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▼ 主たる干潟の危険生物
- ジャンル:style-攻略法
昨日に続き、自然観察会(多摩川河口)からの情報です(^。^;;
(1)アカクラゲ 【遭遇率 高】
アカクラゲは、簡単に出会えて危険度が最も高い生物です。干潟に打ち上げられているクラゲの多くは、ミズクラゲですが、クラゲ全体の2~5%程度(目安)の割合で、アカクラゲと遭遇します。
写真のように、濃赤のラインが放射状にあるクラゲです。大きさは、10cm~30cm。ミズクラゲとほぼ同じサイズです。
ミズクラゲと異なり、本体(皿)から長く糸のように細い足(触手)が伸びています。打ち上がっていると、この足が非常に識別しにくく、どの方向に延びているのかが分かりにくいです。
足に毒針(刺胞)を有しており、足に接触すると、細かい毒針が瞬時に立ち上がり刺さるという仕組みです。この仕組みは、死体でも機能します。クラゲが生きているか死んでいるかは、関係ありません。
刺されると、火傷に似た痛みが走り、ミミズ腫れや水脹れなどの症状が起こり、重症化すると、ショック症状から呼吸困難になることもあります。
【アカクラゲに刺された場合の応急措置について】
★絶対にやってはいけないこと★
①刺された部分を擦る ②真水をかける
万一、刺された場合の応急処置は、「消毒」と「クラゲ毒の除去」が基本です。擦らずにタオルなどで摘むようにして取り除きます。
アカクラゲに限らず、毒クラゲの応急措置として有効なのが、「食酢をかけること」(ライフセーバー資格者には、常識らしいです)です。食酢やアルコール、アンモニア水などは毒素を中和するため、症状を和らげるのに有効です。
洗い流すときに、真水は厳禁です。真水は、浸透圧の差で、刺胞の毒液が体内に流れ込みやすくなります。
(2)ミズクラゲ 【遭遇率 高】
ミズグラゲは、「無毒」ではないことを留意ください。ミズクラゲの足(触手)にも毒があります。
成人が手で直接触っても通常は、害がない程度の微量のものです。しかし、肌が柔らかい子供の手では、毒の効果が出てしまう可能性があります。
成人でも、腕の上、首筋など、柔い部分に、ミズクラゲをのせると火傷のような症状が出る場合があります。
触る場合は、皿の上の部分(足がある側は、NG)を触らせることで徹底ください。表部分は、子供が素手で触っても安全です。
(3)マガキ(貝殻) 【遭遇率 高】
多摩川河口のマガキは、食用のカキと同一のものです。カキの貝毒は有名ですが、食することは想定しないので、貝毒については、割愛します。
マガキのリスクは、貝殻の縁が、刃物のような形状になっており、怪我の原因となることが多いことです。
何かに夢中になり、素足・素手で貝殻に接触することで、裂傷になるリスクがあります。
干潟ではどこにでも存在する貝であり、怪我としての発生リスクは、最も高いと思われます。
(4)アカエイ 【遭遇率 低】 (左 右はトビエイ・・・ツバクロとの指摘が(^。^;;)
エイの特徴でもある長い尾の途中に、毒針があり、これが危険生物といわれる理由です。逆に、この毒針だけを意識すれば、他の部位は、問題ありません。
完全に海の生物のため、汽水域となる場所ではあまり見ることがないため、殿町干潟では、極めて稀です。終点域の干潟でも、実体を見ることは稀です。しかし、アカエイが餌を探しにきた「痕跡」は、終点域では、各所で確認できます。
エイの種類としては、アカエイ以外に、トビエイも多摩川河口では、見かけることがあります。毒針に関する部分は、アカエイと同様です。
(5)その他
大型のカニのハサミには注意ください。遭遇率として高いのは、アシハラガニ、クロベンケイガニとなります。
この2種は、干潟の掃除屋として、魚の死体をハサミで引きちぎって食べる力を持っています。それだけの大きさと力を持ったハサミですので、成人では、これに挟まれるとかなり痛いです。重症になるほどのことはありませんが、注意ください。
最寄りの救急指定病院
多摩川河口から最も近い救急指定病院は、下記の医療施設となります。
以上、自然観察会の資料から抜粋。
P.S
自然観察指導員とは
http://www.nacsj.or.jp/sanka/shidoin/about.html
再P.S
上記の病院名は変わってました(^。^;;
