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▼ 【リライト】カウンター付きリールのススメ
こんにちは。
BlueBlueの吉澤です。
以前に書いたブログなのですが、私が契約するスタジオオーシャンマーク様にて『パワーハンドル解説動画~東京湾タチウオジギング編』がアップされました。
それに伴いまして、過去に書いたこの記事、『カウンター付きリールのススメ』をリライトして再掲載します。
今回の動画の趣旨としてはカウンター付きリールを使う事で水中イメージを高め、釣りがさらに面白くなる。
巻きパワーがどうしても弱いカウンター付きリールにAG37,AC30を装着する事でパワーを補うという解説動画です。
動画撮影時に使用していたのは現在BlueBlueで開発中のBlack Knuckle ファインコントロール630、Black Knuckle ライトセンシティブ631。
曲がり具合の様子も出ておりますので、見て頂ければと思います。
また動画だけではお伝え出来なかったカウンター付きリールを使用する利点を改めてブログでお伝えしますので、読んで頂ければ幸いです。
>>
カウンター付きリール使用の利点。
一昨年より、カウンター付きリールをライトジギングゲームへ導入しました。
DAIWAソルティストICS 103SH-L
SHIMANO バルケッタCI4+ 301HG
理由は明確に、楽に棚を把握したいからです。
デビュー戦はタチウオではなく、鳥羽のライトジギングゲーム
http://www.fimosw.com/u/blueblue/tmm3jxrhvt843p
この時はボトムにベイトが固まり上からフィッシュイーターが押さえ込むという特異なパターンでの釣り。
船長の指示はボトムにいるベイトボールの頂点よりも少し沈めたくらいから誘い出す釣りのため、ボトムタッチが不要です。
そのため、上から●メーターまで沈めてから誘うという釣りのため、必要以上にジグを沈めない釣りが楽に出来るようになりました。
そして連続的にアタる棚を見つけ、釣果に結びつける事が出来ました。
タチウオゲーム含め中層に魚が浮いている事が多い釣りにカウンター付きリールは圧倒的なアドバンテージを生み出します。
それは水深を視覚化する事で水中のイメージをより鮮明にします。
これは1つの例です。
水深が58m
船長からは底から10mぐらいの所に反応が出ているとのアナウンス。
カウンター付きリールでボトムを取ると潮にラインが流されて73m糸が出ました。(15m糸が多く出ています。この場合、必然的に巻き上げられてくるジグの軌道は若干斜めの軌道を描いてきます。)
まずはどれだけ糸が余分に出ているのかを把握し、水中を上がってくるジグの軌道、指示棚との位置関係をイメージする事が大切です。
釣りはイメージする事でもっと楽しくなります。
良くハマってしまうのが、船長アナウンスの『下から10m!』を意識しすぎて下から10m前後で誘いを止めて、再度ボトムを取り直してしまう事。
これは間違いです。
この図の場合、10m巻くとカウンター値で63m。
糸は斜めに入っているので、10m巻いてもまだ魚の下にジグはあり、狙いの魚にジグを見せられてはいないでしょう。(上潮だけ流れていて、下層ではまっすぐ落ちてたりする場合もあります。)
この場合、私ならば斜めに糸が入っている事と追ってから喰わせまでの距離を考えて、もう+15m以上はシャクリあげます。
もちろん、カウンター付きのリールでなくてもマーカーや巻きの回数で判断する事も可能ですが視覚から情報を入れる事で瞬時に現状を判断し、的確な釣りを続ける事が可能です。
それぐらい考えて釣るのがこの釣りの楽しい所です。
アタリのレンジを瞬時に把握する。
カウンター付きリールの最大の利点はアタリのレンジを瞬時に数値で(視覚から)知る事が出来ます。
アタリレンジを把握するにはまず、バイトを出さねばいけません。
これには様々なアクションでバイトパターンを見つけなければいけないのですが、肝心なのは誘い上げだけではなく、フォール時にも意識を集中させます。
少し話しは脱線しますが、フォールでのバイトにも大きく分けて2種類あります。
1つは着底までのスーッと落として行った時にアタリが出るフォールバイト。
