釣り人の愚行 その一

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なぜ港湾等の立ち入り禁止区域への侵入があとを絶たないのか。

当然、己の釣果に対しての強烈は欲求を満たすためだろう。

これは麻薬中毒に近いかもしれない。

中毒でなければ釣れなかった日も「こんな日もあるさ」で、あっさりと済む。

本当に迷惑な人種である。

他人に迷惑を掛けてまで自分の欲求を満たそうとするのだから。

こうなると、もはや釣りが趣味ではなくなっている。


「海は誰のものでもない」「釣りは自己責任」などと語る方々がいるが、港湾は漁師さんや市場関係者、様々な企業の「仕事場」だ。

それを忘れてはいけない。釣りをさせてもらっているのだ。

確かに釣り自体は「自己責任」で楽しむものだろう。

だが自己責任を勘違している釣り人が多い。

「自己責任」は読んで字のごとく「自分の行動には自分に責任が存在する」ということだ。

これは釣りに限らず、生きている以上あらゆる場面で発生する。

立ち入り禁止区域へ侵入するような釣り人の自己責任はおそらく「海に落ちて死んでも自己責任で文句を言わないから釣りさせろ」、「何か事故が起こっても自己責任で文句を言わないから釣りさせろ」といった感じだろう。

要するに立ち入り禁止区域に侵入した対価は何が起こっても文句を言わないということだ。

あまりにも考えが稚拙で嫌になる。

こういった場合の自己責任は当然「立ち入り禁止区域に入って釣りをしない」だ。

こんなことは誰でも分かる。


一旦事故が起これば自己責任では済まない。

必ず様々な方に迷惑がかかる。

そもそもどう責任をとるというのか?

仮に事故が起こった現場が釣り禁止になったら、今までそこで釣りを楽しんでいた他の釣り人にどう責任を果たすのか?

関係者に対してどう責任をとるのか?

もし、死んでしまったらどれだけ家族、親類等に迷惑がかかるか。

他にも様々な影響が出るのは間違いない。


どう考えても自己責任という言葉は軽々と使ってはならない。

というか本当の意味で自己責任を果たせる人など存在しないと思う。

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