分なりに色んな使い方を試してみましたが、メーカーの推奨どおり”デイゲームにおけるバイブレーションゲームの隙間をつくシンキングミノー”という答えになりました。
タダ巻きでも十分に釣れると思いますし、アピールが足りない時はちょっとロッドアクションを加えてもいいと思います。

これ以外でも、使えない事はないと思うのですが、あえて使う必要もありません。
もっと使いやすいルアーがあるかと・・・

なので、どんな時でも使える!という感じではなく、主にファーストリトリーブでの使用時に威力を発揮するので、デイゲーム時にルアーボックスに入れておくと心強い味方になりえます。
私のデイゲームのルアーボックスにもセットしてあります(^^)v

あと思ったのが、今回、青物で入魂したのですが、このアクション、同じくファストリトリーブ主体の青物にかなりイケます。

大抵のジグミノーはウォブリング主体で、このローリング主体のアクションは、ミノーのアクションに魚がスレている時にローテーションすると効果がありそうです。

ただ強度的に心配な部分があるので、貫通ワイヤー仕様でジグミノー化して飛距離ももっと出せるとするといいかもです。

今回はこんな感じで、なかなか釣果が伴わず終わってしまい残念でした。
出来ればカタクチイワシでの磯マルデイゲームでインプレしたかったのですが、最後までベイトが接岸することはありませんでした。
ルアーボックスには、入れてありますので使用できるパターンが来た時には試してみようと思います。
その際にはブログアップします。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。
また今後も機会がありましたらよろしくお願いします。
 

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