AOI国際社会病院 044-277-5511
(1)アカクラゲ 【遭遇率 高】
アカクラゲは、簡単に出会えて危険度が最も高い生物です。干潟に打ち上げられているクラゲの多くは、ミズクラゲですが、クラゲ全体の2~5%程度(目安)の割合で、アカクラゲと遭遇します。
写真のように、濃赤のラインが放射状にあるクラゲです。大きさは、10cm~30cm。ミズクラゲとほぼ同じサイズです。
ミズクラゲと異なり、本体(皿)から長く糸のように細い足(触手)が伸びています。打ち上がっていると、この足が非常に識別しにくく、どの方向に延びているのかが分かりにくいです。
足に毒針(刺胞)を有しており、足に接触すると、細かい毒針が瞬時に立ち上がり刺さるという仕組みです。この仕組みは、死体でも機能します。クラゲが生きているか死んでいるかは、関係ありません。
刺されると、火傷に似た痛みが走り、ミミズ腫れや水脹れなどの症状が起こり、重症化すると、ショック症状から呼吸困難になることもあります。
【アカクラゲに刺された場合の応急措置について】
★絶対にやってはいけないこと★
①刺された部分を擦る ②真水をかける
万一、刺された場合の応急処置は、「消毒」と「クラゲ毒の除去」が基本です。擦らずにタオルなどで摘むようにして取り除きます。
アカクラゲに限らず、毒クラゲの応急措置として有効なのが、「食酢をかけること」(ライフセーバー資格者には、常識らしいです)です。食酢やアルコール、アンモニア水などは毒素を中和するため、症状を和らげるのに有効です。
洗い流すときに、真水は厳禁です。真水は、浸透圧の差で、刺胞の毒液が体内に流れ込みやすくなります。
(2)ミズクラゲ 【遭遇率 高】
ミズグラゲは、「無毒」ではないことを留意ください。ミズクラゲの足(触手)にも毒があります。
成人が手で直接触っても通常は、害がない程度の微量のものです。しかし、肌が柔らかい子供の手では、毒の効果が出てしまう可能性があります。
成人でも、腕の上、首筋など、柔い部分に、ミズクラゲをのせると火傷のような症状が出る場合があります。
触る場合は、皿の上の部分(足がある側は、NG)を触らせることで徹底ください。表部分は、子供が素手で触っても安全です。
(3)マガキ(貝殻) 【遭遇率 高】
多摩川河口のマガキは、食用のカキと同一のものです。カキの貝毒は有名ですが、食することは想定しないので、貝毒については、割愛します。
マガキのリスクは、貝殻の縁が、刃物のような形状になっており、怪我の原因となることが多いことです。
何かに夢中になり、素足・素手で貝殻に接触することで、裂傷になるリスクがあります。
干潟ではどこにでも存在する貝であり、怪我としての発生リスクは、最も高いと思われます。
(4)アカエイ 【遭遇率 低】 (左 右はトビエイ・・・ツバクロとの指摘が(^。^;;)
エイの特徴でもある長い尾の途中に、毒針があり、これが危険生物といわれる理由です。逆に、この毒針だけを意識すれば、他の部位は、問題ありません。
完全に海の生物のため、汽水域となる場所ではあまり見ることがないため、殿町干潟では、極めて稀です。終点域の干潟でも、実体を見ることは稀です。しかし、アカエイが餌を探しにきた「痕跡」は、終点域では、各所で確認できます。
エイの種類としては、アカエイ以外に、トビエイも多摩川河口では、見かけることがあります。毒針に関する部分は、アカエイと同様です。
(5)その他
大型のカニのハサミには注意ください。遭遇率として高いのは、アシハラガニ、クロベンケイガニとなります。
この2種は、干潟の掃除屋として、魚の死体をハサミで引きちぎって食べる力を持っています。それだけの大きさと力を持ったハサミですので、成人では、これに挟まれるとかなり痛いです。重症になるほどのことはありませんが、注意ください。
最寄りの救急指定病院
多摩川河口から最も近い救急指定病院は、下記の医療施設となります。
以上、自然観察会の資料から抜粋。
P.S
自然観察指導員とは
http://www.nacsj.or.jp/sanka/shidoin/about.html
再P.S
上記の病院名は変わってました(^。^;;
AOI国際社会病院 044-277-5511
- 2016年4月22日
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