もうひとつはジグをジャークした後のラインスラッグから生まれるフォールバイトです。(ここのフォールの種類もいっぱいありますが、今回は割愛させて頂きます。)
今回の説明で出てくる“フォール”は着底を取る時の落とし込み、ストレートやスパイラルフォールを意味します。
カウンターを即座に見る釣り
①フォールに集中
まずはポイントについてジグを投入した時、タチウオはフォールでのバイトも多いためサミングをしながらバイトが出ないかを意識します。
ここで集中しているとタチウオのバイト?もしくはベイトの群れを通過する際の微かなアタリ、違和感があるレンジがあったりしますので、カウンター数値を即座に確認。
ジグが止まる(糸がふける)、フォールが遅くなる等ならば皆さん即座にクラッチを切って掛けにいくでしょうけども、そこまでは無くとも何か違和感を感じる層があった場合はシャクリ上げの時にその層+10mほど誘ってくるとバイトが得られる場合があります。
ジグを水に入れた所から意識を集中させてください。
②同じ所でバイトが出る
フォールでも誘い上げでも同じですが、1発アタリが出たレンジは次の誘いでも50cm狂わずバイトが出る事が多いです。
そのため、取り逃したアタリを再度取ったり、短い時合いの中で2本目、3本目と手返しよく魚を取る場合も大変有利です。
アタリがあったらすぐにカウンターで数値を見ましょう。
注意点としては当たったレンジでジグを止めておく事ではなく、当たった誘い(落とす深さ、巻き上げてくる釣り)をもう一度繰り返す事です。
実例:
水深70mの中層50mで掛かりました。
次に55mまで落として50mを通過しても掛かりませんでした。
その次に65mまで落として50mで掛かりました。
このようにある程度の深さから魚を呼び寄せて特定のレンジでバイトが出るようなパターンも多々ありますので、バイトレンジ=魚のいるレンジではないことをご理解ください。
もちろん上に追わない時のパターンで同じレンジにジグを置いておくようなパターンもありますが、その場合は反応がボトムベッタリとなる時が多いです。
以上がザッと考え得るカウンター付きリールの特性を意識した釣りとなりますが、考え方の根底はより釣りを想像して楽しむという事と再現性の追求です。
これは全ての釣りに共通して言える事かと思いますが、自分が今どんな釣りをしているのか、何を気に掛けて釣りをいるかを把握しながら釣りをすることが上達の道かと思います。
そして、全ての現象の再現性を高める事が短時間に群れでいる魚をより多く釣る秘訣です。
そこを追求するために、私はカウンター付きリールをオススメします!
しかしながら現状のカウンター付きリールには欠点があり。
それが動画でもお話ししている巻き取りパワーが弱いという事です。
青物にはオススメ出来ず、タチウオで精一杯といった所。
これはダイワさん、シマノさんにもっと剛性のあるカウンター付きリールを出して頂ければ良いのですが、現状でもパワーハンドルを装着する事で大夫状況は改善されます。
パワーアップにより観音崎沖の水深70mでフォルテン150gが楽にシャクれるようになったのと、ワンピッチジャーク中のバイトでハンドルを押し込みきれず、掛けきれなかったバイトが無くなりました。
是非、既にカウンター付きリールをお使いの方でパワー不足に悩んでいる方はハンドルを大きなモノに変えてみてください。
ハンドル1つで大夫状況が変わります。
是非、釣りという想像の遊びをより楽しむためにもカウンター付きリールとパワーハンドルの組み合わせを導入してみてください!
以上、カウンター付きリールのススメでした。
撮影時使用タックル
ハンドル:スタジオオーシャンマークAG37BS,AC30BS
リール:バルケッタ301HG,炎月201HG,リョウガ2020
ライン:YGK ウルトラ2ダイニーマ1号+フロロ12号
ロッド:BlueBlue Black Knuckle ファインコントロール630 (プロト)、Black Knuckle ライトセンシティブ631(プロト)
ジグ:BlueBlueフォルテン90g,120g コニファー160g,190g
BlueBlue 吉澤竜郎
- 2016年11月17日
- コメント(1)
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