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▼ アブの歴史を紐解いて行きます④最終話レコードからアンバサダーへアブよ永遠に。
- ジャンル:日記/一般
アンバサダー5000cというリールをご存知でしょうか?
世界中のルアーマンがその名前を知っていて。
ベイトリールの基本となるリールが68年前(1952年)に発売されました。
今も愛用してるアングラーが世界中にいる。
とんでも無いリールです。
レコードアンバサダー5000から。
アンバサダー5000になり。
アンバサダー5000Cへと進化して行ったと。
アンバサダー好きな人でもそう思われてますが。
アンバサダー5000Cの歴史はそんな単純な物では無いのです。
世界中にアブマニアが居る理由、
コレクターが夢中になる理由に迫ってみます。
アブ社にとって。
最高傑作なリールが1952年に発売されました。
お魚模様がトレードマークの。
レコードアンバサダー5000。
今ではその存在を知らない若者も多いと思うけど。
私みたいな中年には圧倒的に憧れのリールです。
今じゃ幻のリールとも言われてますね。
人目を引く赤いボディーに大型化された迫力のある形。
その赤は対岸に居るアングラーからも目視出来て。
自分の存在を他者にわからせる為に赤にしたと言われてます。
そして。
見た事も無い機能。
このレコードアンバサダーの登場で。
一気にリールの世界が変わった。
レコードアンバサダーには。
クラッチと遠心ブレーキ搭載されたのだ。
ダイレクトリールから現代のリールへ。
ベアリングはその後だが。
今じゃ当たり前のユニットで登場。
当時としてセンセーショナル。
最初に売られてたのはヨーロッパ。
2年後の。
1954年にアメリカでは国際見本市で紹介され。
ルアーマンから爆発的な人気をえた。
黒いレコードアンバサダーもわずかに存在してました。
このリールの登場でさぞ他のメーカーが慌てたか。
想像出来ますね。
レコードアンバサダー5000の歴史は短く。
発売から4年後。
1956年に新しく。
アンバサダーNO5000と名前を変えました。
レコードのトレードマークのお魚からの代わりにアブの刻印。
中身はレコードアンバサダーとほぼ同じです。
社名を全面に出したと思います。
このアンバサダー5000も売れまくりアメリカやヨーロッパでも人気を得て。
世界で最も卓越したベイトキャスティングリールと言われたようです。
余談ですが1955年にはあまり知られて無い機種。
アンバサダー5000Aと言う機種も存在してたとサイモンさんの本には書かれていたが。
それが年代的に考えて。
レコードアンバサダー5000Aなのかアンバサダー5000Aなにかは不明です。
Aとはラージサイズの糸巻き量の多いスプールだったと言われてます。
1962年。
アンバサダーにとうとうベアリングが搭載されました。
アンバサダー5000c?
と思う人も多いですが。
違います。
アンバサダー5000DL。
黒いボディーに24金メッキ。
当時アンバサダー5000は45ドルくらいの値段で売ってたそうですが。
DLは100ドルで販売。
当時のレートで日本円に直すと40万円くらいだったそうです。
噂ではベアリングは凄く良い物で。
アブ社はお得意様に贈答用としても使ってたと言われてます。
そして。
1964年には。
先に上げたAモデルと同じラージサイズのスプールとクリッカーが搭載された。
アンバサダー5000Bが登場。
スプール形状が違うでしょ?
左がラージサイズのBモデルです。
コレも非常に珍しい個体で。
AとかBとか書かれてないモデルになります。
AとBが記載されたモデルは。
1977年からだと言われていますね。
1966年。
とうとう今でも人気のある。
アンバサダー5000cの登場。
Cとはベアリングの事。
発売当時何故か紹介された本の中で。
意外にも。
ごく小さな紹介しかされて無かったと言われてます。
最初のアンバサダー5000Cは通称4ネジと言われるモデルで。
非常に珍しく。
1966年〜1967年のごく短い期間しか売られてなかったモデルです。
どのくらい製作されたかも謎なリールです。
その後3ネジがにシフトされて行きます。
先の赤いアンバサダー5000と比べて70gくらい重量が増します。
4ネジは316g
3ネジは321g。
剛性面での改造もあったみたいですね。
4ネジと3ネジは重量がほぼ同じ。
3ネジのが剛性があると言われるので。
ちょっとだけ重いです。
宣伝もあまりしないで売られた4ネジは。
プロトタイプに近いモデルって考え方も出来ますね。
1972年には。
アンバサダー5000Cにも革命が。
アンバサダー5001Cが登場。
日本人が左ハンドルを熱望してアブ社に作らせたモデルって言われてます。
凄い人気があったのか?
72年モデルで3回の細かいモデルチェンジがありました。
多分増産で部品足りなくなり組み立て途中で間に合わなくなり。
新しく部品を作り直したんでしょうね。
アンバサダー5001Cには欠点が1つあります。
ドラグを閉める方向に回すと。
逆に緩んで行くんです。
ドラグシステムは右の物流用して使ってたみたいですね。
私にも面白い逸話があって。
このアンバサダー5001Cを知り合いの釣具屋に売ったお客様がいたのですが。
定員もお客様もこの構造が分からず壊れてたと思い。
私に連絡が。
五百円で買ってと言われました。
最初は壊れてると思い混んでた私も。
部品取りで良いやと思い。
行ってみると。
凄い調子が良かったリールでした。
でも。
説明しないで。
五百円で買ってきました。
アンバサダー5000Cは。
1970年中盤に。
カップの型が変わりました。
下の古い波型から。
上の山型への変化。
1973年には(1972年って噂もある)
アンバサダー5000Cのハイスピードバージョンの。
アンバサダー5500Cが発売。
その他にも。
1970年代には。
アンバサダー5000Dや。
アンバサダー5000C DLや。
4600c。
1500や1500c
2500cなど。
次々にアンバサダーシリーズを連発。
アブ社の黄金期の絶頂を迎えて行きます。
レコードシリーズはアンバサダーシリーズにその名前を変えて。
現在も生き抜いています。
アブ社はリールの進化を考えて。
色んなバージョン。
使いやすさも考慮してリール作りに革命をもたらしました。
私が紹介した事は分かりやすく。
細かい所や設定は書いて居ません。
そんな事いちいち書いて居たら。
一冊の本が出来てしまいます。
大まかでも。
コレが私なりのアブ社の歴史の紐解きだと思ってます。
いつの日か。
若者が興味を持って。
この歴史を後世に伝えて行ってもらいたいと思っています。
アブ大好きアニータ❤️
- 2020年4月11日
- コメント(6)
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