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▼ できる事を精一杯

  • ジャンル:日記/一般
初めて年下の『仲間』を送った。





安らかな顔だった。





３月１１日１３時３０分頃、彼は出張先で倒れた。
その約１時間１６分後、私も含め日本全国で多くのひとが黙祷を捧げていた。
まさにその時、彼は生死をさまよっていたのだった。



くも膜下出血に倒れた彼は、翌１２日の早朝に旅立った。



ひとり息子のセレモニーの主宰者は白髪の父親であった。
傍らに寄り添うように静かに佇むのは、同じように白髪の母親だった。

お二人とも憔悴しきった表情ではあるが、親戚であろう人達と交わす笑顔が、彼と同じ優しい笑顔であった。











&ldquo;大丈夫ですよ、大丈夫！&rdquo;







屈託のない笑顔で、彼はいつも私を励ましてくれた。






僅か１年３ヶ月だったけど、毎日いっしょに闘ってたよな俺達。








どれだけ助けられたろうか。

どれだけ支えられたことだろうか。










飲みに行くゾ！と言い続け、結局果たせなかった約束の店に。




&ldquo;姿の見えない彼&rdquo;とふたりで、キュっと一杯・・・。




約束、果たせたかな？













凹んでなんかない。


また明日から闘うさ！

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